吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)

投資信託を使った低コストインデックス投資/パッシブ投資(バイ&ホールドの国際分散投資)で資産形成を行っている一般サラリーマンの吊られた男が、主に投資やお金のことについて語るブログ。時々、投資やお金以外の話もします。



S&P500

「時価総額(時価総額加重平均)インデックス」が欲しい

weight

株価の動向を知る指標として、株式指数(インデックス)があります。
代表的なものは以下のようなものです。
    • 日本株: 日経平均/TOPIX
    • アメリカ株: ダウ30種工業平均/S&P500

これらのインデックスにはいくつかタイプがありますが、主に以下のタイプなので、時価総額型インデックスが手薄になっています。
    • 浮動株調整時価総額加重型: TOPIX, S&P500, その他MSCIの各種インデックス、等
    • ダウ式平均株価: 日経平均(日経225)、ダウ30種工業平均
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等金額ウェイトインデックスを見てみる (MSCI World Equal Weighted Index)

Equal Weighted Index?

先日は、等金額ウェイトのポートフォリオの話をしました。
分散の観点から見ると時価総額ウェイトはバランスが悪い

しかし、実際に運用するとしたらどうしたらいいのでしょうか?

当金額とはいっても構成銘柄の価格は刻々と変わります。1日の取引終了でも上がった銘柄もあれば下がった銘柄もあって、各銘柄のウェイトは等金額ではなくなります。毎日等金額に揃えようとしたら運用が大変になりそうですし、取引コストもバカになりません。
また、IPOや市場替えで構成銘柄が増えることもあれば、上場廃止やM&Aで銘柄がなくなることもあります。こういう銘柄増減があった時にはどうするのでしょう。


そこで、今回は等金額ウェイトのインデックスの話をしてみます。
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S&P500 バリューETFとグロースETFのパフォーマンス比較

S&P500のお話です。

2012年にバリューインデックスとグロースインデックスの比較がされた記事を紹介しました。本日は実際のETFを使ってバリューとグロースのパフォーマンスを見てみます。比較対象とするETFは以下の2つ、つまりS&P500のバリューとインデックスの比較です。
この2つのファンドを選んだ理由は、設定が2000年と比較的長期のデータを取れること及び運用が安定していることです。
比較データはすべてiSharesのものを使います。

設定来で比較したグラフ

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青がIVW紫がIVEです

設定来で見ると一目瞭然で、バリューであるIVEのパフォーマンスが良くなっています。
しかし、これだけでおしまいではもったいないので、もう少し違う見方もしてみましょう。

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バリュー vs グロース

Growth Vs. Value Investing (Seeking Alpha)
S&P500のバリューインデックスとグロースインデックスの比較記事です。
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過去20年の結果では、各年度のリターンの単純平均ではグロースが0.32%勝っているとのことです。
 ・バリュー:8.98%
 ・グロース:9.30%

各年の成績を掛け合わせていった場合、1992年-2011年では以下のようになり、やはりグロースが勝っています。
 ・バリュー:+122.65%
 ・グロース:+133.16%

ただし、リスクは「バリュー:17.87%」「グロース:21.33%」となっており、シャープレシオで見ると以下のようにバリューが勝っています。
 ・バリュー:0.23
 ・グロース:0.20

色がついている方が各年度で勝った方ですが分布が面白い。この20年に限れば明らかにトレンドがあります。
近年は「バリュー投資は有利だ」と結構言われていますが、2000年-2006年のバリュー7連勝のパフォーマンスがあったからこそという気もしてなりません(直近5年のグロース5連勝を除いた15年間で見るとバリューの方が成績が良くなります)。

このような傾向が続くならば前年の勝ち馬に乗る順張り(Momentum)の成績が良いという話ですが、今後もこのような傾向が続くのか。


・参考:グロース株投資 VS バリュー株投資の勝負はモメンタム投資の勝ち (HYIP de orz)



『「恐怖の指数」VIX は市場の変動を予測しているのか』

ニッセイ年金ストラテジーの記事の『「恐怖の指数」VIXは市場の変動を予測しているのか』という興味深いタイトルの記事を見つけました。
昨年来、S&P500 指数の今後30 日間の変動率を予測する指標VIX が投資家の注目いる。しかし、実際のVIX はむしろ過去半年前後の&P500 騰落率と変動率に影おり、過去の市場の混乱を反映していることに注意して利用すべきであろう。
このまとめの通りに、VIXは将来を見通すライトというよりは、バックミラーとしての役割の方が大きいと結論付けています。
(Raw Dataは確認していませんが)VIXは、将来のS&P500の相関より過去のS&P変動の方が相関が高いというのは、妥当な結果かと思います。

VIXも、「恐怖指数」というように、まさに"過去の経験からくる"恐怖を表す指数で、将来の相場変動そのものを予測するには不十分なのでしょう。



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