長ったらしいタイトルですが、英語で書くと"JPMorgan Government Bond Index Emerging Markets Diversified"。



これはSTAM 新興国債券インデックス・オープンなどが連動を目指す指数です。



この指数の中身がどうなっているかをちょっと調べてみたのですが、良く分かりません。

インデックス採用国は14ヶ国?15ヶ国?

住信アセットマネジメントのSTAM新興国債券インデックス・オープン説明ページでは14ヶ国とあります。
一方、JYSKE BANKのEM Dialyでは14ヶ国とあります。

どっちが正しいんでしょう?



ただ、採用国数が14であれ15であれ、この指数の構成が凄い。

国名比率(住信)比率(JB)
ポーランド10%10%
マレーシア10%10%
タイ10%10%
トルコ10%10%
メキシコ10%10%
ブラジル10%10%
南アフリカ10%10%
ハンガリー10%10%
チリ2.6%7.44%
ペルー2.5%6.77%
コロンビア5.1%2.49%
ロシア0.7%2.24%
エジプト0.4%1.05%
インドネシア8.8%-

*比率(住信) : 住信AMのSTAM新興国債券インデックス・オープンの説明ページ参照
*比率(JB) : JYSKE BANKのEM Dialy参照


住信の情報とJYSKE BANKのページ間で比率が低い国の比率に違いがありますが、それはいいとします。
上位8カ国が全部10%ってどうなんですか?指数を算出しているとありますが、配分についてあまりにもテキトーすぎる気がするのは私だけでしょうか?


■インデックス作成編成会議■
A:「GBI-EM Diversifiedだが、どういう構成にしよう?」
B:「新興国は難しいよな。国債もあまりないし」
C:「とりあえず主な国を挙げてみよう」
A:「ハンガリー、ブラジル・・・」
・・・
C:「主要なのは8カ国か」
B:「比率をどうする?」
A:「この8ヶ国で均等配分しときゃいいんじゃね!?
B:「12.5%ずつか?さすがにそれは怒られるだろ」
C:「8ヶ国均等分配はまずいと思う。それで金は取れん。」
A:「なら、10%ずつで、残り20%をそれ風にしたらどう?
B,C:「それだ!!!!」
A:「残りにはペルー、ロシア・・・とこれくらいでいいか」
B:「その比率は良きにはからえだな」

こんな会議で決まったのではないかと思えてしまうくらいです。