野村アセットマネジメントが提供する低コストインデックスファンドシリーズとしてFunds-iシリーズがありますが、提供開始当初かからなかなか純資産総額が増えていませんでした。
野村證券の営業力ならば、ある程度の資金を集めることはそう難しくはないと思うのですが、Funds-iにはほとんど資金が集まっていませんでした。ほとんど営業されていなかったと推測されます。
そんなFunds-iの成長のきっかけとなるかもしれない…と考えていたのがNISA。
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投資信託を使った低コストインデックス投資/パッシブ投資(バイ&ホールドの国際分散投資)で資産形成を行っている一般サラリーマンの吊られた男が、主に投資やお金のことについて語るブログ。時々、投資やお金以外の話もします。
吉井 同じ場合は、もう一歩踏み込んで見る必要があります。例えば、マザーファンドの純資産総額です。個人投資家が買うベビーファンドを束ねたマザーファンドの資金が実際の運用に回るわけですが、一般的にその残高が大きいほど、組み入れ銘柄を売買する際の運用コストが安い傾向にあります。この売買コストは信託報酬には表れません。
中桐 なるほど、その投信自体の残高ではなく、投資先のマザーファンドの残高で見るのか。残高規模が大きいほど、コストメリットが働いて売買コストを抑えられるので、運用成績も良くなるということだね。
中桐 確かに、直近1年のトータルリターンを見る限り、Funds─iがeMAXISやSMTの実績をわずかに上回っている。インデックス投信は信託報酬とマザーファンドの残高で選べということだね。