吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)

投資信託を使った低コストインデックス投資/パッシブ投資(バイ&ホールドの国際分散投資)で資産形成を行っている一般サラリーマンの吊られた男が、主に投資やお金のことについて語るブログ。時々、投資やお金以外の話もします。



Funds-i

期待はずれの「野村證券NISA」×「Funds-iシリーズ」

gakkari
今のところ期待外れになっています。

野村アセットマネジメントが提供する低コストインデックスファンドシリーズとしてFunds-iシリーズがありますが、提供開始当初かからなかなか純資産総額が増えていませんでした。
野村證券の営業力ならば、ある程度の資金を集めることはそう難しくはないと思うのですが、Funds-iにはほとんど資金が集まっていませんでした。ほとんど営業されていなかったと推測されます。


そんなFunds-iの成長のきっかけとなるかもしれない…と考えていたのがNISA

続きを読む







インデックスファンドのコストは「実質コスト」で見る

日経新聞もNISA関連でさまざまな記事を書いていますが、これもその1本。

インデックス投信選びの勘所、信託報酬だけでは不十分
皆さん、その投信ヤバいですよ


インデックス投資では注目要素の1つとしてコストがあるが信託報酬だけを見ていてもダメだという話で、そこには賛同します。しかし、その後がよろしくない。
吉井 同じ場合は、もう一歩踏み込んで見る必要があります。例えば、マザーファンドの純資産総額です。個人投資家が買うベビーファンドを束ねたマザーファンドの資金が実際の運用に回るわけですが、一般的にその残高が大きいほど、組み入れ銘柄を売買する際の運用コストが安い傾向にあります。この売買コストは信託報酬には表れません。
中桐 なるほど、その投信自体の残高ではなく、投資先のマザーファンドの残高で見るのか。残高規模が大きいほど、コストメリットが働いて売買コストを抑えられるので、運用成績も良くなるということだね。
中桐 確かに、直近1年のトータルリターンを見る限り、Funds─iがeMAXISやSMTの実績をわずかに上回っている。インデックス投信は信託報酬とマザーファンドの残高で選べということだね。

信託報酬外のコストに目をつけたのはいいのですが、もう一つがマザーファンドの純資産総額というのは失敗です。

信託報酬+その他コストの実質コストを見たければ、実際にそのコストを直接見た方が良いでしょう。実質コストは各ファンドの運用報告書で開示されています。

以下は各有名インデックスファンドシリーズの新興国株式に投資するインデックスファンドの運用報告書から持ってきた実質コストです。
Indexfund_emerging_stock_cost


信託報酬は年金積立が0.5775%で、他3ファンドは0.63%です。
マザーファンドの規模で言えば、大きい順にeMAXISSMTFunds-i年金積立という順番です。

信託報酬が同じeMAXIS、SMT、Funds-iの3ファンドは、日経新聞の言うマザーファンド規模の法則で言えば、eMAXISが一番実質コストが安いはずです。しかし、現実には3ファンドではもっともマザーファンドの規模が小さいFunds-iが実質コストが一番低くなっています。


確かにマザーファンドの規模が大きくなると規模のメリットで各種コストを安くしやすい傾向があります。
しかし、信託報酬外のコストを決める要因はそれだけではありませんし、過去のものとはいえ実質コストは運用報告書で開示されているのですから、わざわざマザーファンドの規模というコスト決定要因の1つから推測する必要はありません。



【まとめ】
・(インデックス)ファンドのコストは信託報酬だけではなく、トータルの実質コストをチェックしよう
・過去のトータルコストは運用報告書で確認可能
・マザーファンドの規模が大きくなると信託報酬外のコストが安くなる傾向有り



野村のFunds-iに為替ヘッジ型ファンド3本(+1本)追加!

logo_funds_i


Funds-i

野村アセットマネジメントのインデックスファンドシリーズです。


ここに4本の新ファンドが登場するとのことです。そのうち3本は「外国債券」「外国REIT」「7資産バランス」の為替ヘッジありと非常に興味深い。

1. 外国債券・為替ヘッジ型 (信託報酬0.5775%)
2. 外国REIT・為替ヘッジ型 (信託報酬0.5775%)
3. 内外7資産バランス・為替ヘッジ型 (信託報酬0.525%)

特に7資産バランス型で為替ヘッジとは珍しく非常に面白い。バランスファンドとしての信託報酬も低く、宣伝の仕方によっては人気が出てもおかしくない商品ではないでしょうか。

i-mizuhoシリーズが為替ヘッジファンドをたくさん投入してきましたが、野村も負けていません。早速キャッチアップしてきました。

この為替ヘッジありファンドの増加は非常に興味深い方向性です。
為替リスクを取り除くことでファンドのボラティリティは低下するので、余計なコストがかからないのであれば、この手の商品への投資は十分に検討の余地があります。(為替として円への集中投資はどうなんだ、とのバランスはありますが)



そこで野村・・・特に野村證券にお願いしたい。


せっかくいいファンドを揃えているのですから、もう少し・・・
もう少しだけ・・・
本当にもう少しだけ・・・
せめて期待のテーマ型ファンドを売る時の1/10の労力でいいので、Funds-iの営業に力を入れてくれませんかね?

野村證券の営業力があれば、今のFunds-iの純資産総額などすぐに桁が2つくらいは増えるんじゃないでしょうか。




忘れてましたが、もう1本のファンドは海外5資産バランス(信託報酬0.63%)です。



2013年3月末〜6月末の3か月の各インデックスファンドの値動き

先日の2013年2Q 資産運用状況 (投資額/評価額公開中)でも書いたように、この3月末→6月末の期間は乱高下したものの最終的には損益率にほとんど変化がありませんでした。(微増)

そこで、私が主力と位置づけている各インデックスファンドの値動きを見てみます。
201303-06_funds


何だかんだで好調日本株のニッセイ日経225が+10%のパフォーマンスでした。先進国株と新興国株はちょうど打ち消しあうように+5%台と-5%台にわかれました。
その結果として、この2013年2Qは微増ということですね。



野村アセットさん、「インデックスファンドの基礎知識」の続きの更新をお願いします

以前もこのブログで取り上げましたが、野村アセットマネジメントのFunds-iのサイトには、インデックスファンドに関する優良なコンテンツがあります。
 ●インデックスファンドの基礎知識
 ●投資の着眼点
 ●インデックスファンドの用語解説
 ●インデックスファンドによる分散投資

ここで、特にインデックスファンドの基礎知識はインデックス投資に関しての優良コンテンツなのですが、途中で更新が止まっています。

【はじめてみよう!インデックスファンド】というトピックで5つの大項目をもっていますが、1~3はコンテンツが作成されているものの、4と5はコンテンツがありません。
 1.インデックスファンドを理解しよう!
 2.各種インデックスを知ろう!
 3.インデックス運用を理解しよう!
 4.インデックスファンドの活用方法〜投資のスタートとして〜
 5.インデックスファンドの活用方法〜ツールとして使いこなす〜

野村アセットマネジメント様、是非とも更新していただけませんでしょうか。


※参考: 野村アセットマネジメントでインデックス投資を学ぶ

※未更新部分があるとはいえ、現在のコンテンツ量でも十分に勉強になります。初心者が「インデックスファンドとは?」「インデックス運用とは?」を理解するには非常に使えるコンテンツです。



私の著書 - ズボラ投資
「毎月10分のチェックで1000万増やす! 庶民のためのズボラ投資」
連絡先
私への連絡は下記メールアドレスまでお願いします
tsurao@gmail.com

tsuraolife_banner_s

follow us in feedly

にほんブログ村 株ブログ 投資信託へ


Recent Comments
ブログ内記事検索
PR
お勧め銀行・証券会社
■証券会社■
○SBI証券

○セゾン投信


■銀行■
○住信SBIネット銀行


■401k(確定拠出年金)■
○SBI証券
タグ
Archives