吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)

投資信託を使った低コストインデックス投資/パッシブ投資(バイ&ホールドの国際分散投資)で資産形成を行っている一般サラリーマンの吊られた男が、主に投資やお金のことについて語るブログ。時々、投資やお金以外の話もします。



Buy&Hold

世界的株価下落と長期投資

アメリカの格下げを受けてか、欧州財政危機を受けてか。その両方か。
様々な解説はされていますが、今週になって世界的に株価は大きく下げています。その前からの下落とあわせると、10%以上も下げている市場が多くなっています。

Buy&Holdを基本とする長期投資では保有資産の評価額が下がっていきます。私のリスク資産の評価額も大きく下げています。

このような時、Buy&Holdを基本とする長期投資家であれば騒いではいけません。2007年〜2009年の下落では世界的な株式分散投資でも5割以上も資産価値は下落しました。
長期間の保有を前提にすればこのような危機はやってきます。

1929年に始まった大恐慌ではアメリカ株は8割以上下落しましたし、失業率は歴史的高水準といわれる今の9%の3倍近い25%程度にまでなりました。
このような危機に対面する覚悟なくして、Buy&Holdの長期投資はできません。

「そんな悠長な盲目的な投資では儲からない。リスクはしっかり管理して逃げるべきだ」という反論もあるでしょう。
これは別の投資スタイルです。株価下落局面を予測し、長期的もしくは大幅な下落だと予想したらその対策を取るのは立派な投資スタイルです。まったく別の確立された投資スタイルであり、これはこれでいいのです。

しかし、この2つの中間のような意見も聞こえてきます。しかも自発的な選択ではなく、都合よく(都合悪く)そのように言っている意見をです。
普段はBuy&Holdと言っているのに、大きな下落局面になると急に「今後も資産が下がるかもしれない」と不安になって相場の波をどう乗り切るかを考えてしまうような声です。
上昇相場で楽観的で、下落相場で悲観的なスタンスです。

これはまずい投資スタイルです。自分の投資判断の根拠の軸がありません。
このように投資と向き合っていると、以下のようなシナリオが見えてきます。

楽観的な上昇相場で過剰に投資
→やがて来る下落相場で一気に資産を失う
→耐え切れなくなってロスカット
→退場


Buy&Holdを信条とする投資スタイルにおいては、今の下落相場は買いのチャンスです。







インデックス長期分散Buy&Holdで資産を増やすためには

○インデックス + 長期 + 分散 + Buy&Hold


このスタイルの投資方法で資産を築くために大事なのはなんだろう?


アセット・アロケーション?
リバランスのタイミング?
投資理論の学習?
経済に明るくなること?
少しでもコストの安いモノを選ぶこと?
時間分散?
節税効果?


少し考えて見たのですが、私は意外な(?)結論に達しました。

それは、その投資以外の稼ぎを増やすことです。



[インデックス + 長期 + 分散 + Buy&Hold]は合理的な投資方法であり、その合理さ故に大儲けの可能性もありません。コストや税金などを考えると年7%も増えれば御の字でしょう。
しかも、多少アセットアロケーションを変えたところで、それほど大きな運用利回りの差は出ません。さらにBuy&Holdで流れに身を任せると自力でパフォーマンスを上げる事もできません。
FXであれば、高いレバレッジをきかせて資金効率を高めてパフォーマンスを高めることができます(低める結果に終わる可能性も大)。賃貸アパート経営でも、借金というレバレッジをどれだけ効かせるかで大きくパフォーマンスを変えることができます。

投資行為そのものに対して打てる手がほとんどないとなると[インデックス + 長期 + 分散 + Buy&Hold]を実行して築ける資産は何に依存するのだろうか?

原資の投入量に大きく依存することになります。極めてシンプルです。毎月5万円投資する人より毎月10万円投入する人の方が築ける資産が2倍になる。
[インデックス + 長期 + 分散 + Buy&Hold]では多少のアセットアロケーションの差でパフォーマンスに違いは出るが、FXのハイレバデイトレのようにAさんは+500%、Bさんは-50%のような大きな差は出ない。[インデックス + 長期 + 分散 + Buy&Hold]において基本的には投入資金量と最終的な資産の相関は高いだろう。

そして、主に[インデックス + 長期 + 分散 + Buy&Hold]投資をしている投資家は、サラリーマンや自営業など労働の結果として収入を得ている人たちが多数です。その収入から投資に資金を振り向けています。



それでは投資に回す資金をどう増やすかということですが、主に2つの手段があります。

1つは節約。これは、私も時々ブログに書いていますし、他の多くの方もやられていることかと思います。節約することで余剰資金を生み出し、投資に振り向けます。節約は投資に投入する原資を増やす有効な手段です。まずはやってみるべき方法です。
ただし!!節約には大きな欠点があります。それは節約には限界があるということです。どんなに節約を突き詰めても出費を0円以下にはできませんので、そこが限界です。

もう1つの方法は収入を増やすことです。収入が増えれば(支出がそれ以上に増えない限りは)、投資に回せる余剰資金が増えるのは自明です。
もちろん、収入を増やすのは簡単な事ではありません。
しかし、収入を増やす方法には節約と違って限界がありません。年500万円でも1000万円でも投資資金を増やすことは可能です。非常に魅力的です。

手取りで月収30万円/年収360万円の人が、どんなに節約に励んでも投資に回せる資金は360万円が限界です。しかし、仮に年収が800万円になれば、440万円も投資に回せるお金を増やせます。


これに対しては「そんな簡単に収入増やせたら苦労しねぇぞ、ボケ!!」なんて意見もありそうです。
しかし、[インデックス + 長期 + 分散 + Buy&Hold]投資は、株価チャートの前に張り付く必要もありません。毎日の経済ニュースや各企業の決算にあわせて売買する必要もありません。
投資行動にほとんど労力がかかりません。
デイトレーダー、鞘取り狙い、絶対収益追求などで投資をする人はそれだけ投資に対して頭脳や時間を使っています。


それならば・・・・・・
[インデックス + 長期 + 分散 + Buy&Hold]投資家は、投資に使わない分の余力を収入を増やすほうに使ってよいのではないか!?360万円→800万円と一気に増やすのは無理でも、少しでも収入を増やせていいはず。
投資にも労働にも手間をかけずに資産を築きたいというのは、フリーランチを狙っているようなもので、極めて甘い考えに思えてしまいます。




投資でどうやって資産形成するかを考えていたら、「稼ぎを増やす」という投資と切り離された結論になってしまいました。しかも、来年以降は給与の増加率が鈍化しそうな私としては自分の耳が痛くなるような内容。そう簡単に給与は上がらないさ。



私の著書 - ズボラ投資
「毎月10分のチェックで1000万増やす! 庶民のためのズボラ投資」
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