「貯蓄から投資」
「ファナンシャルリテラシーを上げよう」
「投資・金融教育をしよう」
いろいろ叫ばれています。
しかし、なかなか効果はでません。
私が学校教育で一切興味を持てなかった古文が全然分からないように、興味を持ってもらわないとコンテンツを用意しても効果は期待できません。堅苦しくまじめなお勉強でセミナーをやってもなかなか食いついてはくれないでしょう。
そんな時には、媚びを売るわけではありませんが興味を持ってもらえるようにすることが重要です。身近なものでクイズやゲーム感覚で学ぶのは有力な方法だと思います。
ひとつ面白い示唆を与えてくれそうで、私がお気に入りの本が以下の『金融商品にだまされるな!』(吉本 佳生)。
この本では、さまざまな"架空の"金融広告を提示して、そのどこに罠があるのかを解説するという形式になっています。広告Aと広告Bを見せてどちらが有利かと聞くようなクイズのような進め方もあり、楽しんで読める本だと思います。
普段なら自主的に漢字のお勉強などしない人でもテレビのクイズ番組では一緒に考えてしまうように、クイズ形式というのは読者を強力に惹きつけます。身近でお金のことに興味を持った人には真っ先に渡したい1冊です。
(いきなり『敗者のゲーム<第5版>
』『ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理
』『インデックス・ファンドの時代―アメリカにおける資産運用の新潮流
』なんて読めませんよね!?)
吉本氏の本の宣伝はここまでにして、クイズ形式の方が有効というのは保険の営業のシーンでも見られます。国内生保から一気に保険契約を奪っていったカタカナ生保なども保険の説明でクイズのようなトークを使うケースも多々あります。従来の保険商品(定期特約付終身保険)の説明をして、その無駄な部分を考えてもらって逓減型の保険という結論に一緒にたどり着くというトークは定番です(結論は「保険に入ってね」で決まっているのでしょうが)。
いずれにしても、間違いや無駄を探すというクイズ性を持って説明すると強く興味を惹きつける効果があります。ファイナンシャルリテラシー向上の第一歩を、まずは興味を持ってもらうことと考えて、クイズ形式で話をしていくのはどうでしょう?
※吉本氏の著書では先に出された『金融広告を読め どれが当たりで、どれがハズレか (光文社新書)
』の方がAmazonなどでも評価は高いです。『金融広告を読め どれが当たりで、どれがハズレか (光文社新書)
』の方が内容も濃く、少し我慢できるという人はお勧めです。しかし、『金融商品にだまされるな!
』の方が分かりやすく初心者にはこちらを薦めたい。
「ファナンシャルリテラシーを上げよう」
「投資・金融教育をしよう」
いろいろ叫ばれています。
しかし、なかなか効果はでません。
私が学校教育で一切興味を持てなかった古文が全然分からないように、興味を持ってもらわないとコンテンツを用意しても効果は期待できません。堅苦しくまじめなお勉強でセミナーをやってもなかなか食いついてはくれないでしょう。
そんな時には、媚びを売るわけではありませんが興味を持ってもらえるようにすることが重要です。身近なものでクイズやゲーム感覚で学ぶのは有力な方法だと思います。
ひとつ面白い示唆を与えてくれそうで、私がお気に入りの本が以下の『金融商品にだまされるな!』(吉本 佳生)。
この本では、さまざまな"架空の"金融広告を提示して、そのどこに罠があるのかを解説するという形式になっています。広告Aと広告Bを見せてどちらが有利かと聞くようなクイズのような進め方もあり、楽しんで読める本だと思います。
普段なら自主的に漢字のお勉強などしない人でもテレビのクイズ番組では一緒に考えてしまうように、クイズ形式というのは読者を強力に惹きつけます。身近でお金のことに興味を持った人には真っ先に渡したい1冊です。
(いきなり『敗者のゲーム<第5版>
吉本氏の本の宣伝はここまでにして、クイズ形式の方が有効というのは保険の営業のシーンでも見られます。国内生保から一気に保険契約を奪っていったカタカナ生保なども保険の説明でクイズのようなトークを使うケースも多々あります。従来の保険商品(定期特約付終身保険)の説明をして、その無駄な部分を考えてもらって逓減型の保険という結論に一緒にたどり着くというトークは定番です(結論は「保険に入ってね」で決まっているのでしょうが)。
いずれにしても、間違いや無駄を探すというクイズ性を持って説明すると強く興味を惹きつける効果があります。ファイナンシャルリテラシー向上の第一歩を、まずは興味を持ってもらうことと考えて、クイズ形式で話をしていくのはどうでしょう?
※吉本氏の著書では先に出された『金融広告を読め どれが当たりで、どれがハズレか (光文社新書)