吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)

投資信託を使った低コストインデックス投資/パッシブ投資(バイ&ホールドの国際分散投資)で資産形成を行っている一般サラリーマンの吊られた男が、主に投資やお金のことについて語るブログ。時々、投資やお金以外の話もします。



野村證券

けっこうイケてる りそな銀行の個人型確定拠出年金

resona_logo資金の置場として住信SBIネット銀行をメインで使っています。また、給与振込口座として三井住友銀行を使っていました。しかし、マンション購入時の提携ローンの事情もあって住宅ローンをりそな銀行から借りたこともあって、住宅ローンの引き落とし先及び給与振込口座としてりそな銀行を利用しています。



りそな銀行は支店やATMの数も少なくて不便…と思っているのですが、素晴らしいことを見つけました。

りそな銀行の個人型確定拠出年金は結構イケてる

りそな銀行、「年金のりそな」の特徴を発揮しグループ600カ店の利便性を活かす (モーニングスター)
 DCは60歳まで積み立てた資金を引き出せない制度です。長期にわたる資産運用を行うことになりますが、その際に毎年かかる運用コスト(信託報酬)は、運用成果に大きく係ってきます。長期に運用し、資産額が積み上がるほどに影響は大きくなるので、信託報酬は少しでも低い方が良いのです。これは、りそな銀行が50年以上の長きにわたって企業年金の運用を行ってきた経験なども踏まえ、“年金運用の常識"といっても良いと思うくらいに身に染みた考え方です。

 一般口座で投資信託を購入される場合ももちろんですが、特にDCの運用においては信託報酬についてもチェックして商品を選んでいただきたいというメッセージをしっかり伝えたいと思いました。
低コストのインデックスファンドを活用したインデックス投資派としては見逃せない話です。

そこで、りそな銀行個人型確定拠出年金を調べてみると確かにいい感じです。
続きを読む







野村のFunds-iに為替ヘッジ型ファンド3本(+1本)追加!

logo_funds_i


Funds-i

野村アセットマネジメントのインデックスファンドシリーズです。


ここに4本の新ファンドが登場するとのことです。そのうち3本は「外国債券」「外国REIT」「7資産バランス」の為替ヘッジありと非常に興味深い。

1. 外国債券・為替ヘッジ型 (信託報酬0.5775%)
2. 外国REIT・為替ヘッジ型 (信託報酬0.5775%)
3. 内外7資産バランス・為替ヘッジ型 (信託報酬0.525%)

特に7資産バランス型で為替ヘッジとは珍しく非常に面白い。バランスファンドとしての信託報酬も低く、宣伝の仕方によっては人気が出てもおかしくない商品ではないでしょうか。

i-mizuhoシリーズが為替ヘッジファンドをたくさん投入してきましたが、野村も負けていません。早速キャッチアップしてきました。

この為替ヘッジありファンドの増加は非常に興味深い方向性です。
為替リスクを取り除くことでファンドのボラティリティは低下するので、余計なコストがかからないのであれば、この手の商品への投資は十分に検討の余地があります。(為替として円への集中投資はどうなんだ、とのバランスはありますが)



そこで野村・・・特に野村證券にお願いしたい。


せっかくいいファンドを揃えているのですから、もう少し・・・
もう少しだけ・・・
本当にもう少しだけ・・・
せめて期待のテーマ型ファンドを売る時の1/10の労力でいいので、Funds-iの営業に力を入れてくれませんかね?

野村證券の営業力があれば、今のFunds-iの純資産総額などすぐに桁が2つくらいは増えるんじゃないでしょうか。




忘れてましたが、もう1本のファンドは海外5資産バランス(信託報酬0.63%)です。



NISA効果? 野村證券の確定拠出年金がパワーアップ

野村證券の個人型確定拠出年金はサービスはあるものの魅力的な商品が少なく検討対象外と思っていました。(この認識は正しかった)

しかし、以下で知ったのですが、どうやら野村證券の確定拠出年金は進化していたようです。
個人型確定拠出年金にちょっぴり嬉しいニュースが(cubの日記)


●野村証券の確定拠出年金の進化とは?
各種アセットにおいて低コストインデックスファンドの取り扱いを開始していました。
以下がそのファンドです。(カッコ内は税抜きの信託報酬)
 ・日本株:野村DC国内株式インデックスファンド・TOPIX (0.19%)
 ・国内債券:野村DC国内債券インデックスファンドNOMURA-BPI総合 (0.16%)
 ・先進国株:野村DC外国株式インデックスファンドMSCI-KOKUSAI (0.22%)
 ・新興国株:野村新興国株式インデックスファンド(確定拠出年金向け) (0.56%)
 ・先進国債券:野村DC外国債券インデックスファンド (0.21%)
 ・新興国債券:野村新興国債券インデックスファンド(確定拠出年金向け)(0.55%)

日本及び先進国の株式/債券に投資する投資信託が0.2%前後の信託報酬で購入できます。
新興国モノは高くなっていますが、それでも0.5%台と十分に低い水準です。
これは他社の個人型確定拠出年金と比較してもほぼ最低水準です。

今まで個人型確定拠出年金でのお勧め金融機関は以下の4つでした。
 ・SBI証券
 ・スルガ銀行
 ・琉球銀行
 ・岩手銀行

これら4つは以下のように口座維持手数料が安い取り扱いファンドの信託報酬が安いかに分けられます。
401k_compare_01

ここに野村証券をマップすると以下の通りです。
401k_compare_02


取り扱いファンドの信託報酬が安いグループの最有力候補に出てきます。


野村證券が個人型確定拠出年金を競争力あるものにしてきたのは、NISAが無関係とは思えません。
野村證券もテレビCMや口座保有者への資料送付などNISAによる顧客獲得に乗り出しており、個人口座獲得がホットになっています。

NISA導入によって、長期投資に向けた低分配ファンドが出てきたり、特定金融機関でしか買えなかったファンドが大手で買えるようになったり…とこれまでもNISAによって変わってきたことがいくつもありますが、野村證券の個人型確定拠出年金の商品充実はNISAの良い副作用ではないでしょうか。



低コスト投信の信託報酬では儲からない金融機関

低コスト長期分散投資を主とするパッシブ投資家(インデックス投資家)は、安い投資信託の提供を心待ちにしています。相場情報のような情報サービスや紙の運用報告書のコストなども不要であり、その分の信託報酬を下げてくれと思っている人もいます。

しかし、販売会社の立場で考えてみると…儲かりませんね。

信託報酬が"安い"の水準は人それぞれですが、仮にDC専用投信のように0.2%程度を想定します。これを販売会社/運用会社/受託会社で分けるので、販売会社の取り分は投信残高の0.1%程度です。この水準でどれほど儲かるか。

日本最大の証券会社である野村証券の株式投信預かり残高が約10兆円です(2011年3月末)。これが全部低コスト投信だとすると10兆円×0.1%=100億円となり、年100億円の収益です。


以下は野村證券が2009年以降に販売した投資信託で初期設定時に多くの資産を集めて大型設定となったファンド(シリーズ)のいくつかです。

野村日本ブランド株投資(通貨選択型) : 427億円
野村RCM・グリーン・テクノロジー・ファンド :486億円
アムンディ・チャインドネシア株投信 : 491億円
東日本復興支援債券ファンド1105 : 518億円
野村新中国株投資 : 577億円
野村新米国ハイ・イールド債券投信(通貨選択型) : 654億円
野村新興国消費関連株投信 :704億円
野村ピクテ・ジェネリック&ゲノム・ファンド : 709億円
野村日本割安低位株投信1101 : 729億円
DIAM先進国金融株投信0905 : 782億円
野村ブラジル・インフラ関連株投信 : 796億円
野村グローバル金融株1003 : 836億円
野村グローバル半導体株0905 : 876億円
野村グローバル自動車株1005 : 915億円
ノムラ・グローバルトレンド : 964億円
野村北米REIT投信(通貨選択型) : 1027億円
野村 豪ドル債オープン・プレミアム : 1041億円
野村クラウドコンピューティング&スマートグリッド関連株投信 : 1127億円
JPM世界鉄道関連株投信 : 1139億円
野村日本株投信(豪ドル投資型)1208 : 1205億円
野村新エマージング債券投信(通貨選択型) : 1211億円
野村米国ハイ・イールド債券投信(通貨選択型) : 1286億円
野村グローバル・ハイ・イールド債券投信(バスケット通貨選択型) : 1933億円

これらを合計すると2兆円強になります。この2兆円強の販売額に対して販売手数料が入ります。手数料は投信毎に違いますが、仮に3%とすると2兆円×3%=300億円です。
限られた投資信託の初期設定時の販売手数料のみで、10兆円の低コスト投信から得られる信託報酬の収益に匹敵します。それに設定後に販売した分の販売手数料も加わりますし、これらのファンドの信託報酬は軒並み高く、低コスト投信より収益は高くなります。

低コスト投信を提供しても10兆円集めることに何年かかるのかも分からず、集められたとしてもそれほど儲かるわけではない…となるとなかなかその方向に舵を切れなくても仕方ないとも言えます。


では、低コスト長期分散投資派の未来は無いのか?

そんなことはないでしょう。
何度も書いていることですが、低コスト長期分散投資派が低コスト投信が出た時に、いち早く資金を入れるようになれば低コストファンドの純資産総額の伸びがより速くなります。
そうなれば収益力の無い低コストファンドでも損益分岐点に達するスピードは速くなり、「その期間で黒字転換するならやってもいいか」という会社も出てくるでしょう。(野村のような会社が動くかは…)



野村證券の営業力はァァァァァァァアアア 世界一ィィィイイイイ

野村証が募集の単位型日本株投信、設定額は1205億円 日本株投信では2000年4月以来の大型設定 (ロイター)
野村証券が募集し、野村アセットマネジメントがきょう、設定した単位型投信「野村日本株投信(豪ドル投資型)1208」の設定額が1205億円となった。

 2012年の国内投信の当初設定額ランキングでは2位だが、投信関係者によると、日本株に投資する投信としては、2000年4月に国際投信投資顧問が設定した「J・エクイティ62002100JP.LPの1547億円以来の大型設定となった。

野村グループが野村日本株投信(豪ドル投資型)1208という日本株+豪ドルの投信で1200億円超を集めたようです。
2000年4月の国際投信のファンドが1500億円超ですが、この時とは相場環境が違います。同じ2000年に野村は伝.説の1兆円ファンド「ノムラ日本株戦略ファンド」で設定時に7900億円を集めています。

同じ日本株アセットに投資する他ファンドに目を向けてみると、一部の個人投資家から人気のひふみ投信結い2101は何年も運用して集めたお金が20億円程度という水準。
長期の運用実績がありつつ好成績を残し、数々の賞を受賞しているJFザ・ジャパンですら300億円という水準です。

そんな中で設定時に1200億円も集められたのは、野村證券の営業力の力でしょう。
野村證券は「我が野村證券の営業力はァァァァァァァアアア 世界一ィィィイイイイ」と調子に乗っても許される気がしてきます。


「我がナチスの科学力はァァァァァァァアアア 世界一ィィィイイイイ」 (by ルドル・フォン・シュトロハイム)




私の著書 - ズボラ投資
「毎月10分のチェックで1000万増やす! 庶民のためのズボラ投資」
連絡先
私への連絡は下記メールアドレスまでお願いします
tsurao@gmail.com

tsuraolife_banner_s

follow us in feedly

にほんブログ村 株ブログ 投資信託へ


Recent Comments
ブログ内記事検索
PR
お勧め銀行・証券会社
■証券会社■
○SBI証券

○セゾン投信


■銀行■
○住信SBIネット銀行


■401k(確定拠出年金)■
○SBI証券
タグ
Archives