吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)

投資信託を使った低コストインデックス投資/パッシブ投資(バイ&ホールドの国際分散投資)で資産形成を行っている一般サラリーマンの吊られた男が、主に投資やお金のことについて語るブログ。時々、投資やお金以外の話もします。



野村アセットマネジメント

資金取り崩しニーズに応えている毎月払出しファンドの現状と分配金ニーズ

りそな 毎月払出しファンド


りそな銀行が販売している投資信託で「毎月払出し」シリーズがあります。毎月分配型の投資信託ですが、他の一般的な毎月分配型の投資信託と異なる仕組みをもっています。
それは、毎月の分配金の金額が事前に定額で決められていることです。

毎月分配型投信には「運用会社が勝手に払戻額を決めてしまう」という致命的な問題がありました。
分配金が大きく引き下げられたり、客寄せのために分配金を増やしたり・・・と運用会社の都合で払戻金が決まっていました。


従来の毎月分配型の投資信託は上記のような致命的な問題がありました。

毎月分配型にニーズあるという主張の一つとして「リタイア/年金受給世帯が運用資産を取り崩して年金だけでは足りない分を補完するニーズがある」がありますが、そうであれば、従来の毎月分配型投信はそのニーズに応えてはいませんでした。
運用会社が勘案して分配金額を引き上げたり/引き下げたりするので、年金の補完として安定的に必要な額を取り崩すというニーズには応えられていませんでした。


上記は以前に示した純資産総額ナンバー1ファンドのフィデリティ・USハイ・イールドFの基準価額と分配金ですが、分配金の金額は運用と販売戦略の都合からコロコロと変わっています。これでは、仮に「リタイア/年金受給世帯が運用資産を取り崩して年金だけでは足りない分を補完するニーズがある」としても困る話です。

さて、上記のようなニーズがあるとすれば、それに応えるために設計されたのが、りそなの「毎月払出し」シリーズです。

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野村のFunds-iに為替ヘッジ型ファンド3本(+1本)追加!

logo_funds_i


Funds-i

野村アセットマネジメントのインデックスファンドシリーズです。


ここに4本の新ファンドが登場するとのことです。そのうち3本は「外国債券」「外国REIT」「7資産バランス」の為替ヘッジありと非常に興味深い。

1. 外国債券・為替ヘッジ型 (信託報酬0.5775%)
2. 外国REIT・為替ヘッジ型 (信託報酬0.5775%)
3. 内外7資産バランス・為替ヘッジ型 (信託報酬0.525%)

特に7資産バランス型で為替ヘッジとは珍しく非常に面白い。バランスファンドとしての信託報酬も低く、宣伝の仕方によっては人気が出てもおかしくない商品ではないでしょうか。

i-mizuhoシリーズが為替ヘッジファンドをたくさん投入してきましたが、野村も負けていません。早速キャッチアップしてきました。

この為替ヘッジありファンドの増加は非常に興味深い方向性です。
為替リスクを取り除くことでファンドのボラティリティは低下するので、余計なコストがかからないのであれば、この手の商品への投資は十分に検討の余地があります。(為替として円への集中投資はどうなんだ、とのバランスはありますが)



そこで野村・・・特に野村證券にお願いしたい。


せっかくいいファンドを揃えているのですから、もう少し・・・
もう少しだけ・・・
本当にもう少しだけ・・・
せめて期待のテーマ型ファンドを売る時の1/10の労力でいいので、Funds-iの営業に力を入れてくれませんかね?

野村證券の営業力があれば、今のFunds-iの純資産総額などすぐに桁が2つくらいは増えるんじゃないでしょうか。




忘れてましたが、もう1本のファンドは海外5資産バランス(信託報酬0.63%)です。



野村アセットさん、「インデックスファンドの基礎知識」の続きの更新をお願いします

以前もこのブログで取り上げましたが、野村アセットマネジメントのFunds-iのサイトには、インデックスファンドに関する優良なコンテンツがあります。
 ●インデックスファンドの基礎知識
 ●投資の着眼点
 ●インデックスファンドの用語解説
 ●インデックスファンドによる分散投資

ここで、特にインデックスファンドの基礎知識はインデックス投資に関しての優良コンテンツなのですが、途中で更新が止まっています。

【はじめてみよう!インデックスファンド】というトピックで5つの大項目をもっていますが、1~3はコンテンツが作成されているものの、4と5はコンテンツがありません。
 1.インデックスファンドを理解しよう!
 2.各種インデックスを知ろう!
 3.インデックス運用を理解しよう!
 4.インデックスファンドの活用方法〜投資のスタートとして〜
 5.インデックスファンドの活用方法〜ツールとして使いこなす〜

野村アセットマネジメント様、是非とも更新していただけませんでしょうか。


※参考: 野村アセットマネジメントでインデックス投資を学ぶ

※未更新部分があるとはいえ、現在のコンテンツ量でも十分に勉強になります。初心者が「インデックスファンドとは?」「インデックス運用とは?」を理解するには非常に使えるコンテンツです。



野村のインデックスファンド(Funds-i)は凄い商品

低コストインデックスファンドシリーズとしては年金積立、SMT(旧STAM)、eMAXIS,インデックスeなどがありますが、野村のFunds-iシリーズは凄い。
 ※Funds-iの専用サイト

以前載せた信託報酬/信託財産留保額比較表を再掲しますが、カタログ上のスペックでは特別に光るものはありません。
IndexFunds

基本4資産(TOPIX,日経平均、国内債券、先進国株、先進国債券)はSMT(インデックスe,ニッセイ)にやられ、新興国株式は年金積立に負けており、信託報酬が最も安い!と誇れる水準ではありません。

しかし、低コスト運用が難しくなりがちな基本4資産以外の低コストオペレーションがFunds-iの凄さです。

インデックス投資日記@川崎でまとめられていますが、新興国株式/債券、REITの実質運用コストが非常に低い。
indexfundd_cost_kenz
※上記「インデックス投資日記@川崎」より引用

基本4資産はどの運用会社もインフラが整っているせいか信託報酬以外のコストが非常に低く、信託報酬の差がほぼそのままコストの違いになっています。

ところが私が新興国株式に投資しているeMAXISを見ても、新興国になると売買/保管料コストなどが無視できないくらいに大きくなっています。これは年金積立もSMTも同じ傾向です。

SMT、eMAXISなどは資産額が増えるにつれて信託報酬以外のコストが減り、規模のメリットが効いてきています。しかし、依然として信託報酬外コストは大きい。
規模のメリットを考える時、各ファンドはファミリーファンド形式なのでマザーファンドの資産規模が重要になります。決算時期も違うので同一時期の比較はできませんが、以下に最新の運用報告書から見た年金積立、SMT、eMAXIS,Funds-iの新興国株式マザーファンドの資産規模は以下の通り。
 ・年金積立新興国: 71億円 (2011年5月16日)
 ・SMT新興国株式: 106億円 (2011年11月10日)
 ・eMAXIS新興国株式: 89億円 (2011年5月12日)
 ・Funds-i新興国株式: 66億円 (2012年5月10日)

ベビーファンドが順調に資産を増やしていることを考えると今日現在はもっと増えているはずで、年金積立/eMAXISは1年半も昔のデータなので今とはだいぶ乖離があるかもしれません。
いずれにしてもFunds-iのマザーファンドは他と比較して相対的に小さくなっています。Funds-iが素晴らしいのはファンドの規模が小さいのに余りコストがかかっていない点です。

rennyの備忘録では実際のパフォーマンスを定点観測されていますが、ここでもFunds-i新興国株式のパフォーマンスは優秀です。(月毎の集計なので多少順位は変動しますが、資産額が増えてきた最近はかなり優秀な印象)
emerging_stock_renny
※上記「rennyの備忘録」より引用


上の結果から導かれる仮説ですが、このあたりは野村だからこそ成せるのかとも思われます。
野村というガリバーの資産運用会社であり、投資信託の純資産残高でも最大を誇る野村AMだからこそ、カストディアンの保管費用が他社より低コストで運用できる等の理由があるのかもしれません。
新興国債券や外国REITを見ても同様の傾向が見て取れます。

その営業/販売姿勢については批判的な意見を書いている野村ですが、資産運用会社としての実力は高いように見え素晴らしい。


資産の伸びは鈍いですが、新興国ものではFunds-iは有力な投資先候補でしょう。



野村アセットマネジメントでインデックス投資を学ぶ

通貨選択型など革新的な投資信託を次々と世の中に送り出している野村アセットマネジメント

商品開発力とグループである野村證券の販売力の組み合わせは、さすがこの業界のガリバーという実力で、ただただ舌を巻くばかりです。野村アセットマネジメントは、Funds-iシリーズという低コストインデックスファンドを提供しています。

このインデックスファンド界でも業界のリーダーとしての力を見せています。


STAM, eMAXIS, CMAMなどと同じように「野村アセットマネジメントが運用するインデックスファンドの専用サイト」というFunds-iの専用サイトがあります。
funds-i_site

このサイトが凄い!

まず注目して欲しいのが、インデックスファンドの基礎知識というコンテンツです。コンテンツは順次追加中ですが、現時点でもインデックス投資に関する情報が充実しています。
プロローグ/エピローグ+10話のつみたて物語という積立の話を書いたストーリーもあります。
他にも投資の着眼点など多くのコンテンツが掲載されています。

このコンテンツ量は他の低コストインデックスファンドシリーズのサイトを圧倒しています。さすがは業界のリーダーです。
まだ随時アップ中ですが、インデックス投資を学びたいなら野村アセットマネジメントのサイトは有用です。



私の著書 - ズボラ投資
「毎月10分のチェックで1000万増やす! 庶民のためのズボラ投資」
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