株式/債券/為替などの世界では一物一価の原則がかなりの部分で通用しています。
短期的に「USD/JPYとEUR/JPYを組み合わせた合成EUR/USD」と「EUR/USD」が乖離するような現象もあるようですが、ほぼ一物一価です。

しかし、世間一般のモノの値段を見ていると一物一価にはなっていません。
ビッグマック指数が存在できるように、ビッグマックの価格すら世界中で異なります。(新興国では店舗維持費や人件費も安いのでコストが安くなりがち)

日本とアメリカのように生活水準も近い先進国同士でも物価に違いが出てきます。日本で買うと1万円するアイテムがアメリカでは50ドルということもあります。
多くのモノは国によって価格が違うことが当たり前であり、株式/債券/為替などは特異な世界です。

世界各地に拠点を持っているとそのようなものを安い国で買うことができるようになるので有利です。(当然、送料や関税などは気にする必要はあります)


債券や株式で儲けるのは難しいとはよく言われる話です。市場がより効率的だからです(他人を出し抜きにくい)。一方、様々なアイテムには多くの裁定機会が残されており、儲けるチャンスは転がっています。
前者は証券投資、後者は流通業などのビジネスというところでしょうか。

このように考えるとビジネスの方が努力や工夫で利益を出すチャンスが大きいと言えるのではないか。ただし、証券投資は数クリックの世界ですが、ビジネスには労力がかかる点は注意が必要です。