煽リストの藤沢数希氏がアゴラにいいサンプルを挙げています ⇒ 「5年前に100万円投資していたら・・・」
さすがに注目されているだけあって、Twitterや梅屋敷のランダムウォーカーのコメント欄でも話題に上がっています。
日本国債や預金を選んだ人が賢いと言っていますが、極めておかしな話です。
以下は各種株式/債券指数のパフォーマンスです。(ソースはわたしのインデックス。2012年2月末のデータ)

【図中のインデックス (全て円建て)】
国内債券 = NOMURA-BPI総合
国内株式 = TOPIX(配当込み)
米国株式 = S&P500(配当込み)
先進国株式 = MSCI KOKUSAI
新興国株式 = MSCI Emerging
世界株式 = MSCI All Country World
先進国債券 = Citigroup WGBI Non-JPY
新興国債券 = JPMorgan Emerging Market Bond Global
パフォーマンスがトップのインデックスは背景が水色、ワーストは灰色になっています。
国内債券にとって、5年という区切りが唯一にして最大の大勝利だったことが分かります。
3年になると株式に大きく負け、全インデックスで最下位です。
10年になると先進国/新興国債券に負け、株式では新興国株式には大きく負けます。
15年以上では低迷する日本株以外には全て負けます。
5年という期間設定こそが、「圧倒的にパフォーマンスがよかったのが、日本国債に投資すること」「ゆうちょ銀行に定期預金していてもよかった。つまり、日本の多くのお年寄りは、非常に賢明な投資をしたのだ」「投資に関しては日本のお年寄りから学ぶべきだろう」と言うためには必要不可欠な要素であることが分かります。
相場が大きく下げた時には必ずこういう「低リスク資産が良い。投資なんてダメ」と主張する輩が出てきますが、注意が必要です。
同様に相場が好調な時に「投資最高」と言う輩にも注意が必要です。
さすがに注目されているだけあって、Twitterや梅屋敷のランダムウォーカーのコメント欄でも話題に上がっています。
上のチャートはそれぞれの資産に5年前に100万円を投資した場合、いくらになっているかを表している。
一番最悪なのは、金融のプロ中のプロのゴールドマン・サックスなどの投資銀行に投資することだった。
次にダメなのが、経済評論家やファイナンシャル・プランナーが自信満々でススメていたTOPIXなどの日本株のインデックス・ファンド
MSCI Kokusaiなどの外国株インデックス・ファンドに投資することも、円高で負けず劣らずダメだった
圧倒的にパフォーマンスがよかったのが、日本国債に投資することだ。年率1.5%ほどの金利で運用していれば、今頃は7.5%程度は財産が増えていたことだろう。ゆうちょ銀行に定期預金をしてもよかった。つまり、日本の多くのお年寄りは、非常に賢明な投資をしたのだ。
金融のプロは、カジノ運営に関してはラスベガスのホテルに教えを乞うべきだし、投資に関しては日本のお年寄りから学ぶべきだろう。
日本国債や預金を選んだ人が賢いと言っていますが、極めておかしな話です。
以下は各種株式/債券指数のパフォーマンスです。(ソースはわたしのインデックス。2012年2月末のデータ)

【図中のインデックス (全て円建て)】
国内債券 = NOMURA-BPI総合
国内株式 = TOPIX(配当込み)
米国株式 = S&P500(配当込み)
先進国株式 = MSCI KOKUSAI
新興国株式 = MSCI Emerging
世界株式 = MSCI All Country World
先進国債券 = Citigroup WGBI Non-JPY
新興国債券 = JPMorgan Emerging Market Bond Global
パフォーマンスがトップのインデックスは背景が水色、ワーストは灰色になっています。
国内債券にとって、5年という区切りが唯一にして最大の大勝利だったことが分かります。
3年になると株式に大きく負け、全インデックスで最下位です。
10年になると先進国/新興国債券に負け、株式では新興国株式には大きく負けます。
15年以上では低迷する日本株以外には全て負けます。
5年という期間設定こそが、「圧倒的にパフォーマンスがよかったのが、日本国債に投資すること」「ゆうちょ銀行に定期預金していてもよかった。つまり、日本の多くのお年寄りは、非常に賢明な投資をしたのだ」「投資に関しては日本のお年寄りから学ぶべきだろう」と言うためには必要不可欠な要素であることが分かります。
相場が大きく下げた時には必ずこういう「低リスク資産が良い。投資なんてダメ」と主張する輩が出てきますが、注意が必要です。
同様に相場が好調な時に「投資最高」と言う輩にも注意が必要です。