吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)

投資信託を使った低コストインデックス投資/パッシブ投資(バイ&ホールドの国際分散投資)で資産形成を行っている一般サラリーマンの吊られた男が、主に投資やお金のことについて語るブログ。時々、投資やお金以外の話もします。



菅直人

日本も捨てたものではない

「ジャパンパッシング」
「日本は世界の影響を受けているだけ」
「日本の存在感など無い」

こんな意見も聞きますが、日本も捨てたものではないかもしれません。


日本の民主党の代表選挙で菅直人氏が代表に選ばれた途端に円高に振れました。
6年半ぶりの単独為替介入も瞬間的に2円ほど円安にもっていく効果がありました。

圧倒的存在感とまではいきませんが、それなりには世界に対して日本の存在感を示しているようには思えないでしょうか?







民主党の参院選議席数減の責任は現執行部にあるのか?

先に行われた参議院選挙で民主党の議席数は改選前の54議席から44議席に減りました。
この議席数減少をもって菅代表や執行部に責任と取れと迫る意見があるが、これは正しいのか?


現執行部の失態によって議席数を失ったならば、彼らに責任があるのはその通り。しかし、議席数減が即彼らの責任とは言えない。

企業が壊滅的な赤字体質になっていて、そこで経営者になって3年で損益0まで立て直した経営者は糾弾されるべきか?
単年の損益だけで言えば建て直しの3年間は赤字を出し続けたのだから糾弾されるべきとなる。
しかし、これに賛同する人は多くないだろう。彼抜きでは赤字体質が続いていたところを改善したのだからよい評価がされるべきである。彼が業績に対してどれだけ貢献したかで測定されるべきとなる。


民主党についても同じことが言えます。
今回の-10議席という結果に対して、彼らがどれだけのプラス/マイナスの影響を与えたのかが重要です。

今回の民主党の議席数減は、鳩山政権時代に民主党の支持率が右肩下がりで下がり、民主党への期待がしぼんでいたことが大きな原因ということにはほぼ異論は無いはずです。
現政権は期待が高かった就任直後よりは支持率は下げたものの、選挙時点では鳩山政権時代よりは支持率は高かった。
鳩山-小沢体制が崩れさえすれば後任は誰でもよかったから支持率は高くなって当たり前という話もあるが、少なくとも議席数減が即現執行部の責任と繋がるのはあまりに短絡的に思えて仕方ない。

比例の票数を見ても民主党は1800万票獲得で1400万票獲得の自民党を大きく引き離していた。2000万票は下回ったが、あの鳩山-小沢体制での失点の後ではそう簡単に多くの表を集めることは難しく、「たったの10議席減ですんだ」というのが正解だったのかもしれない。


菅氏などを批判しているマスコミや民主党内部の人でこういう分析をして言っている人はどれだけいるのでしょう?



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