社員への航空券支給凍結=制度見直しの可能性も−日航
ヤフーのコメント欄では各コメントに対して「私もそう思う」「私はそう思わない」を選べますが、上記のコメントは私が見た時点での「私もそう思う」が多かった順に並べた時の上位です。圧倒的にJALの航空券支給に対して批判的な意見が同意を集めています。
でも、何のための廃止なのでしょうか。
航空業界はデルタ、ノースウェスト、ユナイテッドなども破産を経験しているように競争が厳しい業界です。そんな業界で公的支援を受けて再出発を切るのがJALです。そのような厳しい業界でどうやってJALは再生したらよいのでしょう?
福利厚生はなくして、ボーナスはなくして、普通に給料を受け取らずに働く場所があるだけ感謝しろという企業になれば再生できるのか?
そんな企業で誰が働くのだろうか。厳しい業界で生き抜くためには優秀な人材を確保しなくてはならない。そのためにはコストがかかるのは当然です。福利厚生無し、ボーナス無し、給料も平身低頭しなくては貰えないという企業では人材が集まりません。
仮にボーナス・福利厚生無し、時給1000円にしたら、パイロットはいなくなるでしょうし、時給1000円以上で転職できる能力のある人はいなくなります。市場の評価で時給1000円以上の価値のない人間ばかりが残ります。
そんな企業で経営再建できるのでしょうか?
先の退職者への航空券支給の話でも書いたように、JALの福利厚生としての航空券支給は、企業側の負担は小さく、受給者側のメリットが大きいいい策です。人材をなるべく低コストで集めるための方法としてはいい方法でしょう。
「そんな無駄なことをして座席を埋めるのではなくお客様を乗せて金を稼げ!」なんてコメントは頭の上にハテナマークが飛び交います。座席が埋まらなかった空きスペースだからこそ社員を乗せているのです。ドル箱路線だけ限定の航空会社なら可能かもしれませんが、普通の航空会社で全線満席なんて夢のまた夢です。
中には、タダで社員を乗せるくらいなら大きく割り引きしてお客に売ればいいなんて意見もありますが、この人もJALを再びつぶしたいのでしょうか。空席があった時の直近の数日や当日券は正規料金やそれに近い水準で売ることで高い利ざやを稼いでいます。ビジネス客が多いドル箱路線はこのような客で企業経営を支えています。
当日券を割引で売ってしまったら、せっかく高い金額で買ってくれているお客がいなくなります。会社を潰せというのでしょうか?または自分が当日に空港に行って安く乗れるならJALなど潰れてもいいという主張なのだろうか。
JAL社員への航空券支給は、経営状況を良くするためという観点からも私は支持します。
会社更生手続き中の日本航空が、福利厚生制度として社員とその家族に航空券を支給している制度を、2010年度はいったん凍結することが、24日明らかになった。ヤフーに掲載されていた時事通信の記事です。これは基本的には事実を伝えている話なのですが、ここのコメント欄を見てうーんと考えさせられます。
JALに勤めている方。あなたの会社はつぶれたのですよ。
福利厚生の有無の前に、働く場所があることを毎日日本国民に頭を下げて感謝することですよ。
公金で支援を受けている以上凍結はもう仕方無いでしょう。
当たり前。
ここの社員どもがいまだに給料もらって平気な顔してるのが解せない。
親方日の丸の悪いところだけが残ってしまったのか。
日本航空は会社更生手続き中なのです、
社員とその家族に航空券を支給している制度は凍結でなく廃止にすべき、
この制度は当然廃止だろ。ていうかむしろ今までがふざけすぎ。
そんな役得なんて制度化されているのがおかしすぎるだろ.
そんな無駄なことをして座席を埋めるのではなく
お客様を乗せて金を稼げ!
一般企業ではありえない待遇を
破たんするまで続けている事自体が
一般常識からかけ離れている。
そんなバカな!!!
ですね。
どこの会社でも社員割引と言うような事はあっても、無料とは。
当たり前だ!!
なぜこれほど国民に迷惑かけておきながらふんぞり返ってられる?同じ日本人とは思えんわ!!!
ボーナスも凍結で当たり前!!!航空券支給制度は無くすべき!!!
当然かと思います。
国鉄→JR旅客各社の場合も既得権の如く、
現在も家族優待や本人の自社線内フリーパスが支給されているようです。
JAL同様、JRも会社発足の経緯を考えれば
こういった過剰に思われる福利厚生は見直して欲しいと思います。
(一部コメントは中略あり)
ヤフーのコメント欄では各コメントに対して「私もそう思う」「私はそう思わない」を選べますが、上記のコメントは私が見た時点での「私もそう思う」が多かった順に並べた時の上位です。圧倒的にJALの航空券支給に対して批判的な意見が同意を集めています。
でも、何のための廃止なのでしょうか。
航空業界はデルタ、ノースウェスト、ユナイテッドなども破産を経験しているように競争が厳しい業界です。そんな業界で公的支援を受けて再出発を切るのがJALです。そのような厳しい業界でどうやってJALは再生したらよいのでしょう?
福利厚生はなくして、ボーナスはなくして、普通に給料を受け取らずに働く場所があるだけ感謝しろという企業になれば再生できるのか?
そんな企業で誰が働くのだろうか。厳しい業界で生き抜くためには優秀な人材を確保しなくてはならない。そのためにはコストがかかるのは当然です。福利厚生無し、ボーナス無し、給料も平身低頭しなくては貰えないという企業では人材が集まりません。
仮にボーナス・福利厚生無し、時給1000円にしたら、パイロットはいなくなるでしょうし、時給1000円以上で転職できる能力のある人はいなくなります。市場の評価で時給1000円以上の価値のない人間ばかりが残ります。
そんな企業で経営再建できるのでしょうか?
先の退職者への航空券支給の話でも書いたように、JALの福利厚生としての航空券支給は、企業側の負担は小さく、受給者側のメリットが大きいいい策です。人材をなるべく低コストで集めるための方法としてはいい方法でしょう。
「そんな無駄なことをして座席を埋めるのではなくお客様を乗せて金を稼げ!」なんてコメントは頭の上にハテナマークが飛び交います。座席が埋まらなかった空きスペースだからこそ社員を乗せているのです。ドル箱路線だけ限定の航空会社なら可能かもしれませんが、普通の航空会社で全線満席なんて夢のまた夢です。
中には、タダで社員を乗せるくらいなら大きく割り引きしてお客に売ればいいなんて意見もありますが、この人もJALを再びつぶしたいのでしょうか。空席があった時の直近の数日や当日券は正規料金やそれに近い水準で売ることで高い利ざやを稼いでいます。ビジネス客が多いドル箱路線はこのような客で企業経営を支えています。
当日券を割引で売ってしまったら、せっかく高い金額で買ってくれているお客がいなくなります。会社を潰せというのでしょうか?または自分が当日に空港に行って安く乗れるならJALなど潰れてもいいという主張なのだろうか。
JAL社員への航空券支給は、経営状況を良くするためという観点からも私は支持します。