●参考: 全国のお父さんお母さん。自民党政権になると、0歳児保育が無くなるそうです (病児保育のNPO法人フローレンス代表 駒崎弘樹のblog)
(↑内容に賛同するわけではありませんが、知ったきっかけです)
自民党の中長期政策体系『日本再興』に大変興味深い内容が書かれています。
→日本再興|自民党の中長期政策体系
以下は自民党の『日本再興』のサイトにある「日本再興の概要」からの引用です。
ものすごくドン引きするのは私だけでしょうか。
第6分科会の部分はこれで全文です。普通に考えると概要の部分で触れられていることは重要なポイントでしょう。
それが「子どもは社会で育てるというのは誤った考え方。0歳児は家庭で育てることが原則」「国旗掲揚と国歌斉唱の義務化」ですか。これが教育の代表とされてしまうと、ものすごく引いてしまいます。
本文の「第6分科会【教育】」子育てに関する記述を見ても当然、概要にある主張がされています。次は「第6分科会【教育】」本文からの引用です。
この中長期計画を書いた世代は自分が生きた時代を思い浮かべているのかもしれません。しかし、今は環境が違います。
親兄弟、親戚がたくさん近くに住んでいたのが昔の時代です。当時は家の働き手が多く、子育てを含めた家事を手伝う手が多くありました。ちょっと親戚の家に子どもを預けたりもする時代でした。しかし、今は核家族化が進行し、親が頼る親戚がほとんどいません。そんな現代で、親に子育てを背負わせてしまうのは非常に危険です。
しかし、自民党は「社会で育てる」ということは誤っているとまで断言し、親を再教育しても子どもは親に育てさせるという考え方のようです。
「3月11日の大震災で全国民が再確認した家族・家庭の重視、良き伝統、文化、道徳を大切にする教育を実現」ともありますが、家族・家庭の重視を再確認した国民はどれほどいるでしょう。(何かを重視するということは、相対的に他の何かを軽視することです)
3月11日に家族の良さを実感した人はいると思いますが、家族を重視(=必然的に友人など他の何かを軽視)することを再確認した人はそうはいないと思いたいです。
デンマークなど北欧が正しいとは言いませんが、デンマークなどは社会で子どもを育てます。
例えば、『デンマークの子育て・人育ち―「人が資源」の福祉社会』は、デンマークに移り住みデンマーク人と結婚した澤渡夏代ブランド氏が書いた本ですが、第二章の最初に【社会の子】という見出しもあります。第3章にも【社会に守られている子どもたち】という見出しもあります。デンマークの社会がいかに子育て社会になっているかが書かれています。
そんなデンマーク社会は誤っているというのが自民党の考え方なのかもしれません。
そういえば、デンマークは所得制限の無い子ども手当を支給しています。まさに声を大にして批判すべき過ちを犯している国家がデンマークなのかもしれません。
「子どもを社会で育てるのは誤りだ。家庭で育てろ。親は国家が再教育してやる。」には怖いものを感じます。
今の民主党政権にはNoと言いたいのですが、最近の自民党も何やら迷走気味ですね。
(↑内容に賛同するわけではありませんが、知ったきっかけです)
自民党の中長期政策体系『日本再興』に大変興味深い内容が書かれています。
→日本再興|自民党の中長期政策体系
以下は自民党の『日本再興』のサイトにある「日本再興の概要」からの引用です。
「日本再興」と題した報告書は全49ページで、6つの分科会がそれぞれまとめた報告書で構成されています。
第6分科会(教育:町村信孝座長)は、「民主党は『子どもは社会が育てる』という誤った考え方でマニフェストを作った」と批判。「0歳児は原則、家庭で育てる」とし、家庭保育支援の強化を訴えています。また、学校の式典で国旗掲揚と国歌斉唱を義務化する法律の制定なども盛り込みました。
ものすごくドン引きするのは私だけでしょうか。
第6分科会の部分はこれで全文です。普通に考えると概要の部分で触れられていることは重要なポイントでしょう。
それが「子どもは社会で育てるというのは誤った考え方。0歳児は家庭で育てることが原則」「国旗掲揚と国歌斉唱の義務化」ですか。これが教育の代表とされてしまうと、ものすごく引いてしまいます。
本文の「第6分科会【教育】」子育てに関する記述を見ても当然、概要にある主張がされています。次は「第6分科会【教育】」本文からの引用です。
民主党は、(中略) 子ども手当に見られるように、「子どもは親が育てる」という日本人の常識を捨て去り、「子どもは社会が育てる」という誤った考え方でマニフェストを作り、その予算化を進めている。
自由民主党は、これまでの教育政策のあり方を深刻に反省しつつ、以下の四点を教育再生の基本的考えにおいて、今後の改革を進めていく。
(中略)
3月11日の大震災で全国民が再確認した家族・家庭の重視、良き伝統、文化、道徳を大切にする教育を実現
家庭の絆を大切にする家庭教育と幼児教育の充実
(中略)
(1) 0歳児については、家庭で育てることを原則とし、家庭保育支援を強化する。
(中略)
(4) 家庭教育の支援体制強化
幼児教育の前提として、安定した家庭の存在が不可欠である。 (中略) 親の再教育、意識改革を進めることに務める。
この中長期計画を書いた世代は自分が生きた時代を思い浮かべているのかもしれません。しかし、今は環境が違います。
親兄弟、親戚がたくさん近くに住んでいたのが昔の時代です。当時は家の働き手が多く、子育てを含めた家事を手伝う手が多くありました。ちょっと親戚の家に子どもを預けたりもする時代でした。しかし、今は核家族化が進行し、親が頼る親戚がほとんどいません。そんな現代で、親に子育てを背負わせてしまうのは非常に危険です。
しかし、自民党は「社会で育てる」ということは誤っているとまで断言し、親を再教育しても子どもは親に育てさせるという考え方のようです。
「3月11日の大震災で全国民が再確認した家族・家庭の重視、良き伝統、文化、道徳を大切にする教育を実現」ともありますが、家族・家庭の重視を再確認した国民はどれほどいるでしょう。(何かを重視するということは、相対的に他の何かを軽視することです)
3月11日に家族の良さを実感した人はいると思いますが、家族を重視(=必然的に友人など他の何かを軽視)することを再確認した人はそうはいないと思いたいです。
デンマークなど北欧が正しいとは言いませんが、デンマークなどは社会で子どもを育てます。
例えば、『デンマークの子育て・人育ち―「人が資源」の福祉社会』は、デンマークに移り住みデンマーク人と結婚した澤渡夏代ブランド氏が書いた本ですが、第二章の最初に【社会の子】という見出しもあります。第3章にも【社会に守られている子どもたち】という見出しもあります。デンマークの社会がいかに子育て社会になっているかが書かれています。
そんなデンマーク社会は誤っているというのが自民党の考え方なのかもしれません。
そういえば、デンマークは所得制限の無い子ども手当を支給しています。まさに声を大にして批判すべき過ちを犯している国家がデンマークなのかもしれません。
「子どもを社会で育てるのは誤りだ。家庭で育てろ。親は国家が再教育してやる。」には怖いものを感じます。
今の民主党政権にはNoと言いたいのですが、最近の自民党も何やら迷走気味ですね。