老後資金 リタイア後

先日、名目と実質の数字ははっきり区別しましょう - 名目/実質リターン他と書きましたが、この名目と実質の違いを理解するための例を一つ思いつきました。

「テストで10点しか取れない子が100点を取れるようにします。」
満点を10倍にします。以上。
実質的にその子が賢くなったり成長したわけではありませんが点数をインフレ化させることで名目の点数は増やすことができます。(100点満点のテストなら1000点満点にします。これなら100点満点で10点の子は100点になります。)


ここからが今回の本題です。
前回のテーマでも重要な役割を果たしたインフレ率が主役です。


老後資金は3000万で足りると試算された方、本当に3000万円で足りますか?

経済環境が大きく変わって日本が破綻しているから年金も無ければ、公的医療保険も無い……というような話ではありません。TPPによって自由診療だらけで医療費が暴騰したり、原発再稼働後の事故で日本が壊滅状況……というような話でもありません。

普通の経済環境の中の話です。
その中で老後資金は3000万円で必要と考えた時に3000万円で足りるでしょうか?
老後を迎える時点(65歳?)で3000万円の現金があれば足りるでしょうか?
見落としはありませんか?

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