吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)

投資信託を使った低コストインデックス投資/パッシブ投資(バイ＆ホールドの国際分散投資)で資産形成を行っている一般サラリーマンの吊られた男が、主に投資やお金のことについて語るブログ。時々、投資やお金以外の話もします。

投資をやっていると，いかに効率的に経済的な利益を得るかといったことを考えるようになります。
特にインデックス投資の考え方は期待リターンやリスクといったものを数字で考えて，勝てる確率が高い方を選ぶといったことでなおさらそのような傾向がある投資法です。

そういう思考法を持つと

入院確率やそのときに発生しうる費用などを計算して，医療保険に加入すべきか・しないべきか
持ち家か，賃貸か，どちらの方が長期的にはお得か

といった経済的合理性で物事を考えがちになることがあります。

しかし、人生は実は無駄なことに価値があります。ある局面で経済的合理性を追及するのは無駄なことにその資金をつぎ込むためとも言えます。

仮に経済的合理性ばかりを追求していくとしたら，それは人生といえるでしょうか？続きを読む

タグ：: #人生; #経済的合理性; #投資; #非効率; #趣味; #無駄なこと

ガソリン高騰：「渋滞してもいい。安くなって」　中古車サイト調査(毎日jp)

　ガソリン価格の高騰が続く中で、中古車ＴＶオークションを運営するオークネット（東京都千代田区）はこのほど、「行楽シーズンの渋滞に関するアンケート」を実施。「渋滞は倍増しても、ガソリン価格は半額になってほしい」と考える人が７０％を超え、消費者にとって、渋滞よりもガソリン価格が大問題であることを改めて浮き彫りにした。

こんな記事を発見しました。そこでソースのオークネットでこのアンケートを確認。

「行楽シーズンの渋滞」に関するアンケート調査結果(オークネット)

【アンケート結果ポイント】
①　行楽シーズン渋滞の中、クルマで「すでに出かけた」「出かける予定」　55％　
②　渋滞していてもクルマの理由　「移動に便利だから」　37.4％
③　「無料だけど大渋滞の高速道路」より「高額だけど渋滞ない高速道路」　77.5％
④　渋滞情報、「インターネット」で事前チェック　30％
⑤　渋滞は倍増しても、ガソリン価格は半額になって欲しい　70％

「ガソリン価格」と「渋滞」どちらを選ぶかという質問では、「ガソリン価格が現在より約半額（レギュラー約80円）になるが、渋滞が倍増する」を選んだ人が70%、「ガソリン価格が現在より倍増（レギュラー約300円）するが、交通渋滞がなくなる」を選んだ人は30%となり、「交通渋滞」よりも、日常的に影響する「ガソリン価格」の方が、クルマユーザーにとって大きな問題であることが分かる結果となりました。

なんか納得いかない・・・

毎日の記事もオークネットも「渋滞よりガソリン価格」が問題と一般消費者が快適さよりもコストを重視しているかのような結論を書いていますが、おかしい・・・

　どちらか選ぶなら「高額だけど渋滞のない高速道路」を選ぶ人は80%近くに上り、「無料だけど渋滞がひどい高速道路」を選んだ人は20%という結果になりました。

こう書いているように、一般消費者は高速代を出しても快適さを求めているという結果もあります。

一方のアンケートでは、「渋滞が増えても(ガソリンが)安い方がいい」という回答が70%。
一方のアンケートでは、「(高速代分)高くてもいいから渋滞が無い方がいい」という回答が77.5%。

何かおかしくありませんか？
このアンケートから導き出される総括は・・・

一般消費者は話題になっているモノ(ガソリン価格)に目がいってしまい、感情的にモノゴトを判断している。一般消費者の判断が如何に経済的合理性に欠けており、当てにならないことが分かった

なんてなりそうなものですが ^^;

または高速代が一万円高くなってもガソリン代は五千円安くなって欲しいと、何かガソリン代だけはどうしても払いたくない信念があるのでしょうか？？？？？