吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)

投資信託を使った低コストインデックス投資/パッシブ投資(バイ&ホールドの国際分散投資)で資産形成を行っている一般サラリーマンの吊られた男が、主に投資やお金のことについて語るブログ。時々、投資やお金以外の話もします。



物価上昇率

「預金の金利が低くて増えないからリスク取って増やさなきゃ」に注意

disney fireworks

以前もこの手の話は書いた気がしますが,定期的に書いていきたい話です。

「年金の支給額も長期的には減額されていきそうだ。自助努力をしなくてはいけないのだけど,最近は銀行の金利が低くて,銀行に預けていても全然お金が増えない。だからリスクを取って高いリターンを求めなくては。」

投資を誘う文句でこんな話があります。職場でも「預金していてもお金増えないよね。投資した方がいいのかな」といったような声を聴くことがあります。(このような声を聴いたのが今回書くきっかけ)
    1. 年金や国家の財政破綻,長寿による老後の長期化などで自己努力がより求められる
    2. 自助努力というけど,預金していてもお金は増えない
    3. お金を増やすならリスク資産への投資だ!
こんな論理構造です。
一見正しく聞こえそうでもありますが,これは要注意です。
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本当に老後資金は3000万円で足りますか?

老後資金 リタイア後

先日、名目と実質の数字ははっきり区別しましょう - 名目/実質リターン他と書きましたが、この名目と実質の違いを理解するための例を一つ思いつきました。

「テストで10点しか取れない子が100点を取れるようにします。」
満点を10倍にします。以上。
実質的にその子が賢くなったり成長したわけではありませんが点数をインフレ化させることで名目の点数は増やすことができます。(100点満点のテストなら1000点満点にします。これなら100点満点で10点の子は100点になります。)


ここからが今回の本題です。
前回のテーマでも重要な役割を果たしたインフレ率が主役です。


老後資金は3000万で足りると試算された方、本当に3000万円で足りますか?

経済環境が大きく変わって日本が破綻しているから年金も無ければ、公的医療保険も無い……というような話ではありません。TPPによって自由診療だらけで医療費が暴騰したり、原発再稼働後の事故で日本が壊滅状況……というような話でもありません。

普通の経済環境の中の話です。
その中で老後資金は3000万円で必要と考えた時に3000万円で足りるでしょうか?
老後を迎える時点(65歳?)で3000万円の現金があれば足りるでしょうか?
見落としはありませんか?

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「毎月10分のチェックで1000万増やす! 庶民のためのズボラ投資」
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