吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)

投資信託を使った低コストインデックス投資/パッシブ投資(バイ&ホールドの国際分散投資)で資産形成を行っている一般サラリーマンの吊られた男が、主に投資やお金のことについて語るブログ。時々、投資やお金以外の話もします。



有効求人倍率

2009年6月の完全失業率5.4%、有効求人倍率0.43倍

6月の完全失業率、5.4%に悪化 有効求人倍率は0.43倍と最低(NIKKEI NET)
 厚生労働省が31日発表した6月の有効求人倍率(季節調整値)は0.43倍と前月と比べ0.01ポイント低下し、過去最低を更新した。総務省が同日発表した6月の完全失業率(同)は5.4%と前月と比べ0.2ポイント悪化した。





なかなか厳しいですね。有効求人倍率は最低を更新し、失業率も就職氷河期のピークと同水準です。有効求人倍率などはさすがにここまでくると下げ幅も鈍って底に到達したようにも思いますが、翌月からいきなり大幅回復とは行かないでしょう。



そんな中、こんな私が仕事にありつけているのは幸運なのかもしれません。
しかし、先日も自己評価があったのですが、ここ1年を振り返って自己評価してみてもいいところが見つからない自分がいます。最終的には上司の評価で昇格が決まる評価で、自己評価はただの参考値に過ぎないのですが、自分の結論は「俺なら絶対こいつを昇格させねー」という評価でした・・・
1年を振り返って「どうしてこんなに無能かな〜」となる自己評価をするのは虚しくなります。







らしくなってきた - 「4月の完全失業率5.0% 有効求人は0.46倍、10年ぶり低水準」

2009年4月1日の『有効求人倍率0.59倍。6年ぶりの水準。 』というエントリーの中で、「しかし、(有効求人倍率は)6年ぶりの水準ということですから、6年前はこれくらいの状況だったんですよね。そう考えると実はまだまだ大したことはないとも言えるのかもしれません。」と言っておりましたが、以下のニュースが出ました。


4月の完全失業率5.0% 有効求人は0.46倍、10年ぶり低水準(NIKKEI NET)
 総務省が29日発表した4月の完全失業率(季節調整値)は5.0%となり、前月に比べ0.2ポイント上昇した。5%台となるのは、2003年11月(5.1%)以来、約5年半ぶり。
 厚生労働省が同日朝発表した4月の有効求人倍率(季節調整値)は0.46倍となり、前月比0.06ポイント低下した。1999年6月以来、約10年ぶりの低水準。

完全失業率はまだ2003年11月以来程度ですが、有効求人倍率はついに就職氷河期の谷の時期の0.5倍割れに突入しました。これで雇用の方も麻生総理やマスコミが「100年に1度の経済危機」というような状況になってきましたね。


「今春入社できて幸運」7割超、「今年の就活だったらダメだったかも」4割――新社会人意識調査(Business Media 誠)
 2008年から続く世界的不況については、「今春入社できたことを幸運と思う(そう思う+どちらかといえば)」が75%に達した。
なお今年でも「入社できたと思う(できたと思う+おそらく)」は49%だった一方、「できなかったと思う(おそらく+できなかったと思う)」も40%となった。
マクロミルの調査で、今春に入社した新社会人の意識調査でこのように「今春でラッキーだった」が75%、「今年が就職活動だったら就職できなかった」が40%という回答もまあ妥当と思えるような雇用情勢の悪化です。


今秋からの就職活動を控えている(と思う)弟の就職活動はどうなるんでしょう。



とはいえ、先輩の代からして就職氷河期真っ只中で、自分も就職氷河期真っ只中だった吊られた男としては、体感的には就職活動が厳しいのは当たり前という意識です。実体験としてはバブルを知りませんからね・・・



有効求人倍率0.59倍。6年ぶりの水準。

2月の有効求人倍率0.59倍、6年ぶり低水準 失業率4.4%に悪化 (NIKKEi NET)
 厚生労働省が31日朝発表した2月の有効求人倍率(季節調整値)は0.59倍となり、前月比0.08ポイント低下した。2003年2月以来、6年ぶりの低水準。
2003年2月以来の水準で0.59倍ですか。ちょっと前の2007年には1倍を超えていたはずですが、だいぶ落ちたものです。

しかし、6年ぶりの水準ということですから、6年前はこれくらいの状況だったんですよね。そう考えると実はまだまだ大したことはないとも言えるのかもしれません。


せっかくなので、e-Stat 政府統計の総合窓口のデータを使って、有効求人倍率推移のグラフを作ってみました。



◆有効求人倍率推移(1963年1月〜2009年2月)◆
application_ratio_1963










1963年〜の長期で見ると1975年〜1978年にかけては1976年に一時的に0.6倍台に乗せるものの、他期間ではほぼ0.6以下と、この2009年2月程度かそれ以下の水準になっています。
これはオイルショックの時期ですね。さすがは歴史に名を残しているだけのことはあります。



バブル以降の「失われた○年」「就職氷河期話」となるともう少し期間を短くしたほうが見易そうなので、1989年〜2009年のグラフも作ってみました。


◆有効求人倍率推移(1989年1月〜2009年2月)◆
application_ratio_1989









改めてこのグラフを見ると、就職氷河期の有効求人倍率の低迷は凄いですね。

★1998年〜1999年:最低迷期
1998年3月に0.6倍を切って(0.57倍)から9月には0.5切り。オイルショックのときでも1978年1月の0.51が最低値でしたが、あっさり0.50を割り込みました。その後も1999年12月に0.50に戻るまで15ヶ月連続で0.4倍台。2009年2月のような0.6倍割れは28ヶ月連続です

★2000年〜2001年前半:幻の回復
2000年後半から2001年前半にかけては一時的に雇用が回復していますが、それでも0.65が最高値。これは2009年1月の0.67より低い水準で、雇用が回復したといっても2009年1月より悪かったわけですか・・・やはり厳しい。

★2001年後半〜2002年:再度の低迷期
2001年8月に0.6を割り込んでから、2002年1月には0.50まで下落。2002年1月を底に反転するものの、2002年6月でも0.53まで。2002年12月でも0.57と低迷し、0.5倍台が19ヶ月連続


就職氷河期恐るべしです。
今回の不況ではどこまで雇用は落ち込むのでしょうか・・・






私の著書 - ズボラ投資
「毎月10分のチェックで1000万増やす! 庶民のためのズボラ投資」
連絡先
私への連絡は下記メールアドレスまでお願いします
tsurao@gmail.com

tsuraolife_banner_s

follow us in feedly

にほんブログ村 株ブログ 投資信託へ


Recent Comments
ブログ内記事検索
PR
お勧め銀行・証券会社
■証券会社■
○SBI証券

○セゾン投信


■銀行■
○住信SBIネット銀行


■401k(確定拠出年金)■
○SBI証券
タグ
Archives