吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)

投資信託を使った低コストインデックス投資/パッシブ投資(バイ&ホールドの国際分散投資)で資産形成を行っている一般サラリーマンの吊られた男が、主に投資やお金のことについて語るブログ。時々、投資やお金以外の話もします。



日経マネー

日経新聞電子版に掲載されました

tsurao_nikkei

実録・サラリーマンの楽々投資術(下) (日経新聞)

以前に日経マネーに掲載された記事が日経新聞電子版にも掲載されていました。


インデックスファンドによるコツコツ長期バイ&ホールドのインデックス投資というスタイルが面白みがないので一番後ろに回されたのか、締めとしてトリを任されたのか、そんなことを考えるのは考えすぎなのかわかりませんが、登場する方々の一番最後になります。(多分1番目)
 ◆参考: 日経マネー2014年11月号で紹介されました - サラリーマンの投資術


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日経マネー2014年11月号で紹介されました - サラリーマンの投資術

tsurao

9月20日に発売だった「日経マネー 2014年 11月号」のサラリーマンの投資術というコーナーの中で、実際の投資家に聞く「サラリーマン投資家8人 斯く戦えり」に登場しています。
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さわかみ投信は投資詐欺なのか?

自分でも強烈なタイトルだと思いますが、そう思えてしまう記事がありました。

日経マネー 2011年 04月号 [雑誌]』の「澤上篤人の続・ゴキゲン長期投資 第128回 長期投資の成功モデルが出てくれば」

相変わらずかもしれませんが、この内容が酷い。

まずはウォーミングアップです。第128回のテーマ(長期投資の成功モデルが出てくれば)とあわせて以下の記述を読んでください。
仮定の話をしても仕方ないが、リーマン・ショックが発生せず「さわかみファンド」の基準価額が1万7000円あたりから反転していてくれたらと、ちょっぴり残念である。そうなっていたら「さわかみファンド」で完璧な長期投資モデルを世の人々に見てもらえたのに。

日本の大型株で300もの銘柄に分散投資しておいて、この言いざま。これは「相場が下がらずに上がり続けてくれたら成功なのに」と同じです。そんなことは株をただ買い持っている人ならだれでも言えます。澤上氏にとっての長期投資の成功とは、相場が右肩上がりに上がってくれるという相場任せのことなのでしょうか。

'08年10月に基準価額8295円にまで下がってしまった。暴落相場を買い向かうのは長期投資の本能。資金のありったけを投入して、リーマン・ショックの安値を買いにいった結果である。
 こちらとしては「ここは相場うんぬんを置いといても、買っておくところ」と、メチャメチャな安値を存分に買えたから満足であった。

澤上氏はさわかみファンドを買っている個人投資家をバカにしているんでしょうか。
日経平均やTOPIXとの比較を見ればわかりますが、ただ買い持っているだけのインデックスとパフォーマンスは何ら変わりません。安値を買いにいったならパフォーマンスが良くなってもいいはずですが、安値を買いにいかなたかったファンド(インデックスファンドなど)と違いがありません。
むしろ、このあたりの期間まではずっと前からTOPIXなどとほぼ同化しておりダメな時期でした。その後の上昇相場でファンドマネージャの首を挿げ替えて、増やしすぎた銘柄を減らして選択と集中を図ったことでパフォーマンスが上昇しています。



上記まででも十分に酷いのですが、「詐欺」とまで言いたくなったのは次の1段落。

'07年7月の基準価額2万円超えの後、サブプライムで1万7000円台まで落っこちたのは大歓迎だった。7月までの上昇相場で利益確定の売りを進め、現金ポジションを35%にまで高めてあった。それで安値をたっぷり買ってやった。そこまでは、見事な長期運用を展開していたわけだ。
(重要部分は吊られた男が太字に変更)

日経マネーにも掲載されている以下のグラフを見ると上の発言に強い違和感を覚えます。sawakami201101


2007年7月までの上昇相場で利益確定売りで現金ポジションが35%ですか?

グラフを見ると現金比率が高まった時もありますが、2007年にはどう見ても35%も現金だったと思われる時期がありません。
このグラフは月末ベースなので、1か月の中で現金比率を35%にして月末にはまたほとんどの資産を株に変えたという可能性もありますが、「7月までの上昇相場で利益確定の売りを進め」というある程度の期間での現金化をにおわせる発言と一致しません。


つまり、このグラフから推測されるのは、澤上篤人氏の「7月までの上昇相場で利益確定の売りを進め、現金ポジションを35%にまで高めてあった。」という発言はファンド運用の事実と異なるということです。

これは許されていいのでしょうか?
さわかみ投信株式会社代表取締役 兼 株式会社さわかみホールディングス代表取締役という澤上氏が、販売する投資信託について公の場で事実と異なる発表をすることは許されるのでしょうか?

運用報告書ではありません。目論見書でもありません。
しかし、投資信託の営業の現場で営業担当者が「このファンドは海外の債券にだけ投資しているんですよ(実は株式にも50%投資)」とファンドの運用情報について虚偽の説明をすれば訴訟モノです。
さわかみ投信のトップたるものがこのような発言をしていいのでしょうか?

また、投資詐欺なのかとまで書いたのは、このような虚偽の発言を平然とする態度からファンドの運用実態まで疑えてしまうことです。監査も入っているはずですから運用成績はちゃんとしているはずですが、このように平然と嘘をつくということは、「運用成績についても堂々と虚偽の報告をしているかも?」と思わせます。


さわかみファンドは「応援したい会社」に投資すると公言しており(参考:「応援したい会社」とは?)、一例として次のように言っています。
誠実で熱意や思いのある経営者が経営し、その下で一貫した企業哲学が浸透して
いて従業員の目が輝いている会社や、常に我々生活者や周辺社会の事を考えている会社
にも頑張ってもらいたいと考えております。

さて、さわかみ投信/さわかみファンドは、誠実で熱意や思い入れのある経営者のもとに運用されている会社/ファンドでしょうか?

このあたりを考えてみてもいいのではないか、と思わせる日経マネーの記事でした。



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