吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)

投資信託を使った低コストインデックス投資/パッシブ投資(バイ&ホールドの国際分散投資)で資産形成を行っている一般サラリーマンの吊られた男が、主に投資やお金のことについて語るブログ。時々、投資やお金以外の話もします。



新興国債券

新型ファンドの登場!! 【債券 X 金】

野村エマージング債券投信(通貨・代替通貨選択型)

何度か取り上げていますが、「さすが野村」です。
そろそろ限界が見えつつあると言われていた投資信託でしたが、この手がありました。エマージング国債にゴールドでヘッジとは革新的な投資信託です。

これは凄い。代替通貨(オルタナティブ)というくくりでは、原油、穀物などもあり得ます。オルタナティブ以外にも夢が広がります。ゴールドでヘッジできるなら、ボベスパ(ブラジル株式のインデックスの1つ)でヘッジすることも可能では?
米国REITをボベスパでヘッジなんて凄いファンドです。

個別株でのヘッジも可能でしょうか?
新興国国債をアップル株でヘッジなんてどうでしょう。

この野村エマージング債券投信(通貨・代替通貨選択型)は、限界が見えつつあると言われた投資信託で新たな世界の可能性を見せてくれました。

資産倍増プロジェクトも対面型証券から顧客を奪うというならば、これを見ましょう。これを敵に回してどうやって顧客を奪うのか。
同じ土俵に上がるならどうやって勝つか、それとも別のやり方を目指すのか。
中途半端な立ち位置では、流行りを革新的なファンドにして次々に投入する野村のような相手には勝てません。







eMAXISから新興国債券ファンド登場

『eMAXIS 新興国債券インデックス』の設定について(三菱UFJ投信のプレスリリース)

上記のように三菱UFJ投信のeMAXISシリーズに新興国債券インデックスが加わることになりました。気になる信託報酬は0.63%とのことで、ライバルと目されるSTAM新興国債券と同水準です。
 ●信託報酬 : 0.63%(年率)
 ●信託財産留保額 : 0.3%


これでSTAMと同じく8つのエリアの商品をカバーすることになったのですが、プレスリリースにある下図を見ると、「次は右下か?」なんて見えてしまいます。
eMAXIS_funds

新興国REIT

実現すれば新たなジャンルです。私は厳しいと思っていますが、これは現実的には厳しいのでしょうか。
S&P Emerging REITと指数はあるので、連動する指数はあります。

問題は需要と連動コストとなりますが、需要面は問題ない気がします。
インデックスの対象国を見ると面白そうです。アジアを見ても中国、インド、インドネシア、マレーシア、フィリピン、台湾、タイといった魅力的な国が並んでいます。
過去のインデックスの値動きを「わたしのインデックス」で見ても、5年の年率平均で+6%(2010年7月末)と優秀な成績です。3年でも-2.9%です。

うまく組成できるならば需要はありそうに思うのですがいかがでしょう?



STAMから新興国の株/債券!! これでフル装備!?

他ブログでも既に取り上げられていますが、STAMから以下の新興国の株式と債券のインデックスファンドが登場です。(設定日は12月15日)

◆STAM 新興国株式インデックス・オープン
  ・信託報酬: 0.8715%
  ・信託財産留保額: 0.3%
◆STAM 新興国債券インデックス・オープン
  ・信託報酬: 0.7560%
  ・信託財産留保額: 0.3%


年金積立シリーズの同じアセットの【年金積立インデックスファンド海外新興国(エマージング)株式】【年金積立インデックスファンド海外新興国(エマージング)債券】とラインナップがかぶるところですが、STAMの方が信託報酬が安くなっています。


そこで、気になるのは以下の2点。

(1)実質的なコスト
0.8715%という表面上の信託報酬ならEEMとほぼ互角です。しかし、投資家にとって大事なのは実質のコスト!!
STAMシリーズのSTAMが国内株式などを設定した時にマザーファンドが既に存在していたアセットでは信託報酬以外のコストは低かった。
しかし、マザーファンドが無かったREITでは信託報酬以外のコストがそれなりにかかっていました。
これはREITだからなのか、規模のメリットを享受できる巨大なマザーファンドが無かったからなのかは分かりませんが、気になるポイントです。


(2)販売手数料
年金積立シリーズは1.05%ですが、投資家として期待してしまうのはノーロード。ここでSTAMがノーロードとなると年金積立を買う人はいなくなってしまいそうですが、各証券会社がどうしてくるか?あくまで1.05%を取りに来るのだろうか!?


ノーロードで実質コストも低ければかなり強力で、VWOに乗り換えることさえ面倒くさくなりそうです。




STAMインデックスファンドシリーズまとめ
ファンド信託報酬信託財産留保額
TOPIX0.483%0.05%
グローバル株式0.777%0.05%
国内債券0.462%0.05%
グローバル債券0.672%0.05%
J-REIT0.6720%0.05%
グローバルREIT0.861%0.05%
新興国株式0.8715%0.3%
新興国債券0.7560%0.3%

新興国株式と新興国債券については未定ですが、他はノーロード。コスト面で見ると、2008年時点ではグローバル債券を除いては最強シリーズですかね。
 ※海外債券では、三菱UFJ 世界国債インデックス
   ファンド(年1回決算型)が信託報酬0.63%で最安



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@吊られた男



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