MSCI KOKUSAI Index、MSCI Emerging Indexなどに代表されるMSCIインデックスの定義やその構成国はMSCI Barraにて確認できます。


例えば、株式インデックス概要ページにいくと以下のような国や市場のカテゴリーわけが載っています。



これを見ると「リトアニアはFrontier Marketsか」なんてことが一目瞭然です。


〜〜〜〜 余談 〜〜〜〜
投資初心者を脱して正確でないこと分かってて使っている人ならいいのですが、分かっていない人が勘違いされては困るので、書いておきたいと思います。

[All World]や[日本株+KOKUSAI+ MSCI Emerging]で世界全体投資と言われることもありますが、MSCIのインデックス構成国を見ると、これは正確でないことが分かります。
いよいよアフリカの時代がやってくるなんて人もいたり、中東投資も盛んになってきています。彼らの存在を無視して、Developed MarketsとEmerging Marketsだけの45ヶ国で世界全体とは言えません。
本当に世界全体投資をするならFrontier Marketsくらいは最低でも投資対象に含めるべきでしょう。Frontier Marketsには重要な国々がたくさんあります。
 ◆UAE、カタール、サウジアラビアなどの重要中東諸国
 ◆ここ20-30年で世界トップクラスの高成長を遂げているボツワナ

「Frontier Marketsにも入っていない国も含めろ」と主張する人もいるかもしれません。

まあ、正確に言うなら・・・という話です。
〜〜〜〜 余談終了 〜〜〜〜


OverviewからCoutry Membershipに進むと、プルダウンメニューで各インデックスなどの構成国を確認することもできます。

個人的にこれはいい!!と思っているのはCountry Matrix。国とインデックスのMartix Sheetになっていて非常に使い勝手がいい。
この表を見ると、「どのインデックスとどのインデックスに投資するとA国には重複投資になるか」「A国に投資するにはどのインデックスに投資すればいいか」などがすぐに分かります。

例えば、[AC Pacific ex Japan]と[AC Asia Pacific ex Japan]の構成国は1ヶ国違うのですが、このシートで見ると、INDIAが[AC Asia Pacific ex Japan]にだけXが入っているのが一目瞭然。



惜しいのは各インデックス構成国の比率が見当たらないことですが、このあたりは仕方ないのですかね・・・