吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)

投資信託を使った低コストインデックス投資/パッシブ投資(バイ&ホールドの国際分散投資)で資産形成を行っている一般サラリーマンの吊られた男が、主に投資やお金のことについて語るブログ。時々、投資やお金以外の話もします。



投資家

インデックス投資ナイト2022スピンオフ企画へ参加

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超久しぶりの更新です。

インデックス投資ナイト2022 スピンオフ企画 プログラム内容のお知らせ

明日7月9日(土)に開催される『インデックス投資ナイト2022 スピンオフ企画』に登壇します。
こちらのプログラムに書かれているように,第一部の投資家座談会の司会として登壇します。
第1部 投資家座談会「相場の変動の大きさをどう乗り越えるか?」
過去の下落遭遇時に考えたことは?今後想定している下落幅は?など色々な話題について下落相場を経験した投資家の皆さんに語っていただきます。

予定登壇者:小林亮平氏(YouTube:BANK ACADEMY)、ねこまにあ氏(ブログ:ねこのきまぐれブログ)、くは72氏(ブログ:4+4=6でもない。8はパーなのだ。)、つらお氏(司会 ブログ:吊られた男の投資ブログ(インデックス投資))

司会という事なので、面白い話は小林亮平氏,ねこまにあ氏,くは72氏にお任せしてひたすら場を回していきます。







投資家が合理的でなくても市場が効率的?

効率的市場仮説の前提条件として「投資家は全ての知りえた情報を合理的に判断し、それが株価に反映される」というような話も聞きます。

しかし、投資家の合理性は必ずしも市場の効率性の必要条件ではないでしょう。

「みんなの意見」は案外正しい』という集合知の本もありました。



ビンの中にはいったボールの数を当てるゲームをして、多くの人がバラバラに答えた平均と専門家1人が必死に考えるのでは、前者の方が正解に近いという話もあります。

個々の投資家は一部の情報しか持っておらず、合理的な判断ができないとします。
しかし、それぞれが何らかの情報を持って株式を売買していくと、それぞれの情報が集約されて市場は効率的なところに落ち着くことも考えられます。
あくまで市場に情報が行き渡ることが効率性の源泉であり、個々の投資家が全ての情報を知っていて合理的であることが必要条件はないでしょう。(独立性が成立するという前提条件はあります)



投信投資家による「投資信託環境を良くする会」はどうだろう?

先の投信ブロガーが選ぶファンド・オブ・ザ・イヤーの次なる姿?では、結構厳しい意見を言いたい放題に書きました。「投信ブロガーが選ぶ」という冠を持つ以上はそうあるべきではないか・・・という立場からの意見です。

しかし、その提言が実現してしまった時には一つ問題が生じます。「投信ブロガーが選ぶファンド・オブ・ザ・イヤー」(以下FOY)設立時のひとつの目的が失われるかもしれません。「投資家の声を集めて日本の投資環境を良くしたい」という目的がありました。

やってみなければ分かりませんが、仮にアクティブファンド投資家も混ざって投票となると純資産総額費や売上ランキングに近い順位になってしまうかもしれません。単純化すると・・・
「たくさん売れているファンドはたくさんの人が買っているファンド」
→「投信ブロガーも投資家なのでたくさんの人が買っていそう」
→「買っているのだから投票する」
という流れが考えられます。
投信ブロガーは世間一般よりインデックス派や流行を追わない人が多そうですが、それでも世間一般の流れに近くなりそうです。

そこで、上の「投資家の声を集めて日本の投資環境を良くしたい」という理念を考えるためには「投資信託環境を良くする会」を設けてはいかがでしょう。
なにやら堅苦しいことを書いているようにも見えますが、堅苦しく考えずに今のFOYの体制に近いものと考えて良さそうです。そこで会員を募集し(今のFOY投票呼びかけのようなもの)、年に1回くらい意見を集めてはどうでしょう。



REITはまだまだかな・・・

クリード<8888.T>運用子会社への行政処分を勧告、REITの物件取得で不備=証券監視委(ロイター)
証券取引等監視委員会は14日、クリード(8888.T: 株価, ニュース, レポート)の運用子会社を検査した結果、不動産ファンド(REIT)のクリード・オフィス投資法人8983.Tの物件取得で不備が見つかり、同子会社に行政処分を出すよう金融庁に勧告したと発表した。

 勧告対象になった運用子会社は、クリード・リート・アドバイザーズ。同社が投資助言をしているREITであるクリード・オフィス投資法人が上場する際に組み入れた物件のひとつにアスベストを使用している物件があった。同社の社内の投資ルールでは、アスベスト使用の物件をREITに組み入れることを原則として禁じていたが、物件を取得する際の資産査定を怠ったため、購入後になってアスベストの補修工事を行うことになった。この結果、投資家から預かったREITの資金から約1億5000万円を支出した。

 また、同REITに組み込まれた別の物件には、増改築工事で賃料収入が入らない期間があったが、クリード・リート・アドバイザーズは、この物件を取得する際に賃料未収期間を考慮しない高い価格で購入した。

 証券監視委は、REITに組み込まれた2物件について、クリード・リート・アドバイザーズが投資家の利益に反する高い価格で購入しており、法令で定める善管注意義務に違反すると判断した。証券監視委では、親会社のクリードからの取得物件であったため同社が十分な資産査定を行わずにREITに組み入れたとみている。

 クリード・リート・アドバイザーズは同日、取得物件の鑑定評価の透明性などの対応策をとったとし、追加の改善策と再発防止策を講じていくとの方針を発表した。

『親会社の物件を賃料未収期間を考慮せずに取得させる』というのは、ずっと言われている、自社利益のために不良資産をREITに押し込んで投資家に払わせるという手口ですね。株式ファンドなどでは証券会社の不良資産の押し付けなどは減っているようですが、まだまだ未成熟なREIT業界ではこういうことはあるということか・・・
FXもそうですが、伝統的な株や債券以外に一般投資家が投資できる商品が増えてきています。ただ、FXやREITにしても未成熟業界ではしばらくはこのような問題は出てきてもおかしくないでしょうね。

このようなさまざまなトラブルを乗り越えて将来的には安心して投資できる対象になってほしいものです。


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@吊られた男



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