吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)

投資信託を使った低コストインデックス投資/パッシブ投資(バイ&ホールドの国際分散投資)で資産形成を行っている一般サラリーマンの吊られた男が、主に投資やお金のことについて語るブログ。時々、投資やお金以外の話もします。



引き下げ

ニッセイAMが<購入・換金手数料なし>シリーズの信託報酬を引き下げ

nissey_am


以前から噂にはなっていましたが,正式に発表されて,日経新聞でも取り上げられました。
<購入・換金手数料なし>シリーズ7商品の信託報酬率引き下げについて (ニッセイアセットマネジメント)
ニッセイアセットが投信手数料引き下げ、最低水準に (日経新聞)

信託報酬引き下げ対象ファンド

対象の7ファンドは以下の通りです。(従来の信託報酬 → 新しい信託報酬)
    • ニッセイTOPIXインデックスファンド (0.290% → 0.180%)
    • ニッセイJPX日経400インデックスファンド (0.310% → 0.195%)
    • ニッセイ国内債券インデックスファンド (0.150% → 0.145%)
    • ニッセイ外国株式インデックスファンド (0.240% → 0.200%)
    • ニッセイ外国債券インデックスファンド (0.200% → 0.170%)
    • ニッセイJリートインデックスファンド (0.335% → 0.250%)
    • ニッセイグローバルリートインデックスファンド (0.450% → 0.270%)
※ニッセイアセットマネジメントの発表資料から作成


0.005%(国内債券)~0.18%(グローバルリート) とファンドによって信託報酬引き下げ幅が異なるのはたファンドとの競争の都合ですね。7ファンド中6ファンドは「三井住友DC」「たわら」「iFree」などのライバルの中で信託報酬が一番低いファンドから0.01パーセントポイント以上低い数字になっています。
※国内債券については,金利情勢で信託報酬が変わるiFreeの低い水準が0.140%なので,ここよりは0.005高いですが

信託報酬引き下げ実施は 11月18日&11月22日

本日アナウンスがありましたが,信託報酬の引き下げが発生するのは以下の日になります。
    • 11月18日: ニッセイTOPIXインデックスファンド
    • 11月22日: 他6ファンド

保有ファンドの引き下げは,新規ファンドの登場より嬉しい

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年金世代間格差:制度維持のための「貰いすぎ世代への負担」がない

14年度の年金支給、0.7%の減額決定 (日経新聞)
 厚生労働省は31日、2014年度の公的年金支給額を0.7%引き下げると発表した。国民年金と厚生年金を受給する全ての人が対象で4月分から変更する。国民年金を満額で受け取っている人は13年度と比べ月額で475円減の6万4400円となる。厚生年金を受け取る標準世帯では同1666円減の22万6925円だ。
公的年金のマクロスライド未発動分の引き下げ改定が行われました。

公的年金はしばしば話題になります。話題になり方はいろいろありますが、特に多いのが今回のように、現行のままだと制度が持たないための変更です。このブログでも何度か取り上げています。


問題の火種となるのは「世代間格差」続きを読む



STAMシリーズが信託報酬引き下げ (eMAXISと好勝負へ)

すでに一部のブログでも取り上げられています。

住信アセットマネジメントのインデックスファンドブランド"STAM"シリーズが7/30から信託報酬を引き下げることを発表しました。


住信アセットマネジメントのニュースは以下 (上の方が個人投資家には分かりやすい)
STAMインデックスシリーズの信託報酬率引き下げ等について
STAMインデックスシリーズ(8ファンド)の信託報酬率引き下げについて


さて、これでどうなったかと言うと
ファンド名現在の信託報酬7月30日以降の
信託報酬
STAM TOPIX
インデックス・オープン
0.483%0.4725%
STAM グローバル株式
インデックス・オープン
0.777%0.63%
STAM 新興国株式
インデックス・オープン
0.8715%0.6825%
STAM 国内債券
インデックス・オープン
0.462%0.42%
STAM グローバル債券
インデックス・オープン
0.672%0.5775%
STAM 新興国債券
インデックス・オープン
07560%0.63%
STAM J-REIT
インデックス・オープン
0.672%0.525%
STAM グローバルREIT
インデックス・オープン
0.861%0.6825%
世界経済インデックス
ファンド
0.714%0.63%
当然ながらeMAXISを意識した水準ですね。


新しく追加のSTAM日経225も含めて、STAMとeMAXISの比較です。
STAMファンド名STAM
信託報酬
eMAXISファンド名eMAXIS
信託報酬
STAM TOPIX
インデックス・オープン
0.4725%eMAXIS TOPIX
インデックス
0.42%
STAM 日経225
インデックス・オープン
0.42%eMAXIS 日経225
インデックス
0.42%
STAM グローバル株式
インデックス・オープン
0.63%eMAXIS 先進国株式
インデックス
0.63%
STAM 新興国株式
インデックス・オープン
0.6825%eMAXIS 新興国株式
インデックス
0.63%
STAM 国内債券
インデックス・オープン
0.42%eMAXIS 国内債券
インデックス
0.42%
STAM グローバル債券
インデックス・オープン
0.5775%eMAXIS 先進国債券
インデックス
0.63%
STAM 新興国債券
インデックス・オープン
0.63%  
STAM J-REIT
インデックス・オープン
0.525%eMAXIS 国内リート
インデックス
0.42%
STAM グローバルREIT
インデックス・オープン
0.6825%eMAXIS 先進国リート
インデックス
0.63%
世界経済インデックス
ファンド
0.63%  
  eMAXIS全世界株式0.63%


【アセットごとのSTAMとeMAXISの信託報酬勝敗】
STAMの方が
信託報酬が低い
先進国債券
新興国債券(不戦勝)
eMAXISの方が
信託報酬が低い
TOPIX
新興国株式
Jリート
グローバルリート
同水準日経225
先進国株式
国内債券
eMAXISはアセットに関係なく国内・国外で信託報酬を設定しており、STAMは株式やリートが債券より高い設定になっているだけあって、債券ではSTAM、他はeMAXISという構図ですね。




以下は余談。

この信託報酬引き下げで気になるのは信託報酬のどの部分を引き下げたかです。
7月5日時点の発表では信託報酬のどの部分が引き下げられたのかが不明ですが、委託者(住信AM)分だけ引き下げたのでしょうか?それとも販売会社分も引き下げたのでしょうか?
委託者分だけだとすると住信AMはかなりのギャンブルに出たことになります。
STAM 新興国債券インデックス・オープンは税抜きで0.83%→0.65%と0.18%の引き下げですが、これは委託者分は0.38%→0.20%と約47%の値引きになります。今までの約2倍の資産を集めて従来と同等の収入です。

販売会社の取り分の修正にまで踏み込めたのでしょうか?
吊られた男としてはここが気になります。



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