吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)

投資信託を使った低コストインデックス投資/パッシブ投資(バイ&ホールドの国際分散投資)で資産形成を行っている一般サラリーマンの吊られた男が、主に投資やお金のことについて語るブログ。時々、投資やお金以外の話もします。



山崎元

山崎元氏の獨協大学の「金融資産運用論a」春学期試験問題の回答を考えてみる




楽天証券の「ホンネの投資教室」に第226回 真夏の運用常識テストとして、山崎元氏が獨協大学にて担当されている「金融資産運用論a」の春学期試験問題が掲載されていましたので、アルコールの入った頭で少し回答を考えてみました。(文字数制限はシカト)
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山崎元氏の『全面改訂 超簡単 お金の運用術』がKindleで70%オフの250円



全面改訂 超簡単 お金の運用術』(Kindle版)が70%オフの250円になっています。 (2014年4月25日22時現在)



この本は改訂版が出されたあたりも含めて山崎元氏の代表作とも言える本であり、世の中には数多くの投資推奨本がありますが、かなりお勧めの1冊です。

インデックスファンドを使ったインデックス投資を推す本としては『敗者のゲーム―金融危機を超えて』、『ウォール街のランダム・ウォーカー』など海外の古典の名著もありますが、「日本」で「読みやすい(新書)」ということでは、この『全面改訂 超簡単 お金の運用術』こそが代表とも言えます。
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パッシブ投資(インデックス投資)を始めるためのお勧めの3冊 -入門編

パッシブ投資(インデックス投資)を始めるにあたって、私が入門編としてお勧めと考えている3冊です。


内藤忍氏、竹川美奈子氏、山崎元氏。
この3人はパッシブ投資(インデックス投資)の個人投資家向け普及にあたってよく名前を聞く方々かと思います。
お勧めの理由の1つはそれです。今の日本においてパッシブ投資(インデックス投資)で代表的な人が何を書いているかを読んでおくのは基本編としてはいいでしょう。

以下は個別の推奨理由を書きます。

(1) 内藤忍の資産設計塾【第3版】

この本は、パッシブ投資(インデックス投資)について学ぶ本ではありません。それ以前に世の中にはどんな投資商品があるのかを知ることができる貴重な本です。
株式投資の本、FXの本、不動産投資の本…のように各種投資アセット別/手法別の本はありますが、そもそも、そのような投資商品がどんなものかを簡単に説明した本はありそうでなかなかありません。いきなり、投資信託のパッシブ投資(インデックス投資)本に飛びついて投資するのではなく、まずは世の中にはどんな投資商品があるかを知っておくべきでしょう。
この本の中では内藤氏がいろいろ投資の考え方について書かれていますが、個人的にはそこよりも各商品の紹介の方に価値があると思っています(笑)


(2) 投資信託にだまされるな![新版]

細かい理論はさておいて、パッシブ投資(インデックス投資)の具体的なイメージが簡単にわかる本です。
パッシブ投資(インデックス投資)の右も左もわからない人にとって、具体的なイメージを提示してくれるこの本は、第一歩として優れた本だと思います。(理屈っぽい話は次の山崎元氏の本で…)


(3) 超簡単 お金の運用術

当ブログ経由で購入された本ランキング (2012年)でも書きましたが、山崎元流投資術を知るなら推奨したい1冊です。
何もわからないど素人の状態で読むと厳しいですが、先の『内藤忍の資産設計塾【第3版】』『投資信託にだまされるな![新版]』を読んだ後であれば、だいぶ理解しやすくなっている本だと思います。
この本は、何でパッシブ投資(インデックス投資)が良いかがしっかりと書かれているので、裏付けを持ったパッシブ投資(インデックス投資)をできるようになるでしょう。



EB債にベンチマークを記載させることはできないだろうか

山崎元のマルチスコープ(ダイヤモンド・オンライン)に『詐欺的商品「EB」の個人向け販売は禁止すべき』という記事がありました。

 つまり、「計算間違いはしないだろう」と信じることが出来るような業者がアレンジする仕組み債は、顧客側から見て、そもそも損得計算を行ってみるまでもなく不利だ、ということなのだ。
こう書かれていますが、その通りだと思います。原則的にEB債は顧客に不利な商品です。

そんなEB債について山崎元氏は金融庁が販売を禁止するべきだと書かれており、これも1つの解です。
しかし、もう少し違ったアプローチもないかと考えてみたい。即刻禁止でも個人投資家の損害は回避できて良いのですが、それだけではせっかくのネタが面白くありません。
自由経済を好む身としては、なるべく禁止という手段をとらずに制御する方法を考えてみたいという話です。


禁止に替わる1つの方法としては、ベンチマークの記載を求めるという手段があるかもしれません。

山崎氏のエントリーではEB債が参照する株式のオプション価格を比較対象に出していました。このようなものを計算して表示させるというのはいかがでしょうか?
「過去1年、3年、5年の週次(月次)データで計算し、その中で一番大きい数字(EB債販売側に不利な数字)を使ってオプションの価格を想定してベンチマークとして記載する。EB債との期待リターンの差を説明しなくてはならない。」とかはいかがでしょう?

複数の株式を参照させたりか単純な計算ではない(山崎氏も言われている通り計算は面倒)といろいろなバリエーションはあるかと思うので、こんなに単純にはいかないと思うのですが、日本証券協会で計算方法のスタンダードを定めるなど、いくつか考える余地はあるかと思います。



若いうちはお金を貯めるべきか、使うべきか

ダイヤモンド・オンラインの「山崎元のマネー経済の歩き方」に『おカネ持ちになる考え方とは』という記事がありました。その中で、以下のような設定がされていました。
 学生向けに、おカネについて考えるための話を作ってみた。たとえば、会社に入って次の3人の先輩がそれぞれおカネについてアドバイスをしてくれたとすれば、どの先輩を師とするのがいいか?

 先輩A「毎月一定額のおカネを給料から先に差し引いて貯蓄し、残ったおカネで生活すべきだ。ある程度おカネが貯まったら、しかるべき方法で運用するといい」。

 先輩B「借金さえしない範囲なら、若い頃は小ガネを貯めるより、自分への投資だと思っていろいろな経験に使うほうがいい」。

 先輩C「おカネは早く大きな額で運用するほうが有利だ。近年はレバレッジ(実質的借り入れ)を使った運用手段も豊富だ。私の友人に詳しい証券マンがいるから、今度、一緒に話を聞きに行こう」。

私の個別の先輩の評価は山崎氏の評価に近いですが、個人的な一番の推奨は先輩Bです。AとBのどちらが優れているかは難しいですが、「いろいろな経験」のリターンは思いのほか大きいというのが私の感覚的な意見です。

「いろいろな経験」への投資が今の仕事での収益アップだけではなく、様々なリスクヘッジの可能性を高めます。「いろいろな経験」が運の良さを上げます。タダでさえ少ない若い時代の給料から貯蓄をしてしまうと、ある程度行動が制限されてしまい、運を上げるチャンスを逃す可能性があります。「いろいろな経験」には必ずしもお金が必要なわけではありませんが、お金を使うことも多いでしょう。

貯蓄の成果と「いろいろな経験」のリターンの比較は難しいのですが、それなら「一度しかない人生の若い時代にお金を使っていろいろな経験ができる」という点を取って、先輩Bのアドバイスに従いたいと思う次第です。(先輩Aの言うような人生を歩んできていないので、自己を正当化するポジショントークかも)



私の著書 - ズボラ投資
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