吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)

投資信託を使った低コストインデックス投資/パッシブ投資(バイ&ホールドの国際分散投資)で資産形成を行っている一般サラリーマンの吊られた男が、主に投資やお金のことについて語るブログ。時々、投資やお金以外の話もします。



外貨預金

外貨預金で為替差益が出たら、しっかり申告(確定申告/住民税の申告)しましょう

外貨預金 税金 確定申告

2014年は現時点で円安が進行しています。2013年からこの流れが続いています。
そうすると、外貨預金をしていて円安で為替差益が出て儲けたという人もいるのではないでしょうか?

この場合の注意点は税金及び確定申告です。

利息の税金は源泉分離課税で気にしなくていい

普通の円預金同様に利息については源泉分離課税による納税で税金は完結しています。気にする必要はありません。(税率は復興特別所得税を含めて20.315%)

為替差益は雑所得で確定申告の対象

為替で利益が出た場合には、源泉分離課税されません。設けた額がそのまま手元に入ってきます。つまり、後から納税する必要があります。
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Oh NO... 「分散投資の狙い目」で外国株式/債券(の投信)が対象外

oh_no

少し前になりますが、6月といえば夏のボーナスシーズンということもあり、ボーナスに着目した記事が日経新聞に掲載されていました。

本命なきボーナス運用 分散投資の狙い目は(2014年6月19日)

分散投資の狙い目は」とあったので、投資信託を使った外国株式や外国債券に投資することも対象に入っていて、どんなファンドを紹介するのだろうか…と思って読み進めたのですが、予想外な内容でした。


外国株式や債券に投資する投資信託には一切言及なし!!


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日経新聞の外貨預金で含み損は待てばいい…が何故ヤバイのか

[2013/6/1 17:13]ドル部分のグラフの表記に誤りがあったので修正しました


先日は、以下のような日経新聞のコラムのロジックはダメだと突っ込みました。
 ・参考:外貨預金で含み損は待てばいいとか…ヤバイそれはヤバイって日経新聞

日経の記事では以下のような主張でした。

●外貨預金を持っている時、購入時より円安になれば、支払を外貨預金で払えば損失を抑制できる
●外貨預金を持っている時、購入時より円高になれば、支払を円預金で払えば良く、含み損は機会を待てばいい

これはダメなアドバイスですが、何故ダメなのか具体的な数字を使って書いてみます。

dollar_yen

AさんはT1(1ドル=100円)の時点で10万円の円預金と1000ドルの外貨預金を保有しています。(20万円持っていて10万円を外貨預金にしたイメージ)
一方、BさんはT2(1ドル=95円)の時点で10万円の円預金と1000ドルの外貨預金を保有しています。(19.5万円持っていて9.5万円を外貨預金にしたイメージ)

その後、Aさん/Bさん共に海外旅行に行った時にT4のように1ドル=97円になったとします。

日経新聞の「円安で外貨預金がプラス⇒外貨預金から出せば良い」「外貨預金がマイナス⇒円預金から出せば良い」理論に従うと、AさんとBさんの取るべき行動は違います。

●Aさんは1ドル=100円時代に外貨預金を始めているので外貨預金はマイナス ⇒円預金から払うべき
●Bさんは1ドル=95円時代に外貨預金を始めているので外貨預金はプラス ⇒外貨預金から払うべき

これでいいのでしょうか。

T4時点ではAさんとBさんの保有している資産は「10万円と1000ドル(=9万7千円)」のように同じです。
全く同じ資産を持っており同じ行動をするにもかかわらず、「片方は外貨預金を使うべき」で「もう一方は円預金を使うべき」という主張は明らかにおかしい。
このアドバイスには大いに矛盾があります。


さらに言えば、行動経済学では人間の心理作用として「利益は早く確定しがち、損益は引き延ばしがち」という歪んだ作用があります。それを是正するのではなく、助長するかのようなアドバイスは非常によくない。



外貨預金で含み損は待てばいいとか…ヤバイそれはヤバイって日経新聞

海外旅行、円安でもお得に 夏に間に合う外貨活用 (日経新聞)
 カードの利用代金を支払う時点の為替相場を考えてみよう。外貨の購入時より円安が進んでいれば、外貨預金を円に替え、カードの支払口座に移せば実質的に損失を抑えられる。逆に円高が進んでいたら、円預金を支払いにあてる。外貨預金は「含み損」が生じた状態だが、円安になるまで機会を待てばよい。

これが日本を代表する経済新聞の記事かと思うと非常に危機感を覚える記事です。
日銀の異次元緩和による将来的な財政危機よりも危険かもしれません。

●外貨預金を持っている時、購入時より円安になれば、支払を外貨預金で払えば損失を抑制できる
●外貨預金を持っている時、購入時より円高になれば、支払を円預金で払えば良く、含み損は機会を待てばいい

この助言は完全にアウトです。

素人にはちょうどいい練習問題であり、FPや経済記事を書く人にとってはこれを間違えると…



なお、この記事には以下のような非常にありがたいお言葉も転がっています。
円安傾向が続く中でも、4月にキプロスの金融不安などで円高に転じる局面はあった。その機を逃さず、外貨を入手することが肝心だ。
 方法は主に3つある。一つは旅行先の通貨を両替して確保する方法。次に外貨建てプリペイドカードの利用だ。
 ただし、どちらも相場変動を見てタイミングよく確保するのは簡単ではない。そこで考えたいのが第3の方法、外貨預金の活用だ。



住信SBIネット銀行が外貨預金の手数料を引き下げ

こちらには追記として情報を書きましたが、住信SBIネット銀行が12月20日から外貨預金の為替手数料を引き下げました。
住信SBIネット銀行のプレスリリース

変更内容は以下の通り。(1通貨あたりの手数料)
米ドル: 20銭→9銭
ユーロ: 20銭→15銭
英ポンド: 50銭→40銭
豪ドル: 50銭→40銭
NZドル: 50銭→40銭
カナダドル: 50銭→40銭
スイスフラン: 50銭→40銭
香港ドル: 10銭→7銭

米ドル9銭は安いです。20銭から一気に半分以下です。
ここまで来ると一昔前のFXと錯覚するくらいの手数料です。まだ金利が低めであったり、税金の問題もありますが、ここまで来ると外貨MMFの対抗馬として挙げられてもよいのではないでしょうか。(使い方によっては外貨MMFより有利?)

各投資ブログなどでも外貨預金はあまり触れられていませんが、外貨預金も結構進化しています。



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