吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)

投資信託を使った低コストインデックス投資/パッシブ投資(バイ&ホールドの国際分散投資)で資産形成を行っている一般サラリーマンの吊られた男が、主に投資やお金のことについて語るブログ。時々、投資やお金以外の話もします。



基準価額

その高分配の毎月分配型投信、基準価額は元に戻らないし分配金は減りますよ

checklist


毎月分配型投信の分配金で将来設計をしているブログなどをときどき見かけます。その場合、高い分配金を出す投資信託に投資していて、その受取分配金の金額を将来のインカムゲインとして想定していることが多い。

具体的な例の一つとしては「Aファンドに投資していて今の分配金は毎月5万円。将来的には投資額を増やしていって分配金を毎月30万円にしてリタイア…」のようなものです。


しかし、この皮算用はまずい。
分配金が多い投資信託は基準価額がどんどん下がるし、想定している分配金はもらえなくなります。



現在の毎月分配型投信で純資産総額トップはフィデリティ・USハイ・イールドFです。このファンドの基準価額と分配金の状況をグラフにしてみました。(データはモーニングスターから)

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長期の基準価額データはモーニングスターで入手!

投資信託を保有していると過去の基準価額を知りたくなることがあります。
チャートはいろいろな所で見ることができますが、生の基準価額データを公開しているところは意外と多くありません。

ダウンロードできても…
 ・最近のデータはあっても昔のデータはなかったり
 ・何年分ものデータを一括ダウンロードできなかったり
といろいろ制限があるところもあります。

しかし、モーニングスターは古くからの基準価額データを一括でダウンロードできます。

例えば、グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)のダウンロードページでは、グロソブが設定された1997年12月18日から今日までのデータを簡単にダウンロードできます。

非常に有用です。



[投資信託でよくある勘違い] 基準価額が低いファンドは割安

[投資信託でよくある勘違いシリーズ]です。


「基準価額が低いファンドは割安になっていてお買い得」

これは良くある勘違いです。

・基準価額10000円のファンド
・基準価額4000円のファンド
同じ先進国株式に投資する投資信託で、上の2ファンドがあった場合、どちらに投資しても同じです。4000円のファンドが割安ということはありません。

基準価額10000円のファンドが11000円へと10%値上がりすれば、基準価額4000円のファンドの値上がりも10%で基準価額は4400円になります。
割安と勘違いしている人は、基準価額10000円のファンドが1000円値上がりした時に、基準価額4000円のファンドも1000円値上がりすると思っているのかもしれませんが、それは違います。

同じ1万円のホールケーキを4個に分けるか、10個に分けるかの違いです。
4個に切られたホールケーキも、10個に切られたホールケーキも同じ1万円です。


基準価額が大きいファンドはその分値動きが大きくなり、基準価額が小さいファンドはその分値動きが小さくなります。投資信託で大事なのは基準価額の値幅ではなく、変動率です。


まとめ
・2つのファンドの基準価額を比較して、どちらかが割安(割高)ということない
・基準価額の値幅ではなく変動率が大事


【参考】
[投資信託でよくある勘違い] 信託報酬は別途支払う



[投資信託でよくある勘違い] 信託報酬は別途支払う

[投資信託でよくある勘違い]です。
少しだけシリーズ化してみようと思います。


「信託報酬はいつ払うの?決算時に払うのでしょうか?基準価額から引かれるのでしょうか?」

このような話を聞くことがありますが、これは違います。

購入時の手数料は購入時に支払いますが、保有期間に応じてかかる信託報酬は毎日差し引かれます。
信託報酬が1%であれば、単純計算すると 1/365 % が毎日引かれていきます。
100万円持っていれば1年で1万円です。1日であれば、1万円の1/365である27.4円が引かれていきます。

すでに信託報酬が引かれた結果が基準価額です。
毎日、投資信託の純資産額を計算します。その中から信託報酬を差し引きます。その残った資産を口数で割ったものが基準価額です。


まとめ
・信託報酬は毎日引かれている
・基準価額は信託報酬が引かれた後の数字


【参考】
[投資信託でよくある勘違い] 基準価額が低いファンドは割安



1万円で基準価額5100円の投信を買うと保有口数は?

最近の投資信託の購入方法は金額買付が主流なのでしょうか。それは分かりませんが金額買付で気になることがあります。それは金額買付時の端数の処理です。


●問題:基準価額5100円の投資信託を1万円購入した場合、何口数買えたのでしょうか?
単純に数式に当てはめて計算すると10000÷5100×10000=19607.84です。さて、それでは答えはいくつでしょうか?

19607口でしょうか?
19608口でしょうか?
悩みますね。

投資信託の基準価額算出の場合には1円未満は四捨五入となっています。ここは分かりました。しかし、金額買付時に基準価額で割ると1口未満になった数字がどうなるのかがよく分かりません。

何となく過去の約定記録を見ていると四捨五入か三捨四入に近いように思うのですが、時々「基準価額10069円を1万円分購入で9931口(9931.4728...)」のように0.4台で切り捨てられていたり、「基準価額8163円を1万円購入で12251口(12250.3981...)」のように0.3台で切り上げられていることもあり、必ずしも同じような扱いではありません。

私の過去の約定履歴を少し見る限りでは会社次第と想定されます。四捨五入の会社も、小数点第2位までを有効桁数にして三捨四入という会社もありそうです。
もしかしたら1円未満を四捨五入前の基準価額を使って計算しているのかもしれませんが、このあたりの真相を知っている人はいませんか?



私の著書 - ズボラ投資
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