吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)

投資信託を使った低コストインデックス投資/パッシブ投資(バイ&ホールドの国際分散投資)で資産形成を行っている一般サラリーマンの吊られた男が、主に投資やお金のことについて語るブログ。時々、投資やお金以外の話もします。



地震

寄付したことを開示したい人は堂々と開示していけばよし

donation box 寄付
Donation box, Deen City Farm / howardlake

2016年4月14日夜に熊本を中心に最大震度7になる地震が発生しました。この地震によって多くのものが壊れましたし、何名もの方の命も奪われました。
また、その後も同等クラスの揺れが続いており予断を許しません。


ここから今日の本題です。被災地・被災者支援としての寄付などの活動についての話です。以前にも書いたような話です。
「震災の支援として寄付をしました」と言うと「寄付したことは公言するものじゃなく、黙ってやるべきだ」のように言われる方がいます。それでよいのでしょうか。

寄付している事実を隠すことで何が起こるか?

寄付したことは黙っておくべきだ、というのは「善行を自慢すべきではない。不言実行がかっこいい。」という考え方から来るのだと思います。それは一つの考え方です。
しかし、その結果として何が起こるでしょうか?

寄付したことを公言することで寄付を集める効果がある

有名人が寄付をしながら一般人にも寄付を呼びかける海外のチャリティイベントがあります。ここには重要なポイントがあります。
有名人が寄付をした上で協力を求めることで、一般の方からも寄付しようという方が出てくることです。つまり、寄付金が多く集まります。

有名人が寄付したことを公言せずに一般人に寄付することを呼びかけたらどうなるでしょう?
「いや、人に寄付しろと呼びかける前に、お前もしろよ」という声も聞こえてきそうです。そして寄付金がなかなか集まりません。

これは人の習性です。
「●●というところは面白い」と紹介されても、誰一人として行ったことを公言していない状況ではなかなか●●に行こうとは思いません。
一方、「●●行ったよ。面白い。」と言われると、行こうという気になります。
他の人(特に身近な人)がやっているということで行動に移るのが人の習性です。

寄付金の本来の目的はなに?

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日本政府の原発・放射線対策はそんなに悪くない (続き)

前回の『日本政府の原発・放射線対策はそんなに悪くない』はBLOGOS Financeにも転載されましたが、こういうテーマはBLOGOS Financeでの反響が大きいですね。

そこでBLOGOS Financeに寄せられたコメントを一部紹介しつつ、少しだけ続きというか補足。


「政府の対応が悪くないことと、東電及び政府の広報活動が下手なせいで余計な被害が出ていることは両立します」(nutsack5866さん)
その通り。広報活動に限らず、内部を含めた情報伝達や管理問題で作業者たちも上手くやれば受けなかった余計な被害が出ていることはあります。ただ、それを避難対応方法などと混同するのは間違いで、nutsack5866さんの両立するという意見は的確です。


「では30km圏内の人は何を食べて何を飲んでいけばいいの?補給物資もろくに来ないのに。仕事は?収入は?不明者の捜索は? 「安全=生活できる」ではありませんよ。」(modorigessさん)
こういう感情的な話は良くないでしょう。あった食料を食べればよいし、状況が長期化しそうなら30km圏外に退避させれば良い話です。これは前回のエントリーでも書いたように状況に応じて対応を変化させること。(そう言っているそばから生活維持の問題から30km圏外への退避が出ました)
被災地の病院でも移送にはリスクが伴うので病院内に残していた患者も、状況の長期化によって移送リスクを取って退避を開始しました。このように時間軸も含めた対応の変化は重要です。そして、30km圏外に脱出していても地震以降に仕事も収入は無かったでしょうから仕事や収入の話は何ら関係ないはずです。


「危機管理の基本は大きくとって縮小だろうが。小さくとって拡大じゃねぇよ。どこで勉強したんだ?リスクを追いかける限り拡大する局面では対応しきれない。上杉はともかく、こいつはもっと酷いと思う。」(jeep54さん、pingoezさん)
これは危機管理を間違えて理解しています。勘違いしそうな人がいると困りますが、対策を大きく取るのはある局面での判断です。
「津波の高さが1mだと予想されたら3mの高さの津波を想定して避難する」
これが危機管理を大きく取るということです。これには時間経過や情報変化による状況の変化が考慮されていません。
一方、私が話したのは状況の変化があった場合です。1mの予想が出た後に予想が3mに変われば、5mの高さを想定した避難にします。予想が5mに変われば8mを想定した避難にします。これが私の言っている危機管理の変化です。
将来の状況変化も含めて「危機管理の基本は大きくとって縮小だろうが。小さくとって拡大じゃねぇよ。」という主張では、上のような1mの津波が予想されるケースで初めから5mの津波を想定した避難が必要になりますし、5mより大きくなるかもしれない可能性を考えるとどれだけの対応をすればいいのかが分からない。「(1m程度の津波が来るから)皆、家を飛び出して高台の上まで走って逃げろ!」と言うわけにもいかないでしょう。
リスクが拡大する局面ではその拡大速度に負けないように対応を変化させていくことが重要です(1mの津波に対して3m、3mの津波には5m、5mの津波には8mのように)。
このように、ある局面での対策を大きく取ることと、状況によって変化させることはX軸とY軸のようなものであり、同じ軸で比較されるものではありません。


「ずるずると危険範囲を広げ、避難行動を繰り返さなくてはならないことは望ましいことではないのも確か。」(coolbee75さん)
その通りだと思います。本来なら早めの段階でケリをつけておければBetterでした。そのあたりは原発の現場での対応によるところで少し違う問題ですが、望ましくなかったことは確か。


「広範囲且つ一様に広がる放射性物質の飛散のリスクと局所的な軍事行動や治安悪化のリスクが同じなのか?」(pesceverdeさん)
リスクは完全に同一ではないですが極めて近いし、軍事行動の方が危険かもしれません。特定箇所の原発から放射性物質が漏れて広範囲に広がるように、局地的な軍事行動も国家や世界規模の戦争に繋がるリスクをはらんでいます。むしろ、原発の方が原発から一様に広がると分かっている分だけリスクは分かりやすいかもしれない。局地的な軍事行動の場合は、信念を同じとする者が全くの場所で立ち上がる可能性がある(テロなどはその例)。自分の生命へのリスクが高まり、それが拡大する恐れがあるという重要な点では同じです。


今回の地震や原発の件の政府対応にはいろいろ問題はあります。ただ、問題があるからといって全ての対応が問題と言われてしまうのはおかしな話です。「政府や東電のお偉いさんは悪、現場で作業している人は善」という簡単な話ではありません。
冷静な判断が必要でしょう。

この件は、ここまで。
次のエントリーは投資の話に戻ります。



日本政府の原発・放射線対策はそんなに悪くない

地震ネタが多くて自分でも少し嫌なのですが、これは書いておきたい。(言葉も汚くなります)

政府の原発に関する退避などの対応について「どんどん変わるのはおかしい」とか言う人たちがいますが、その考え方がおかしい。(今回はあえて言い切る)

私が異議を言いたいこの手の主張の代表的なものとして以下の記事を参考とさせていただきます。
海外諸国と日本政府、避難範囲50kmの差 ――枝野官房長官に「安全デマ」を問い質す
本日、オバマ米大統領は在日米国人に対して、福島第一原発の80キロ圏外に出るように指示を出しました。80キロは世界中の政府が最低限の基準としているものです。ということはオバマ大統領や他国の首脳が言っていることが間違いなのでしょうか。それとも日本だけが違うのですか?
アメリカはじめ、イギリス、フランスなど多くの国が、福島第一原発の80キロ圏外への避難を指示している。ところが、日本政府は30キロです。この間の50キロをどうとらえればいいのか、当然ながら地域の住民の方は非常に不安に感じている。海外の政府が正しいければ、日本政府が対応を変更するか、逆に日本政府が正しいのだったら、海外の政府に対してデマを流すなと抗議するか、どちらかにしていただきたい。
1週間前、枝野長官は3キロ圏外への退避と仰いました。それが次に10キロ、その次に20キロ、またその次に30キロと増やしていったんです。それが国際的に不信感を生む結果になり、住民も不安になっている原因ではないんですか。


全部上杉氏の質問なのですが、トンでもない理屈です。

●自国と外国で対応が違うのは当たり前
海外と日本の対応の違いは、上杉氏の記事中でも書いてありますが枝野氏が答えているとおりです。
これまでも何度も申し上げてきているが、海外におられる自国民保護という観点からは一般的に求められている水準よりもより保守的な水準でさまざまなことを指示をするというのが、私はそれぞれの政府の当然の対応だと思っております。私が同じ立場に、つまり国外で同種の事態が生じて、日本国民の退避についてさまざまな判断をするに当たっては、科学的、客観的に適切だと思われるのを超えて、 さまざまな指示をすることは当然、政府の責任としてあり得ると思っております。

自国と外国では対応が違うのは当たり前です。
日本の外務省も世界各国や各地域に対して注意を促しています。エチオピア、チャド、コンゴ民主共和国、グルジアなどでは退避勧告も出しています。では、日本政府が日本人に退避勧告を出しているこれらの地域の国民達も退避しなくてはいけないのでしょうか?そんなことはありません。そこが基盤であるかないかは大きな判断の違いです。枝野氏が回答しているようにそこに留まる必然性が低い外国人であれば、わざわざそのリスクを取るまでもなく保守的な判断になります。
それを「外国政府が正しいか」「日本政府が正しいか」の二元論に持っていくのは幼稚と言わざるを得ません。
どの選択肢を取るかは責任やコストなどによります。旅行に来ているだけの人とそこに長年の住居がある人では違います。日本人が退避しているからと言ってエチオピア人が同じように退避すべきだとは言えないはずです。ところが上杉氏のような思考回路を持つ人は「日本政府がそういっているのだからエチオピア人も退避しろ」「いや、エチオピア人が退避していないのだから日本人に退避勧告を出している日本政府は間違っている」と言っているのです。
これは明らかに幼稚な主張です。


●対策は状況の深刻度で変わるのは当たり前
3キロ、10キロ、20キロ、30キロと退避の距離が広がっていったことがいけないかのような主張をしていますが、それは違うでしょう。状況に応じた対応は危機管理の王道です。
 ・深刻度レベル1 - 対応A
 ・深刻度レベル2 - 対応B
 ・深刻度レベル3 - 対応C
 ・深刻度レベル4 - 対応D
 ・深刻度レベル5 - 対応E
 ・深刻度レベル6 - 対応F
 ・深刻度レベル7 - 対応G
問題が起こった時の対応策はこんな感じになっています。深刻度に応じて対応を使い分けるのは当然です。将来的には深刻度が7になるかもしれませんが、深刻度1の段階で深刻度7と同じ対応をするのは愚かです。

A国がB国と戦闘を始めた時点で、A国の国民は最高レベル被害を想定した国外脱出をする必要はありません。相手国に押されてきて自国近くへ戦線が近づいてきたら疎開をすることを検討してもいいはずです。そして、自国がいよいよ危なくなりそうだという時になって国外脱出でしょう。タイとカンボジアで小競り合いの戦闘が起きましたが、これと同時に国民全員に国外脱出せよというのは極端です。(たとえ最終的には2国間の全面戦争になってどちらかの国が焦土になっても)
身体に菌が入ったときにはまずは薬で殺菌します。将来的には身体が腐りだして切断しなくてはいけない可能性もありますが、初期の段階でいきなり切断する医者はいません。常識ある医者なら薬で対応しようとするでしょう。そして、ダメだというときには切断という判断に移ります。
上杉氏は上のような状況に応じて対応を変えた政府や医者を「判断をコロコロ変えておかしい。はじめから切断と言え」「国境で戦闘が起こった。全面戦争になって国土が焦土になるかもしれないから国民に国外退去を命じろ」と言うのだろうか?
原発問題の深刻度に応じて対応を変える(状況が悪化するにつれて避難範囲を広げる、状況が良くなれば避難範囲を狭める)のは当然の話です。このような変更をすることが信用を下げるという発想はロクでもない。
今回の避難範囲を拡大の対応によって被害が大きく拡大したのだろうか?避難の警告が遅れて3km内にいた住民たちが被曝して健康被害が大量発生したようなことがあるのでしょうか。

このような危機管理のイロハもしらない輩が、マスコミやジャーナリストという肩書きを背負って不安を煽るような報道をしていることが「住民も不安になっている原因」の1つでしょう。「距離が広がることは当たり前のことで、きわめて合理的なことですよ」とジャーナリストが大好きな「事実」を報道すればいいのです。


確かに、危機管理の基本原則に従っているということをアピールできていないことは政府の拙い対応です。また、今回の地震が起こる以前から危機管理とは、そういう原則に従ってやるものだという意識を国民に植え付けられてなかった長年の積み重ねが原因ということもあるでしょう。

ただ、自分の無知を棚に上げて、政府をヒールに仕立てて自分は正義の味方かのような振る舞いをするマスコミやジャーナリストなる人たちは気に入りません。政府に政府の責任を求めるのであれば、ジャーナリストにはジャーナリストとしての責任があるでしょう。無知と自分の安っぽい正義感を振りまくことがジャーナリストの責任なのでしょうか?


上杉氏については、【計画停電よりも「節電」で対応を!】とトンでもないことも言っているので、記者クラブ以外は電波ジャーナリストということなのでしょう。(節電呼びかけで足りないから計画停電なんだよと・・・)



日本人にがっかりしてみる

今回の大地震における日本人の行動を自画自賛するような報道(主には海外で誉められているということを報道?)もありますが、がっかりするような話もあります。
グルーポンが実施しているマッチング・ギフトに対して数多くの批判が浴びせられていました。

●主にグルーポンという会社への批判
札束の中身をニセ札で渡しそうな会社じゃん。
まだグル―ポン信用して参加してるやついるのねw
インチキも大概にせい。ヨン様やビビアンちゃん、オバマさんを見習え。クソッたれ企業。
おせちの一件と言いこの会社は信用できない。
嘘くさい 連中が やってることだ、 なにか 裏が あるに 違いない。
信用できない。どうせごまかしてるんでしょ。寄付金を。
出た!!
早速出た!!!
一日で出た!!!
災害復興義援金と言う名の一口詐欺!!!
守銭奴の火事場泥棒キター!
絶対搾取するよね、この企業
『おっ! いい事思いついたよ』てな感じで、義援金集めてドロンか?
火事場泥棒かよ!最低な会社だな(怒)
グルーポンのような詐欺サイトからの義援金が被災者に送られるなどということは絶対にありえない
グルーポンの信用性は既にゼロと言ってもよいくらいだ。募金と言う名で
一儲けしようとしてるに違いない
こんな災害も利用するのかグルーポンは。
人の不幸を自分の宣伝に使う。 最低の 会社。 若し 本当に 寄付する気があるなら 目標額を決め まず 寄付が先。 やるやる 詐欺は こういう 人が不幸のときに やるべきではない。
誰が本当に倍の金額で寄付が行なわれたことを確認できるんだ! そんなのに騙されるのがバカなんだよ。
嘘をつけ!募金の5%くらいだろどうせ!
これをやれば評価されるというあざとさが目に見えるが、半額詐欺をやった会社だからな。
合計をごまかすのは間違いない。
集まった寄付を送る時には半額か、もしくはスカスカになると思う。
おせち問題で騒動を起こした御社には一銭も出さんわい。
集まった額の4分の1を公表、倍にして寄付、同額を自分の懐に・・・
ってとこだろうな
こんなブラック会社を経由したら確実にネコババは必然

グルーポンはここまで言われなくてはならない存在なのでしょうか?
おせち問題などを挙げて叩いている人がいるが、詐欺会社とかそこまで言われるようなものではなありません。おせち問題は重大な問題ですがそれはそれ。
そういう問題を起こしたら企業そのものがアウトというなら日本の多くの企業はアウトです。子会社との取引でおせち問題と同等かそれ以上の問題を起こしている大手企業もたくさんあります。顧客への説明不足なんて話なら保険会社や金融機関は全滅。営業がロクな説明をせずに商品を売りつけていない企業などどこにもない。生保では顧客の名前で勝手に申し込んでいる営業もいるわけです。そのような問題を起こした企業が、いつまで批判され続けなければならないのでしょうか?

私はさわかみ投信CEOのさわかみファンド運営についていくつか疑念を持って批判をしています。しかし、今回の地震の義援金1500万円は素直に素晴らしい行為だと思っています。

グルーポンより確実な日本赤十字に直接寄付したいというのは個人の選択です。
しかし「同額を自分の懐に・・・ってことなんだろうな」「ネコババは必然」「合計をごまかすのは間違いない」「火事場泥棒」のようにただの憶測から断定して企業を批判するのは酷すぎる。
一度失敗したとか犯罪を犯したからと言って、憶測で何でも言いたい放題言っていいわけではない。外資の出る杭だからなのか分かりませんが、義援金集めでもグルーポンを執拗に叩くという動きにはがっかりです。


●主にマッチング・ギフトという仕組みへの批判
大体何なのこのやり方、本当に寄付する気があるならこんな事してないで普通に金出せばいいのに。
普通に先に1億円寄付すればいいんじゃないかなぁ。
というか、こんな回りくどい事しなくても。
今回のプロジェクトも、別に客を巻き込まず、自分たちだけで2億出せばいい話だ。
それを半分客に肩代わりさせるのがせこい。
本当に募金する気なら、自分たちだけでやればいいのに、
わざわざ他者から義援金を集めてから募金するなんて、
やり方が不自然。手間増やすだけだし。募金集めて
ねこばばする、募金詐欺のやり方に似ている。
頭が悪いのか、性根が腐っているか、どちらかにしか
思えない。
あんたの会社で拠出できる最大限の寄付を
普通にすればいいだろ、アホ!
どう考えてもおかしなシステムだろう?もう少し信憑性あるものにしてくれ。

マッチング・ギフトはせこいのですか?
私の勤めている会社では災害時だけではなく、昔から普通にマッチング・ギフトをやっています。スマトラ地震のようにかつての大きな災害の時には、従業員からの募金はマッチング・ギフトという形で集めたと記憶しています。
各自から募金を募って、そこに同額を上乗せするマッチング・ギフトは世界の多くの国で寄付の手法として採用されている方法であり、個人からの寄付を募るにはいい方法だと思います。せっかく1万円出すならそれが2万円になって届く方と聞かされた方が出しやすくなります。
それを半額値切りだとか、企業で全部出せとか言うのは心が狭い人たちだと感じてしまいます。このような批判の声にはもの凄くがっかりしてしまいます。


●募金と宣伝への批判
災害を自社の宣伝に利用するのは姑息かつセコイ。
寄付金を2倍にするとか、何かまどろっこしいな。それだったら普通にストレートに
寄付すればいいのに。
200円募金して400円の寄付にするなら自分で400円募金します。
何で集まった善意をこの会社が、倍にする必要があるかが問題なんだけど・・
なんで「寄付金集めします!」なの?認知度低く、得体知れない会社なのに。
素直に「○○円寄付します!」といえないのだろうか?
こんなことするなら、半分出すじゃなく、普通に寄付しろ。

どこまで高潔な精神(?)を要求しているんでしょうか。
宣伝効果を一切考えていない企業などほとんどありません。すでに何億円もの寄付を表明している企業もありますが、彼らだってイメージアップを考えていないはずがない。
いいじゃないですか。何千万円や何億円というお金を出してくれるんです。宣伝の一つ位させてやってもいいじゃないですか。「うちの会社は寄付しました」というイメージアップ戦略が許されないなら、義援金を出す企業は激減します。
私の勤務先の会社も今回の地震で億を超える義援金を送ります。かつてのスマトラ地震の際にはさらに巨額の資金や物資を拠出しました。ただ、ここに宣伝の意思がないかと言えば嘘になるでしょう。
大事なのは必要な物資が集まって復興されることです。そのためにちょっと企業宣伝が入ってもいいじゃないですか。ユニクロの肌着が届くことで「ユニクロっていい会社だな。次から少し利用してみようか」なんて効果を期待していてもいいですよ。
何千万や何億円というお金を出す相手にお前の性根は腐っていると説教垂れるその精神がよく分かりません。

このような、ある問題をおこした会社をずっと叩き続けること、マッチング・ギフトの否定、企業宣伝を兼ねた募金への批判コメントなどを見ていると日本人に少しがっかりもします。(一部の人たちだけなのでしょうが、それでもね)



コツコツ長期投資家には買い場

大地震・津波の被害及びそれに伴う原発問題や電力供給問題もあり、日本株が大きく売り込まれています。
日経平均先物も8000円を割り込んだように先週金曜日には1万円を超えていた指数とは思えないくらいの売り込まれ方です。

しかし、コツコツ長期投資をする人たちはあわてる必要はないでしょう。今回の地震が日本に与えたダメージは大きいですが、日本がこの一撃で沈むわけではありません。阪神大震災も当初言われていた予想よりも早く復興しました。コツコツ長期投資家が信じる「人類の叡智」「人類の発展」といったモノがあるならば、今回の地震からも復興するはずです。

今回の地震でパニックになって損切りしてしまうのではなく、投資においては買い場が来たのと同じと考えてもいいのではないでしょうか。
もちろん、将来のことは分かりませんので私の見通しが外れている可能性もあります。ただ、どうするにしても、こういうときこそ落ち着いて判断すべきでしょう。



私の著書 - ズボラ投資
「毎月10分のチェックで1000万増やす! 庶民のためのズボラ投資」
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