吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)

投資信託を使った低コストインデックス投資/パッシブ投資(バイ&ホールドの国際分散投資)で資産形成を行っている一般サラリーマンの吊られた男が、主に投資やお金のことについて語るブログ。時々、投資やお金以外の話もします。



国債

気になる20年日本国債利回り

このブログの投資報告対象では日本の国内債券にはほとんど投資していません。
  ※参考:2010年3月末のポートフォリオ

しかし、日本国債の利回りが気になります。
それは、今勤めている会社が確定給付年金(キャッシュバランスプラン)制度を持っているからです。
この確定給付年金に毎月積立されており、運用利回りは20年国債利回りに連動しています(正確には5年平均)。

IICのページで国債利回りを見てみると、2009年を基準とした過去5年平均の20年国債の利回りは2.111%とのことです。20年国債の利回りを年単位で見ても2004年以降は2.0%〜2.2%の間と狭いゾーンの推移です。
良く言えば「安定している」、悪く言えば「低迷している」ということですね。



でも、日本はデフレだから実は日本国債の実質金利はそんなに低くないとも言えるのかもしれません。







不人気の個人向け国債

4月の個人国債販売、過去最低=前回比35%減、3541億円 (時事ドットコム)
財務省が9日明らかにした4月15日発行の個人向け国債販売額によると、金利固定の5年物は前回比30.4%減の2919億円、変動金利10年物は52.7%減の622億円といずれも過去最低を記録した。
変動金利物で前回比50%以上減ですか。
1年程前には日本の金利上昇のタイミングが今か今かと騒がれていましたが、サブプライムローン問題が昨夏に大きくなって以来、しばらく金利が上がるメドがありませんので、仕方ないのか。
しかも、日本の赤字体質やらアメリカ国債大量保有などで日本国への信用リスクも大きくなっているとなっては当然の結果なのかもしれません。

現に、こう個人向け国債の販売低下をぼやいている私も今の個人向け国債に食指が動きません。今なら金利の高いネットバンクの短期定期預金で回した方が効率的です。

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@吊られた男



インフレから資産を"守る"最善策は?

インフレーション(インフレ)とは・・・「物価が上昇し、通貨価値が下落する」ことです。

日本では2007年後半からガソリンや食料品の値上げでインフレが話題です。そういえば、自動販売機の350ml缶も昔は100円とワンコインでしたが、今は120円です。

このように通常、お金は黙って持っているとインフレによってその価値が目減りします。そこで自分の資産を減らさないためには、名目の資産価値(≒資産の評価額)を増やす必要があります。


そこで、表題の質問です。

「インフレから資産を"守る"最善策は?」

1) 元本保証だ、普通預金
2) 元本保証で利率が少し高めの短期の定期預金
3) 元本保証で利率はさらに高い長期の定期預金
4) 固定金利の個人向け国債
5) 変動金利の個人向け国債
7) 外貨預金 (FXのスワップ含む)
8) 外国債券
9) 株式投資
10) 投資信託
11) 不動産投資
12) 小麦等のコモディティ投資
13) 実物で持つ



【答え】
1) 普通預金 (特に利率の高いネット銀行)
2) 短期の定期預金 (特に利率の高いネット銀行)
5) 変動金利の個人向け国債


意外に思いますか?
「雀の涙のような銀行の金利ではインフレから資産を守れない。インフレから資産を守るための株式投資」という意見を聞かれると思います。しかし、いろいろ調べるとこの意見は正しくなく、普通預金、短期の定期預金、変動金利国債、この3つはインフレから資産を守るには最適な商品に思えます。

理由は・・・「金利とインフレ率の連動」です。
今の日本では国債も預金も低金利ですが、この低金利で実質資産価値が目減りしたのでしょうか?していませんね。これは日本がデフレだったからです。

では、日本がインフレに転じたらどうなるでしょう?
その場合は一般的に金利も上昇します。世界各国のインフレ率と金利の関係を見てもらえば分かりますが、一般的にインフレ率が高いと金利も高くなり、インフレ率が低いと金利も低くなります。
つまり、金利分だけ資産が増えていれば、インフレで名目価値が目減りした分はカバーできるのです。

これに対して、株式投資などはリスクがある投資で、名目での資産価値を減らす可能性があります。外貨預金も為替レートで損失となる可能性があります。
つまり、インフレから資産を"守る"には不適格です。
株式などのリスク資産への投資は、実質資産価値を守るのではなく、実質資産価値を"増やす"という攻めの手段です。


守りの姿勢では、変化する金利を如何に享受するかが課題です。


[普通預金]毎月のように見直しあり
[短期の定期預金]満期が短く、すぐに新しい金利で預けかえられる
[利率変動国債]6カ月おきにその時の国債金利にあわせて変動する

そのため、上記の3つがインフレからの資産防衛には最適な商品だという結論になります。





個人向け国債、利率決定

2007年9月の個人向け国債の利率が決定。

○変動10年 年率0.85%
○固定5年 年率1.15%


低くないですか?
前回と比べてしまうと特に申込意欲が減退…

@吊られた男



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