吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)

投資信託を使った低コストインデックス投資/パッシブ投資(バイ&ホールドの国際分散投資)で資産形成を行っている一般サラリーマンの吊られた男が、主に投資やお金のことについて語るブログ。時々、投資やお金以外の話もします。



参議院選挙

TPPについて書いた過去のエントリー (まとめ)

先日、TPPについて久しぶりに書きましたが、以前にも交渉参加時が取りざたされた時に書いたものもご紹介。


●2011年10月28日: TPP交渉参加反対の怪
TPP交渉参加反対派にロジックが無いのではないかと書きました。

●2011年11月2日: TPPを巡る議論の勘違い
TPP反対派が主張するいくつかの言説(「アメリカは日本を狙っている」、「TPPには一切の例外はない」、「アメリカの承認が必要、アメリカの言いなり」、「承認無く脱退できない」、「ISD条項は一方的にやられる」)が的外れ、もしくは間違っていると書きました。

●2013年7月10日: いまだにTPPのISD条項が問題とか憲法違反とかいう人がいるのか
先日のエントリーです。
日本は35年も昔のエジプトとの条約を皮切りに多くの国とISD条項を締結しているのに、それを今まで一切指摘したことが無いばかりか、今回も指摘することもなくTPPにおけるISD条項のみを司法権の侵害だと批判することが的外れと書きました。


TPP賛成でも反対でもいいですが、最低限の事実の理解やロジックは整理して話してほしいものです。







参院選迫る:投票したい人がいないから棄権、抗議の白票はイカン

参議院選挙も近づいてきました。

2012年に書いたものですが、BLOGOSに転載された選挙で支持したい人がいないから抗議の意を込めて白票を投票…とは言うもののが何故かこのタイミングでTwitterで多少拡散されていました。(選挙に関するネタということで発掘されたんでしょうね…)


しかし、Twitterをチェックしている一部の人などを除いては半年以上前のエントリーを見つけて読む人などそうはいないので、過去のエントリーの焼き直しですが再度投票について書いてみます。

※参考:過去の選挙/投票ネタ
 ・「自分が投票したって何も変わらない」とかどうなんだろう (2012年12月11日)
 ・選挙で支持したい人がいないから抗議の意を込めて白票を投票…とは言うものの (2012年12月13日)

今回の参院選も相変わらずですが、積極的に投票したいという選挙にはなっていません。

そうすると良く聞こえてくるのが、
●「どうせ、おれなんかが投票してもしなくても結果は変わらないよ」
  ⇒投票しなくてもいいというあきらめ
●「ロクな政治家がいない! でも投票を棄権はしたくない。白票を投じてやる!」
  ⇒意識が高い白票を投じる行動


しかし、これらの行動こそが、ろくでもない候補者ばかりの選挙と結果を生み出します。
特に後者のような意識の高い抗議の白票が抗議行動と逆の結果をもたらすのは皮肉なことです。

棄権の白票はただの無効票です。有効票数を減らすことは組織に守られて組織票で当選を目指す奴らにとって好都合であり、抗議の白票=現在の既得権側を有利にするだけです。

投票したい政治家がいなくてもいいのです。どうしても当選させたくない人/政党以外を書いて投票するだけでも意義があります。



民主党の参院選議席数減の責任は現執行部にあるのか?

先に行われた参議院選挙で民主党の議席数は改選前の54議席から44議席に減りました。
この議席数減少をもって菅代表や執行部に責任と取れと迫る意見があるが、これは正しいのか?


現執行部の失態によって議席数を失ったならば、彼らに責任があるのはその通り。しかし、議席数減が即彼らの責任とは言えない。

企業が壊滅的な赤字体質になっていて、そこで経営者になって3年で損益0まで立て直した経営者は糾弾されるべきか?
単年の損益だけで言えば建て直しの3年間は赤字を出し続けたのだから糾弾されるべきとなる。
しかし、これに賛同する人は多くないだろう。彼抜きでは赤字体質が続いていたところを改善したのだからよい評価がされるべきである。彼が業績に対してどれだけ貢献したかで測定されるべきとなる。


民主党についても同じことが言えます。
今回の-10議席という結果に対して、彼らがどれだけのプラス/マイナスの影響を与えたのかが重要です。

今回の民主党の議席数減は、鳩山政権時代に民主党の支持率が右肩下がりで下がり、民主党への期待がしぼんでいたことが大きな原因ということにはほぼ異論は無いはずです。
現政権は期待が高かった就任直後よりは支持率は下げたものの、選挙時点では鳩山政権時代よりは支持率は高かった。
鳩山-小沢体制が崩れさえすれば後任は誰でもよかったから支持率は高くなって当たり前という話もあるが、少なくとも議席数減が即現執行部の責任と繋がるのはあまりに短絡的に思えて仕方ない。

比例の票数を見ても民主党は1800万票獲得で1400万票獲得の自民党を大きく引き離していた。2000万票は下回ったが、あの鳩山-小沢体制での失点の後ではそう簡単に多くの表を集めることは難しく、「たったの10議席減ですんだ」というのが正解だったのかもしれない。


菅氏などを批判しているマスコミや民主党内部の人でこういう分析をして言っている人はどれだけいるのでしょう?



私の著書 - ズボラ投資
「毎月10分のチェックで1000万増やす! 庶民のためのズボラ投資」
連絡先
私への連絡は下記メールアドレスまでお願いします
tsurao@gmail.com

tsuraolife_banner_s

follow us in feedly

にほんブログ村 株ブログ 投資信託へ


Recent Comments
ブログ内記事検索
PR
お勧め銀行・証券会社
■証券会社■
○SBI証券

○セゾン投信


■銀行■
○住信SBIネット銀行


■401k(確定拠出年金)■
○SBI証券
タグ
Archives