「本気の失敗には価値がある」
「失敗を知って乗り越えたモノならそれはいいモノだ」

失敗することは決して良いことではありません。最初から成功するに越したことはない。しかし、現実は失敗せずに成功できるような道が簡単に見つかるようにはできていません。

資産運用について、私が古典3部作としている下記3冊のように低コスト長期分散投資の指南本も数多く出ています。
ウォール街のランダム・ウォーカー
敗者のゲーム
インデックス・ファンドの時代

しかし、本を読んで低コスト長期分散投資を始めても皆が続けられるわけではありません。
2007年→2009年の下落相場では多くの人が消えていきました。本の教えの通りであれば、そのような相場の中でも投資を止めないことが重要なのですが、それを続けられなかった。(相場は回復した)
一方、同じような状況でも投資を続けられた人もいます。

この違いはどこから来るのか?
全員に当てはまる話ではありませんが、生き残った人の多くに過去に株式投資等で失敗してきた(上手くいかなかった)人たちがいます。資産を増やそうと頑張って数々の失敗等を通って低コスト長期分散投資にたどり着いたというパターンです。
本気でやって失敗し、それを知って乗り越えた末にたどり着いた低コスト長期分散投資は、1,2冊の本を読んで分かったつもりになってやる低コスト長期分散投資とはワケが違います。見た目は同じでも中身の強度は違います。

「本気の失敗には価値がある」 (by 南波六太)
「失敗を知って乗り越えたモノならそれはいいモノだ」 (by 南波六太)