吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)

投資信託を使った低コストインデックス投資/パッシブ投資(バイ&ホールドの国際分散投資)で資産形成を行っている一般サラリーマンの吊られた男が、主に投資やお金のことについて語るブログ。時々、投資やお金以外の話もします。



住宅

保険も住宅も契約/保有し続けるという前提はいけないんじゃないかな

house-insurance

つい先日に「賃貸 vs. 持ち家」の単純な比較で持ち家の方がお得なのは当たり前かなと書きました。そこへ住宅と保険と分野こそ違えどジャストタイミングで同じよう視点で保険の営業トークに負けない切り返し術という後田亨氏のコラムが日経新聞(電子版)に掲載されました。

※実は私が先の内容を書くにあたっては、後田氏のこのような主張は頭の片隅にありました。

保険の営業トークに負けない切り返し術の中で後田氏は以下のように書いています。
 30年後のことは極めて不透明です。「発想を転換 保険の更新、実は怖くない(6月15日付)」にも書いたとおり、10年以上続く契約は半数程度だと思われます。

 30年後に711万円受け取れる可能性は確実なものではなく、さらに、その時のお金の価値も不透明であるのに対し、30年以内に中途解約したら、常に払込保険料を下回る払戻金しかないことは確実な既定事項です。
この実数の正確性はともかくとして、保険において中途解約する人が少なくないと言えます。
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「賃貸 vs. 持ち家」の単純な比較で持ち家の方がお得なのは当たり前かな

living-room

「賃貸 vs. 持ち家」のどちらがお得かは永遠のテーマです。
しかし、"単純に"比較した場合、持ち家の方がお得になるのは当たり前の話でしょう。

長期間利用の場合、レンタル/リースよりも購入が安いのが普通

一般論として、あるモノを長期的に継続して利用する場合、レンタルやリースよりも購入してしまった方が安いものです。
買わずにレンタルするものとしては、着物の様な晴れ着、DVD/CD、車などがあります。スポット利用ならレンタルでいい価格ですが、継続的に使うと買ってしまった方が安くなります。

ビジネスシーンでプリンターやPCを借りるように、ある程度のまとまった期間を借りるリースもあります。長期的に利用する場合、スポットのレンタルよりもリースの方が割安ですが、それでも長期的に継続利用するなら購入してしまった方が安いことが多い。

そして、本題の住宅における比較の話・・・・・・
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住居は「郊外に戸建て」→「都内の便利なマンション」へ

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住宅選びの志向について以下のような感覚がありましたので、Google先生に聞いてみました。

 ●昔: 郊外で戸建て/パパは長時間通勤。
 ●今: 都心及び近郊でマンションOK。賃貸も可。



Google先生が教えてくれたのが、住生活研究所の「サラリーマン住まい意識調査
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住宅を購入させることによって購入される耐久消費財は151.8万円

全く意図していなかったのですが住宅を購入することになったわけで、冷蔵庫、テレビ台、衣装収納ボックス、オーディオ、書籍/CDラック…といろいろ買い物をしています。今後もさらに買い物は増えていきます。

「貯蓄から投資へ」なんて掛け声もありますが、我が家にお似合いなのは「投資から消費へ」



そうなると「世間では住宅を購入するとどれくらい耐久消費財を買うんだろう」と気になってきます。

疑問があればGoogle先生に質問するのが定石です。
私が質問するや否や(0コンマ何秒で)Google先生は「吊られた男よ、それは住宅金融機構の新規住宅取得者の耐久消費財購入実態調査を見たらどうだ」という素晴らしい答えを教えてくれました。

その調査がこちら→新規住宅所得者の耐久消費財購入実態
ここから主だった重要な表2つを以下に引用します。








178.1万円とダントツで戸建ての耐久消費財購入額が多くなっており、151.8万円まで平均を大きく引き上げています。
注文住宅と新築分譲マンションはほぼ同等で117-118万円です。

この金額は「高い!」と思いますが、我が家の場合は以下のような幸運ゆえに購入額が低くなっているのであって、幸運がなければ十分に買っていた可能性があります。
 ・車は買わない
 ・テーブルセット、照明、エアコンなどはあった

賃貸から持家に移った時には、その必要性のみならず、持家なんだからちゃんとしたものを買おうという意識も働いているのではないでしょうか。


政府は景気対策としてすぐに住宅購入を優遇しますが、この耐久消費財への波及効果も大きく優遇することが納得できます。



住宅購入or賃貸の論点は総支払額の損得ではなくリスクの変化

住宅を購入するか賃貸にするか…

人生やお金の話をすると結婚と共によく話題になるトピックです。

「購入vs賃貸」比較で最もよく使われるのが住宅関連費用の総支払額比較です。

生涯ずっと持家で生活した場合と賃貸の場合で、住宅関連費用の総支払額を比較して、「持ち家が有利」「賃貸が有利」「どちらとも言えない」のような結論になるのが王道路線です。
この方法は、金額という数字の物差しで比較するので非常にわかりやすい。この方法は一つありでしょう。


しかし、近年の持家/賃貸論争のポイントは違うところにありそうです。

それは、将来の不確実性が増大する中で、住居と支払いを長期間固定することへの警戒感です。


先の生涯総支払額比較では、[持家or賃貸で支払い/住み続けられる」という前提で話が進んでいました。

しかし、その前提が怪しくなってきています。

昔は終身雇用神話という根拠なき寓話が現実世界で通用する理論かのように信じられた時代がありました。ところが、現実世界ではそれが通用しないことが徐々に明らかになり、加速しています。大企業正社員でもリストラはあり得るし、昇給も確定的ではない。
住宅ローンを支払い続けられるという保証が怪しくなっています。

また、同じ住宅に住み続けられるかも怪しくなっています。今の勤務先に通える場所に家を買ってもリストラ→再就職となると次の勤務先がそこから通える/通いやすいとは限りません。昔も転勤などはありましたが、それはまだ予測しやすい話でした。


このように将来の不確実性が高まる中、住居と支払いを固定させることのリスクが大きくなっています。
生涯住み続けた場合の損得も一つの比較方法ですが、そもそも「そのシナリオが続くのか?」ということが賃貸派の思考の根底にあるのではないでしょうか。



私の著書 - ズボラ投資
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