吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)

投資信託を使った低コストインデックス投資/パッシブ投資(バイ&ホールドの国際分散投資)で資産形成を行っている一般サラリーマンの吊られた男が、主に投資やお金のことについて語るブログ。時々、投資やお金以外の話もします。



低金利

「預金の金利が低くて増えないからリスク取って増やさなきゃ」に注意

disney fireworks

以前もこの手の話は書いた気がしますが,定期的に書いていきたい話です。

「年金の支給額も長期的には減額されていきそうだ。自助努力をしなくてはいけないのだけど,最近は銀行の金利が低くて,銀行に預けていても全然お金が増えない。だからリスクを取って高いリターンを求めなくては。」

投資を誘う文句でこんな話があります。職場でも「預金していてもお金増えないよね。投資した方がいいのかな」といったような声を聴くことがあります。(このような声を聴いたのが今回書くきっかけ)
    1. 年金や国家の財政破綻,長寿による老後の長期化などで自己努力がより求められる
    2. 自助努力というけど,預金していてもお金は増えない
    3. お金を増やすならリスク資産への投資だ!
こんな論理構造です。
一見正しく聞こえそうでもありますが,これは要注意です。
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低金利を背景にして40年国債の増発や50年国債登場の憶測も

大岳 小浜島

財務省、今秋にも40年債増発へ 数千億円規模の公算 (ロイター)
40年物の国債をどの程度増額するかは今後詰めるが、年度を通して数千億円の規模になる公算が大きい。40年物を増額する分、別の年限の国債発行は減らす。

日本政府、50年債の発行を検討=関係筋 (ウォールストリート・ジャーナル)
日本政府は戦後最長の年限となる50年物の国債発行を検討している。日本銀行の金融緩和で生まれた低金利環境に乗じる。事情に詳しい関係者が明らかにした。

10年国債の利回りがマイナス金利になるなど、日本では超低金利の状況です。この低金利を受けて40年国債の増発といった話や50年国債が登場するのではないかという憶測が聞こえてきます。
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日本の低金利は異常(みたい)

日本の銀行の預金金利は異常なようです (byアメリカ人&イギリス人)

ちょうど2010年8月のアメリカの新規失業保険申請件数が50万件と発表された後の話です。

仕事に行くシャトルバスの中でドライバー(アメリカ人)と他の乗客(イギリス人)が話をしていました。
「オフィス閉鎖になるとそれに関連して食べている人の職も失われるなー」、「景気悪いからねー」のような話に始まり、新規失業者保険申請件数の話になりました。その流れのままに景気対策での低金利の話になりイギリスの銀行金利が異常に低く0.5%だと預金金利のいう話をしました。
運転手もそんな感じの話で盛り上がっていたので、「日本の場合はもう1つ0が必要だよ。いや、それよりもう少し低いか」と混ざったところ、それを聞いた2人の反応は信じられないというような反応でした。

0.50%が異常な低金利だと思っている時に0.05%(より低い金利)というのは信じられないうことみたいですね。
彼らの反応は「だったらRefinanceのチャンスじゃない?」というものでしたが、「この低金利は一時的ではなく継続して続いているからRefinanceしてもほとんど金利は変わらない」と返したらさらに驚かれました。

その後はあまり話がまとまりませんでしたが、「そんなに金利が低いなら政府は国債発行し放題じゃないか」なんて話にもなりました。


日本人は低金利になれてしまいつつありますが、世界的に見るとやはり異常な低金利水準のようです。



追記(2010年8月30日 20:48EST):
異常だという意見にドイツ人も加わりました。



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