文部科学省の「大学規模・大学経営部会」の(第5回) 配付資料として配布された資料から抜粋したグラフです。日本は25歳以上の割合が圧倒的に少ないですね。
なお、修士における社会人入学者の割合は11.8%、博士では34.3%とのことです(2008年)。
もう少し社会人の割合が多くてもいいと思うのは私だけでしょうか?
大学院も含みますが、大学は学問の世界では最高位の教育機関です。文学、語学、経済学、物理学、生物学、数学、医学、法学・・・とありとあらゆる分野の専門的な研究と教育をしている機関です。そんな立派な機関なのに社会人の利用率が余りにも低すぎるように感じています。社会人としてステップアップしたい人がどしどし押し寄せるような教育機関になることはできないのでしょうか。
日本企業が、一度労働キャリアを外れたものを再雇用しにくいという事情はあります。しかし、それでもそのハンデ以上のメリットを提供できるほどに魅力的な学習の場になってほしいという思いもあります。最高学府なのですから、弱きは去り、強きだけが生き残るような厳しい世界でいいと思っていますが、その道は険しい。