吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)

投資信託を使った低コストインデックス投資/パッシブ投資(バイ&ホールドの国際分散投資)で資産形成を行っている一般サラリーマンの吊られた男が、主に投資やお金のことについて語るブログ。時々、投資やお金以外の話もします。



人生

無駄なことにこそ価値がある: 経済的な損益で考えるばかりでは息苦しい

hashi

投資をやっていると,いかに効率的に経済的な利益を得るかといったことを考えるようになります。
特にインデックス投資の考え方は期待リターンやリスクといったものを数字で考えて,勝てる確率が高い方を選ぶといったことでなおさらそのような傾向がある投資法です。

そういう思考法を持つと
    • 入院確率やそのときに発生しうる費用などを計算して,医療保険に加入すべきか・しないべきか
    • 持ち家か,賃貸か,どちらの方が長期的にはお得か
といった経済的合理性で物事を考えがちになることがあります。

しかし、人生は実は無駄なことに価値があります。ある局面で経済的合理性を追及するのは無駄なことにその資金をつぎ込むためとも言えます。



仮に経済的合理性ばかりを追求していくとしたら,それは人生といえるでしょうか?続きを読む







QOL向上のための貯蓄であり投資

(貯蓄や投資に限りませんが)貯蓄や投資の重要な目的はQOLの向上です。

QOLを向上させるために貯蓄するのであり、投資をします。
株式に投資することで、株価の値動きが気になって仕事が手につかない、デート中も上の空・・・では困ります。節約に励むあまりに友人付き合いがなくなってしまうのも考えものです。

投資ゲームを楽しむという目的もありえますが、一般的には生活向上のための投資です。
投資をすることで他のことが手につかなくなったり、不安で一杯になるようならば、期待リターンが高くても投資をするべきではないでしょう。「投資をすることで喜びを感じろ」とまでは思いませんが、少なくとも「その投資をすることで不安は増えない」という程度で投資はするべきでしょう。

でも、リスク資産への投資をしたことがない人には、小額の投資であっても怖いと感じる人もいるでしょう。投資するキャパシティが全くない状態です。このままではいかなるリスク資産への投資もできません。
そんな人が投資の世界に足を踏み入れるには、正しい知識を身につけることで、知らないが故の怖さを取り除くことが重要です。(怪しい営業がやってきてセールストークで洗脳してしまうのが問題ですが)


今日は短めで。



いくらあれば仕事を辞める?

投資をしていると(していなくても?)「いくら資産を持っていたら仕事を辞めるか」なんて話が出ることがあります。

投資ブログでも話題になることもありますし、実践されている人もいます。



今の時点の吊られた男の考えを書いてみます。

ただし注意が必要なのは年齢です。30歳時点で将来的に必要な資金と50歳時点では大きく異なります。年齢設定をしないと必要な資産は決められません。そこで今30代なので40歳時点を考えます。

うーん・・・
うーん・・・
うーん・・・
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うーん・・・

40歳時点で8億円!!

これが最低ライン。


「多すぎ!!」、「サラリーマンの生涯年収より多いぞ!!」という意見もあるかもしれませんがまじめです。(たった8億円かよ、という意見もあるでしょう)

生涯年収で3億円稼げれば上出来な社会で8億円は大金と言えるでしょう。(金融資産5億円で超富裕層と呼ばれる)
しかし、生涯年収を越える金額があれば即働かなくていいととは思いません。


60歳や65歳まで働いて生涯年収が3億円ならその範囲で生活するでしょう。でもその3億円の範囲の生活が理想なのか?
もし金融資産が1億円加わったとしたら、労働を減らして労働収入は2億円で満足か?
私の答えはNO。1億円の資産と3億円の労働収入が見込めるなら4億円の生活をしたいと考えます。

海外旅行に行きたい。今だってGW、夏休み、秋休み、クリスマス〜年始という長めの休暇の時に金さえあればヨーロッパや南米とかいろいろ行きたい。いや、旅行なんてけち臭いことは言わずにいろいろな国に住んでみたい。いろいろなところに散らばっている友人になかなか会えないがもっと会いたい。
この前の飛行機で見た『The Bucket List』(最高の人生の見つけ方)ではありませんが、海外に行く以外にも人生で死ぬ前にやりたいことはたくさんあります。
仕事の制約がなければもっとサッカーコーチもしたい。これはそんなにお金はかからない。子ども達のために芝生のグラウンドも欲しい。これは金がかかる。
このようにやりたいことにはお金がかからないこともあれば、お金がかかることもたくさんあります。

そう考えると多少の金融資産があれば現状維持の生活を送れたとしても、自分がやりたいことを叶えるためにそれ以上を求めてしまうでしょう。一度しかない人生ですから。


とりあえずは40歳で8億円が今の私の最低ラインです。
この水準は、今やりたいことを考えた時の金額ですので時間が経てば増減するでしょう。やりたいことが変わるかもしれない。それにあわせて必要な金額が増えるかもしれないし、減るかもしれない。また、現実に8億円あっても辞めないかもしれません。
また、今の仕事を辞めたとしてもサッカークラブの運営からコーチなんて仕事のようなものを始めるかもしれません。

皆さんはどう考えているのでしょうか。



感謝の気持ち。みんなありがとう

私は世界に数多といる凡夫の1人です。そんな凡夫が非常に恵まれた人生を過ごしています。

・身体能力が格別に優れているわけではない。
・体格に恵まれているわけではない。
・見た目もいたって普通。
##「それは違う。悪い方だ」と言われたらどうしよう・・・
・行動力や積極性もそれなり。
・真面目さは母親のお腹の中に忘れてきた。
・特殊なスキルは無い。
・頭は極端に悪くは無いが、良くは無い。
・性格にいたっては非常に悪い
##これはこのブログを読んでいる人には
##確実にばれていますね^^;



そんな私ですが、

・小学校でサッカーを始め、
・塾には遅めに入ったものの中学受験は合格し、
・中学/高校と幸せな時間を過ごし、
・中学/高校で素晴らしい友人たちに恵まれ、
・大学に合格し、
・大学が中学/高校に負けず劣らず楽しく、
・大学でも素晴らしい友人たちに恵まれ、
・小学校サッカーチームのコーチを続けられ、
・就職氷河期にも関わらず大手に内定を貰い、
・希望の職場に配属になり、
・希望の会社に転職し、
・2008年の不況下の中で昇格で給料がアップし、
・年収は同年代にしてはやや高めで、
・私にはもったいないほどのすばらしい妻に恵まれ、
・すばらしい娘も生まれ、
・妻の親は私にも優しく、
・私の親は、私に冷たいが妻に優しくて嫁姑が仲良く
・・・と素晴らしく恵まれた人生を送っています。
##特に妻に感謝

それもこれも本当に周りの方々のおかげです。

以前勤めていた会社で私のような異端児に付き合ってくれた同期の方々、初めての職場の先輩に感謝です。私のような最年少のひよっ子に大きな仕事を振ってくれた客先の部長に感謝です。今の職場の上司や上司にも感謝です。

中高時代にできた友人、大学時代の友人、共にタイプは全く違いますが、彼らにはいくら感謝してもしたりないくらいに感謝しています。
多感な中高時代の友人達には、優秀さや自主性とはどういうことかを教えてもらいました。大学時代の友人にはさらに私の視野を広げてもらいました。本当にこの友人たち、皆のことが大好きです。
##そのおかげで性格は悪くなったかもしれません

そして、小学校の時に私をいじめていた人たち、私のことを嫌っていた担任の先生、授業放棄をした担任の先生にも感謝です。最近はこういう先生はダメと言われるようですが、私にとっては良い先生でした。こういう経験があってこそ社会について考え、自分を持つことができました。
特に、親曰く、小学校1-2年生の時に授業をほとんどやってくれなかった先生は本当に私には都合が良かったようです。その経験があってこそ、その後の私のことを嫌いと公言していた先生とも渡り合えた気がします。そして、いい加減な私が仕事などでも踏みとどまれるのはこの時の経験のおかげでしょう。


自己分析として、自分の人生を振りかえってみると本当に人に恵まれた人生です。

もちろん、自分で何もしなかったわけではありません。それなりにアクションはおこしました。部活の部長をしたり、新人研修の新入社員代表をしたり・・・と何かはしてきました。でも、それも誰かがチャンスを与えてくれたからです。友人も転職先を紹介してくれました(内定貰って蹴っちゃいましたが)。その後に転職した会社もずっとアピールし続けたところ、ちゃんとそれを見てくれていた方から選んでもらえました。
そして、ただ皆が私を甘やかすようにしていただけではなく、上で挙げたように私を敵視するいじめっ子や先生のような、私が育つための障害やストレッサーとなってくれた方々もいました。


私がここまで来られたのも本当にこのような多様な人々に囲まれていたおかげでしょう。

本当に恵まれた人生です。


この不況の今、自分の強みや成功要因はなんだったかを自己分析してみて、私のような凡夫の人生成功の秘訣は人に恵まれることかな・・・なんて感じてみました。



自分を欺くな!!(=他人を貶めるな!!)

さて、先の『人生の目標』というエントリーで
- - - - -
一番やってはいけないと考えているのは【手に入らない/できないが、本当は欲しいものに対して「別にそんなの興味ない」とか「そんなもの
あっても幸せになれるかは関係ない」などとのたまわって負けを認めないこと】
です。
- - - - -

このように書きました。これについて書いてみます。


【例1】
「女性にモテたくて彼女も欲しいのに、現実派モテない」
こんな人はたくさんいます。しかし、ここで「モテないけど、女性に興味あって、彼女欲しいし、合コン行きたい!!」とちゃんと自分の気持ちをまっすぐ受け止められるのであれば素晴らしいです。
しかし、世の中には結構な数で「いや、別に女になんて興味無いし、俺は好きで独りで入るんだから満足だよ」と自分の気持ちを欺き、斜に構えている人がいます。

【例2】
「お金があれば幸せとは限らない。外資一流企業で働いているエリートサラリーマンなんて、お金に縛られていて・・・」などと言っている人に限って「あれが買えたら」とか、お金が無いことで自分が不幸だと思っています。
だったら「金があれば幸せになれる」と言えばいいのです。
しかし、お金を持っている人を認めたくないのか、自分を正当化したいのか分かりませんが、上記のようにお金があっても幸せとは限らないと言ったりしています。
##本当にお金に興味が無い人はいいのです。
##金があっても使うわけでなく、今までと同じように
##生活して幸せな人は。


上のような、欺瞞に満ちた考え方が嫌です。
「自分を欺くな!!」
それ以上に「他人を貶めるな!!」

他人を貶め、自分を偽ってまで、自分の小さなプライドを守ってどうするのだと!?無理やり投資に関連付けるとポジショントークです。自分を正当化するために、都合のいい主張ばかりを述べてみる、しかも相手を貶める形で。

こんな人間にはなりたくありません。


「女性に興味ない、独りが好き」と言っていますが、凄く素敵な女性からアプローチされてもでしょうか?そんな人ほど実は女性にもてたいけど、ふられるのが怖くて逃げているだけというオチがあります。

「お金に興味が無い」と言っていますが、給料倍オファーが来ても心は動きませんか?実は今以上にお金を稼ぐ能力が無いだけで、貰えるのであれば欲しいと言うオチがあります。

私はこのようなことは受け入れます。
自分の欲望に素直になり、その上で挫折感を味わう。


たった一度の自分の人生です。私は自分の心に素直に生きていきたい!!

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@吊られた男



私の著書 - ズボラ投資
「毎月10分のチェックで1000万増やす! 庶民のためのズボラ投資」
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私への連絡は下記メールアドレスまでお願いします
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