吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)

投資信託を使った低コストインデックス投資/パッシブ投資(バイ&ホールドの国際分散投資)で資産形成を行っている一般サラリーマンの吊られた男が、主に投資やお金のことについて語るブログ。時々、投資やお金以外の話もします。



ファンドラップ

トータルコスト0.38%以下という低コストを引っ提げて松井証券のロボアドバイザーサービス『投信工房』が登場

投信工房


今は,ファンドラップ → ロボアドバイザーで手数料1%の時代

大手証券会社等が毎月分配型投信の回転売買からファンドラップへ軸足を移しました。トータルの手数料は年率2%といったところでしょうか。

そこへネット証券等がロボアドバイザーなどの付加価値 & 1%前後と従来のファンドラップより低いコストを引っ提げて登場しました。楽天証券の楽ラップ,マネックス証券主導のマネックス・セゾン・バンガード投資顧問,THEO,ウェルスナビ……

投信工房の手数料は驚きの年率0.384% (想定コストが最も高いモデルポートフォリオ)

ここで松井証券から投信工房が登場です。 ※投信工房 説明資料

0.384%(税抜き)。0.384%(税抜き)。

大事なことなので2回書きました。1%前後が手数料相場の昨今で,投信工房はいきなり0.384%という驚きの数字を出してきました。


低コストの理由は低信託報酬の投資信託ラインナップ

以下が取り扱いの投資信託で,これを組み合わせてポートフォリオを構築するとのことです。 (カッコ内は信託報酬)
    • TOPIX: <購入・換金手数料なし>ニッセイ TOPIX インデックスファンド (0.29%)
    • 先進国株式: たわらノーロード先進国株式 (0.225%)
    • 新興国株式: 三井住友・DC新興国株式インデックスファンド (0.56%)
    • 国内債券: 三井住友・日本債券インデックス・ファンド (0.16%)
    • 先進国債券: SMT グローバル債券インデックス・オープン (為替ヘッジあり) (0.50%)
    • 新興国債券: eMAXIS 新興国債券インデックス(為替ヘッジあり) (0.60%)
    • 国内リート: たわらノーロード国内リート (0.30%)
    • 海外リート: たわらノーロード先進国リート (0.35%)
    • コモディティ: i-mizuho ゴールドインデックス (0.65%)
これを見る限り、たわら,ニッセイ,三井住友などと信託報酬が安いブランドから選ばれていることがわかります。
また,投資信託の信託報酬以外でロボアドバイザー利用費などは取らないようです。

リスク許容度に応じて5パターンのモデルポートフォリオ,個別カスタマイズも可

上記の低信託報酬の投資信託を活用して,5パターンのモデルポートフォリオを提示してくれるようです。(分散投資コースの場合)
なお,モデルポートフォリオから選ぶだけではなく,自分で銘柄や比率を変更することもできます。
toushin_kobo_portfolio
目標ポートフォリオの設定は、モデルポートフォリオをそのまま目標として設定することもできますし、お客様自身で銘柄や比率を自由に設定することもできます。もちろん、運用開始時に決定した目標ポートフォリオは、いつでも自由に変更することが可能です。


リバランス積み立てという面白い機能

保有ポートフォリオの比率を目標ポートフォリオの比率に近づけるために必要な購入対象銘柄と金額を、ロボアドバイザーが自動計算して積立投資を実行する積立機能です。
積み立ての方法として,こんなオプションもあるようです。
マニュアルで追加投資をしている人では同じようなことを実践している人がいるかもしれません。追加資金で投資信託を購入する際,目標ポートフォリオの比率で購入するのではなく,購入時点で比率が下がっているアセットを重点的に購入するというやり方です。

このような積み立てができるようです。


私はロボアドバイザーは比較的肯定派です。以下でも書いたようにある程度のコストならアドバイスをもらえるということに価値を見出す人も多いでしょう。
別のブログの話を紹介すると,米国バンガード訪問レポート(その3) バンガードで個人アドバイスサービスが伸びている?(梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー) でも紹介されているようにバンガードのファンドを購入している人でも有料のアドバイスをほしいという声は強いようです。

投資信託の取り扱いをやめていた松井証券ですので,投資信託で資産運用をする人は口座を開いていない人が多いかもしれません。そんな松井証券から従来のロボアドバイザー競争に風穴を開けるかのようなサービスの登場です。
この手数料水準,ロボアドバイザー競争に大きな風穴を開けてくれることを期待したい。







金融庁の金融レポートを読む 〜 山崎元と金融庁の突っ込みどころ!

金融庁

9月15日に金融庁から『金融レポート』が発行されました。
平成27事務年度 金融レポートについて

金融レポートと言うだけあって日本の金融に関することが色々書いているのですが、山崎元氏が【「個人投資家から見て」金融レポートのどこを読み、どう生かしたらいいのかをご紹介しよう。】として,ダイヤモンド・オンラインに金融庁がダメ出しする運用商品ワースト3という記事を書いています。

これを踏まえた上で、金融レポートの中身を見ていきたい。

なお,タイトルの「山崎元と金融庁の突っ込みどころ!」は,私も何度か講師をさせていただいた横浜サカエ塾のセミナーで,11月22日に開催されるセミナーのタイトルです。私が紹介するまでもなく定員に達したようですが,紹介を兼ねて拝借させていただきました。
 ※山崎元の突っ込みどころ! (こくちーず)

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ファンドラップ口座の手数料水準は1%へ 〜その先は…

walk
楽天証券のファンドラップ ”楽ラップ” はなかなかいいサービスでも紹介した楽ラップですが、手数料が年率0.990%以下と1%未満の水準です。
他にも、これに近いファンドラップのサービスが出てきています。続きを読む



楽天証券のファンドラップ ”楽ラップ” はなかなかいいサービス

楽ラップ


先のステート・ストリートの低コストインデックスファンドは楽天証券のファンドラップで採用では、ステート・ストリートのファンドの情報として言及しましたが、楽天証券のファンドラップとなる「楽ラップ」の情報が公開されていました。

信託報酬・ラップサービスの費用コミコミで最大でも年率1%未満!

楽ラップ  手数料

上記が報酬体系です。固定報酬型と成功報酬型がありますが、固定報酬型に目を向けると手数料の合計が最大でも年率0.990%になっています。採用しているファンドの中で一番信託報酬が高いファンドはたわらノーロード 新興国株式<ラップ向け>0.3780%ですが、組み合わせで作るポートフォリオにおいては0.288%ということのようです。
最大で年率1%を切る水準ですから、先行していた大手証券会社のファンドラップとはずいぶんと報酬に差があります。

最大0.990%という手数料はどうなの?

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ステート・ストリートの低コストインデックスファンドは楽天証券のファンドラップで採用

robo advisor ロボアドバイザー


今年の4月に話題になっていたステート・ストリートの低コストインデックスファンドですが、楽天証券のファンドラップで採用されることが明らかになりました。

4月時点の情報続きを読む



私の著書 - ズボラ投資
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