投資信託に限らず、ファンドと言われるものの多くに求められるものだと思うのですが、特に一般向けの公募投資信託では客観的に評価できる基準が欲しい。

評価できる基準≠いわゆるベンチマーク

本題に入る前にいくつか細かい話をします。(一度目は読み飛ばしていただいてもOKです)
評価できる基準というと、多くの投資信託が設定しているベンチマークが思い浮かびますが、ここでいう評価できる基準はベンチマークに限りません。

ベンチマークがなじまないファンドがもある

細かい話ですが、投資信託を「インデックスファンドかアクティブファンドか」に分ける分類がありますが、そのどちらにもカテゴライズできないファンドがあります。
例えば、ラダー型のパッシブ運用をするファンドです。日本債券ファンド(毎月分配型)はパッシブ運用の代表的なラダー型の運用をすると決められているファンドです。対象指数が存在しないのでインデックス運用ではありません。しかし、パッシブファンドであり、アクティブファンドではありません。
このようなファンドの場合、連動を目指すべきベンチマークは存在しませんし、積極的に何かの指数を上回ろうと努力することもできません。ベンチマークという考え方がなじまないファンドです。

評価できる基準って何よ?

本題です。
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