吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)

投資信託を使った低コストインデックス投資/パッシブ投資(バイ&ホールドの国際分散投資)で資産形成を行っている一般サラリーマンの吊られた男が、主に投資やお金のことについて語るブログ。時々、投資やお金以外の話もします。



ジョインベスト証券

ジョインベスト証券→『野村ジョイ』 (STAM他167ファンドを追放)

ジョインベスト証券は、2009年11月23日より野村證券と統合し『野村ジョイ』として新たにスタートいたします。
ジョインベスト証券株式会社は、2009年11月23日(月・祝)をもちまして野村證券株式会社へ統合され、野村證券のダイレクトサービスである「野村ジョイ」として新たにスタートいたします。引き続きご愛顧のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
ご注意ください 〜 ジョインベスト証券・野村證券両社に特定口座をお持ちのお客様 〜

ジョインベスト証券・野村證券両社に特定口座をお持ちの場合は、両社の特定口座にある上場株式等をいずれか一方に移管・集約し、他方を廃止する等のお手続きをお願い申し上げます。
前々から話題に上がっていた、ジョインベスト証券の野村への吸収が決まったようです。

いろいろ注目ポイントはあるのですが、投資信託投資家として特別に気になったのは、「投資信託・買付け停止銘柄一覧」PDF資料の最後に「投資信託・買付け停止銘柄一覧」なる一覧がありますが、これがすさまじい!!


・三菱UFJ世界国債インデックスファンド(年1回決算型)
・STAMJ-REITインデックス・オープン
・STAMTOPIXインデックス・オープン
・STAMグローバルREITインデックス・オープン
・STAMグローバル株式インデックスオープン
・STAMグローバル債券インデックス・オープン
・STAM国内債券インデックス・オープン

これらのファンドを含めた167ファンドが取り扱い中止です。
インデックス投信では、STAMシリーズの他にも年金積立シリーズ、PRUマーケットパフォーマーシリーズなどの定番ファンドが笑えるくらいに切り捨てられています。
アクティブでも新興国投資で人気(?)のHSBCの新BRICs、チャイナ、インド、ロシアなども取り扱い中止の対象。ラサール・グローバルREITや三井住友ニューチャイナも取り扱い中止です。


何が残ったか?
「業種別インデックスファンド・セレクト・ファンド」シリーズ16本を含めた64ファンドだけです。その中でインデックスファンドを探してみると・・・野村のトピックス・インデックス・オープン(買付手数料2.1%)を発見。


・・・何も言えねぇ・・・


DIAMワールド・リート・インカム、HSBCブラジル、JPM BRICs5、PCAインドなど残っていても買付手数料アップの商品も多数です。




以下のQ&Aを読んでから上の事実を見ると涙が出そう。
Q なぜ野村證券と統合するのですか

A ジョインベスト証券のネットサービスを「野村ジョイ」に集約することにより、これまで以上に「野村グループの総合力」を発揮できる体制を構築し、多様化、高度化するお客様のニーズに応えていきたいと思います。現時点で具体的には申し上げられませんが、野村證券の商品で、ジョインベスト証券では提供できていなかった商品の提供についても検討してまいります。
この発言で167ファンドの取り扱い中止ですか。インデックスファンドに至っては、野村のTOPIXやジョインベストオリジナルのグローバルバランスは残るが、実質的に全滅状態です。
これが、野村の多様化、高度化するお客様のニーズに応えていくことだそうです。

やっぱり、ノムラさんは違いますなー。
凡人とは全く発想が違う。
多様化、高度化するお客様のニーズに応えていくためのアクションが、積立ランキングで2位と3位に入っているファンド(STAMグローバル株式、ニッセイTOPIX)を切るという発想は凡人にはできない。

ノムラさんって凄いなー。





ジョインベスト証券では提供できていなかった商品の提供とは、野村新米国ハイ・イールド債券投信(通貨選択型)ブラジルレアルコース(毎月分配型)とか、野村金先物投信(通貨選択型)とか、野村新中国株投資でしょうかね。


ジョインベストは、第二の野村ファンドネットになったようです。


言うまでもありませんが、多様化、高度化するお客様のニーズに応えるためにも、株式の取引手数料は当然の値上げです。







失効→約定。これは酷いよ、ジョインベスト証券

事情が詳しく分からなかったので、ちょっと様子を見ていましたが、ようやく話が見えてきたので書きます。

買い注文殺到のネット証券 翌日夜に売買成立通知(東京新聞)
野村ホールディングス傘下のネット証券「ジョインベスト証券」(東京都港区)で、日経平均株価が急騰した十四日、事務処理が滞り、注文を出した一部顧客への約定結果を翌日の取引時間終了後に通知していたことがわかった。
同社によると、当日は朝から買い注文が殺到。処理作業が追いつかず、売買注文を受けた当日中に行うべき投資家への約定結果の通知が、十五日午後十時まで遅れた。

 十四日は、顧客が注文状況を確認する画面では売買の不成立を示す「失効」との表示が出て、十五日夜以降に通知を受けて驚いた人もいたという。

 平均株価は十六日、下げ幅一〇〇〇円超と再び暴落したことから、同社には約六百五十件の苦情や問い合わせがあったという。

 ストップ高の銘柄に買い注文を出した男性投資家は「十五日に売却するつもりで買い注文を出したのに、通知に気づいたのは十六日。結局損切りした」という。

 同社は顧客に対し「申し訳ない」と述べるとともに、再発防止のため人員配置の見直しなどを実施した。

これはいかんでしょ。
14日の取引結果が14日中どころか、15日の市場オープン中にも知らされないなんて酷すぎです。そして、一度失効と連絡しておいてから約定なんて、ほとんど詐欺まがいでは!?

しかも、14日の失効後に余力が開放されていたために、15日は普通に取引ができていたようです。それにより、現物取引にもかかわらず、15日にその資金で別の株を買ってしまった人は追証を要求されているとのこと。

加えて信用取引の場合は金利が2日分・・・

これは酷い。


昔サブマリン特許が問題になりましたが、サブマリン約定ですか・・・


これが許されるのならば、証券会社はシステム障害などを理由にして、大引けの比例配分で失効した取引をいつでも復活させて投資家に買わせることができるというのか!?
1年前の失効取引を復活させて投資家に買わせることまで可能ですね。




さらに!!!!!!


ジョインベスト証券のページを見ると・・・
10月22日時点で、この現象に対する謝罪どころかお知らせすらありません!!

10月22日のトップページ画像キャプチャ
joinvest_20081022











「いやいや、トップページは他にも重要な連絡事項があるから載せられないだけで、お知らせの一覧でも開けばあるだろう」なんて思ってお知らせ一覧を開いてみたのですが・・・

ここにも全くありません_| ̄|○

10月22日のお知らせの画像キャプチャ
joinvest_news_20081022








ガリバー野村の100%子会社ということで、報道も控えられているのかもしれませんが、これは酷い。


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ジョインベストで「年金積立インデックスファンド海外新興国(エマージング)株式」

すでに各所で取り上げられていますが、「年金積立インデックスファンド海外新興国(エマージング)株式」が5月1日からジョインベスト証券で取り扱われます。
ジョインベスト証券のプレスリリース

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買付手数料: 1.05%
信託報酬:年率0.8925%
信託財産留保額:0.30%
======

買付手数料の1.05%がネックですね。
もちろん信託報酬が0.8925%ということを考えると十分安い買付手数料なのですが、他の年金積立シリーズを考慮するとノーロードに期待してしまいます。


それにしてもジョインベストは新興勢力として積極的に頑張っています。「年金積立インデックスファンド海外新興国(エマージング)株式」購入のためだけでもなく口座を開設してみました。


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