吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)

投資信託を使った低コストインデックス投資/パッシブ投資(バイ&ホールドの国際分散投資)で資産形成を行っている一般サラリーマンの吊られた男が、主に投資やお金のことについて語るブログ。時々、投資やお金以外の話もします。



サブプライムローン

リーマンショックから1年らしいけど

リーマンショックから1年ということでニュースなどでも久しぶりにリーマンという単語が頻出しています。


その中で、リーマンショックが金融危機を引き起こしたかの表現が少なくないように見えますが、これは正しくないと思っています。
リーマンの破綻は、2007年のサブプライムローン問題をきっかけにした金融危機の流れの中の1イベントにすぎないのではないでしょうか?

サブプライムローン問題といわれて始まった信用バブルの崩壊。この流れの中で各金融機関の経営が怪しくなってきた。その流れの中で、以下のような金融機関の危機も発生していた。
2007年9月のノーザンロックの取付騒ぎ
2008年5月のベア・スターンズの破綻(JPモルガンの救済)

シティはオイルマネーによる延命処置。モルガンスタンレーは三菱UFJから9000億円の出資を受けました。このように各金融機関の経営が行き詰ったわけです。
リーマン・ブラザーズの破綻もその流れの一環でしょう。
同時期に潰れそうといわれていたメリルリンチは救済されたが、リーマンは救済が無かっただけ。リーマンが突然つぶれて世界がパニックになったわけではないでしょう。

そして、AIGも救済されましたし、シティもその後には政府の救済を受けました。



リーマンが潰れるほどの金融危機ではあったが、リーマンショックというのはちょっと語弊がある表現だと思います。







[ブックレビュー] 『サブプライム後に何が起きているのか』 (春山 昇華)

##記事埋めの(?)読んだ本のレビューです


★★☆☆☆
(星の5段階評価で★2つ)


評価の高かった『サブプライム問題とは何か アメリカ帝国の終焉』の続編です。

映画にしろ、本にしろ、1作目が当たったから作ることになった続編はイマイチということが多いのですが、これも同じ印象です。

前作はサブプライム問題とテーマを絞ったがゆえにピントがぼけずにきれいに話がまとまっていました。
しかし、本作では「サブプライム後の世界」とテーマを広げた為か、サブプライム問題にも触れつつ、グローバリゼーションやらと話が拡散しています。

サブプライム問題についてなら前作の方が優れているし、世界経済の展望などであれば、他の型の著書の方がおもしろかったり優れていたりします。
この本は「帯に短し襷に長し」という印象です。


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@吊られた男



[ブックレビュー] 『サブプライム問題とは何か アメリカ帝国の終焉』 (春山 昇華)

##記事埋めの(?)読んだ本のレビューです

★★★★☆
(星の5段階評価で★4つ)


私のサブプライム問題理解の原点になっている本です。新書なだけあって読みやすく作ってあり、この本で得た知識がその後のサブプライム問題理解の大きな助けになりました。


・政府の住宅支援による景気浮揚政策
・サブプライム層へのローン
・リバースモゲージ
・住宅を担保にした生活ローン
・証券化(によるモラルハザード)

決してサルにも読めるような易しい内容ではありませんが、どんな要素が絡まってサブプライム問題というものに至ったのかが読みやすく・分かりやすく書いてあります。


サブプライム問題に乗っかってのど真ん中の本ということで商売気を感じる本なのですが、昨今のサブプライム危機がどのようなものであったかを理解するのには、この本は推薦の一冊。


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@吊られた男



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