Shaun White(ショーン・ホワイト)金メダル!!
バンクーバーオリンピックで一番注目していた男子スノーボードハーフパイプが終わりました。今年は国母選手の服装問題もあり、見た方も多かったのではないでしょうか?
トリノに引き続きShaun Whiteが優勝でオリンピック連覇。
しかも、4年前同様に1本目で首位→2本目を残して優勝という完勝。
前回は2本目がウイニングランになりましたが、今回は2本目もまともに滑り、驚異的パフォーマンス。しびれます。
日本人選手を含めて、他の選手だと単発で繰り出すだけでも大技と呼ばれるようなダブルコーク1080(注目の日本のエース国母選手でさえ、この大技に挑戦して失敗)を簡単に連発されたら周りの選手はたまらんですね。しかも公約どおり(?)ダブルマックツイストまでやられれば脱帽でしょう。
さすがです。
さて、スノーボードハーフパイプの話題を振ったので、いまさらながら国母選手の服装問題で吊られてみます。
日本で、バンクーバーオリンピック開始直前に一番盛り上がったのはこの国母服装問題ではないだろうか。
とてもくだらない話です。
いろいろな批判がありますが、主なポイントは謝罪記者会見(?)での国母選手の態度に対しての批判が大きいようです。「うるせーよ」「反省してまーす」と言った言葉に代表されるように会見の態度に批判が集まっています。国母選手の服装問題と言われているが、実態としては記者会見態度問題ということでしょう。
でも、そもそも・・・なんであんな謝罪をする必要があったのかが疑問です。
日本からバンクーバーまでの移動の時の服装が乱れていたということだが、移動中くらいよくないか?開会式のような公式式典の場で服装を乱していたとすれば問題かもしれない。しかし、何の公式行事でもない移動途中であればそこに何の問題があるかが疑問。「代表選手たるもの移動中でも服装をしっかりせよ」という価値観もあるかもしれないが、これは共通の見解ではないだろう。
日本選手団公式服装着用規定においても、「自覚と誇りを持って公式服装を着用しなければならない」というだけで、着方に関する規定も無い。服の着方と自覚と誇りは必ずしも比例しない。
同じスポーツ選手にしてもサッカー選手でシャツをパンツにいれずにユニフォームを着ている選手とパンツに入れている選手で自覚が違うということも無い。ユナイテッドのユニフォームを愛するルーニーはシャツを出しているが、彼にユナイテッドの選手としての自覚と誇りが無いというファンはまずいない。
ましてやスノーボーダー達にとってあのようなファッションは普通の範疇。ワールドカップなどの国際大会でもあのようなファッションで飛行機移動することくらいは普通。競技中も大音量で音楽を流し、自らもiPodなどで音楽を聴きながら滑ったりするのがスノーボードの世界。そんな世界に、坊主頭の高校球児がグラウンドに挨拶してプライベートでも先輩に絶対服従というような感性を押し付けるのは何か違う。
あのようなファッションで気分を害する人もいるだろうが、それは個々人の感性の違いの問題に過ぎない。嫌う人は嫌えばいい。反省という言葉を言わせる必要はなかった。移動中の服装が乱れていることが競技前の選手を呼び出して謝罪会見を開かせるほどに重要なんですかね?
「反省してまーす」のような言葉の乱れなら、「誰にも文句は言わせないしぃー」のような発言をするような人もいる中で特段に問題ではない。記者会見全体への態度ということなら他にもあからさまに不快感を示すような人もいるわけで、国母選手だけが特段に悪いとも思えない。
服装の乱れが大会出場や各種イベントへの出席という処罰に発展するのであれば、それを明確に規定に書いておくべき。なんとなく日本の坊主頭の高校球児を善とするような価値観の持ち主たちの価値観の押し付けで処分にまで話が及んだり、公の場に引きずり出して謝罪させたりするのは明らかにおかしい。
そこで中途半端に謝ってしまう国母選手もふがいない。特に悪いことをしているわけでもないのだから、反省していないのであれば「別に」くらい言ってくれてもよかった。
ただ、21歳の若者に大舞台が迫っている中であれだけ吊るし上げられた時に戦うだけの力はなかったんでしょうね。
P.S.
ダブルコークも失敗し、Shaun Whiteには遠く及ばず8位に終わった国母選手。この結果を持って「デカイ口叩くなよ」と非難している人がいるようですが、そのような人はまったくの的外れです。国母選手は服装が乱れていただけで、「俺は世界で最高のスノーボーダー。メダルなんて確実に取っちゃうよ」かのようなデカイ口は叩いていません。世界トップとの壁はちゃんと自覚しているし、その上でのメダルを目指した戦いだった。
また、8位という結果は見方によっては惨敗だが、少なくとも日本人ではトップ。他国の選手を入れても自身の上に7人しかいない順位。多少のデカイ口を叩く権利さえもあるかもしれない。
バンクーバーオリンピックで一番注目していた男子スノーボードハーフパイプが終わりました。今年は国母選手の服装問題もあり、見た方も多かったのではないでしょうか?
トリノに引き続きShaun Whiteが優勝でオリンピック連覇。
しかも、4年前同様に1本目で首位→2本目を残して優勝という完勝。
前回は2本目がウイニングランになりましたが、今回は2本目もまともに滑り、驚異的パフォーマンス。しびれます。
日本人選手を含めて、他の選手だと単発で繰り出すだけでも大技と呼ばれるようなダブルコーク1080(注目の日本のエース国母選手でさえ、この大技に挑戦して失敗)を簡単に連発されたら周りの選手はたまらんですね。しかも公約どおり(?)ダブルマックツイストまでやられれば脱帽でしょう。
さすがです。
さて、スノーボードハーフパイプの話題を振ったので、いまさらながら国母選手の服装問題で吊られてみます。
日本で、バンクーバーオリンピック開始直前に一番盛り上がったのはこの国母服装問題ではないだろうか。
とてもくだらない話です。
いろいろな批判がありますが、主なポイントは謝罪記者会見(?)での国母選手の態度に対しての批判が大きいようです。「うるせーよ」「反省してまーす」と言った言葉に代表されるように会見の態度に批判が集まっています。国母選手の服装問題と言われているが、実態としては記者会見態度問題ということでしょう。
でも、そもそも・・・なんであんな謝罪をする必要があったのかが疑問です。
日本からバンクーバーまでの移動の時の服装が乱れていたということだが、移動中くらいよくないか?開会式のような公式式典の場で服装を乱していたとすれば問題かもしれない。しかし、何の公式行事でもない移動途中であればそこに何の問題があるかが疑問。「代表選手たるもの移動中でも服装をしっかりせよ」という価値観もあるかもしれないが、これは共通の見解ではないだろう。
日本選手団公式服装着用規定においても、「自覚と誇りを持って公式服装を着用しなければならない」というだけで、着方に関する規定も無い。服の着方と自覚と誇りは必ずしも比例しない。
同じスポーツ選手にしてもサッカー選手でシャツをパンツにいれずにユニフォームを着ている選手とパンツに入れている選手で自覚が違うということも無い。ユナイテッドのユニフォームを愛するルーニーはシャツを出しているが、彼にユナイテッドの選手としての自覚と誇りが無いというファンはまずいない。
ましてやスノーボーダー達にとってあのようなファッションは普通の範疇。ワールドカップなどの国際大会でもあのようなファッションで飛行機移動することくらいは普通。競技中も大音量で音楽を流し、自らもiPodなどで音楽を聴きながら滑ったりするのがスノーボードの世界。そんな世界に、坊主頭の高校球児がグラウンドに挨拶してプライベートでも先輩に絶対服従というような感性を押し付けるのは何か違う。
あのようなファッションで気分を害する人もいるだろうが、それは個々人の感性の違いの問題に過ぎない。嫌う人は嫌えばいい。反省という言葉を言わせる必要はなかった。移動中の服装が乱れていることが競技前の選手を呼び出して謝罪会見を開かせるほどに重要なんですかね?
「反省してまーす」のような言葉の乱れなら、「誰にも文句は言わせないしぃー」のような発言をするような人もいる中で特段に問題ではない。記者会見全体への態度ということなら他にもあからさまに不快感を示すような人もいるわけで、国母選手だけが特段に悪いとも思えない。
服装の乱れが大会出場や各種イベントへの出席という処罰に発展するのであれば、それを明確に規定に書いておくべき。なんとなく日本の坊主頭の高校球児を善とするような価値観の持ち主たちの価値観の押し付けで処分にまで話が及んだり、公の場に引きずり出して謝罪させたりするのは明らかにおかしい。
そこで中途半端に謝ってしまう国母選手もふがいない。特に悪いことをしているわけでもないのだから、反省していないのであれば「別に」くらい言ってくれてもよかった。
ただ、21歳の若者に大舞台が迫っている中であれだけ吊るし上げられた時に戦うだけの力はなかったんでしょうね。
P.S.
ダブルコークも失敗し、Shaun Whiteには遠く及ばず8位に終わった国母選手。この結果を持って「デカイ口叩くなよ」と非難している人がいるようですが、そのような人はまったくの的外れです。国母選手は服装が乱れていただけで、「俺は世界で最高のスノーボーダー。メダルなんて確実に取っちゃうよ」かのようなデカイ口は叩いていません。世界トップとの壁はちゃんと自覚しているし、その上でのメダルを目指した戦いだった。
また、8位という結果は見方によっては惨敗だが、少なくとも日本人ではトップ。他国の選手を入れても自身の上に7人しかいない順位。多少のデカイ口を叩く権利さえもあるかもしれない。