リバランス
「アセットアロケーションしてバイ&ホールドで…」という投資スタイルでは重要とされるものです。資産の比率をチェックして当初の配分とずれていたらリバランスしましょうとよく言われます。
しかし、投資ブログを見ていると定期的にリバランスをしている人はそんなに多くありません(私を含めて)。
何故か? 3(+1)個の理由が思い当ります。
【定期リバランスしない理由その1:毎月の拠出金でバランス調整している】
私も実行しています。
資産形成期には労働収入から資金を追加投資します。比率が下がっているアセットを重点的に買うことで当初の比率に戻します。
新規投入金額に対して投資済資産が大きくなると効果も弱くなりますが、総投資額が小さいうちはこれだけでかなり調整可能です。
例えば、毎月同額投資で60か月投資済みで損益±0の場合、今後12か月では投資済み資金の24%相当の額が追加投入されます。よほど大きくバランスが狂わない限りは、これで比率が下がっている資産を購入するだけで当初の比率を維持できます。
分散投資でブログを書いている人たちを見ても、それほど分散投資歴が長い人は多くありません。10年未満の人がほとんどのように思えます。毎月同額を投資し続けていたとして、10年間投資済みでも11年目の新規資金が元本の12%相当です。追加資金のみでのリバランスで対応できることは結構大きくなります。
【定期リバランスしない理由その2:そんなに大きく比率は変わらない】
昨今の金融危機では特に強まっている傾向ですが、資産の比率はそう大きく変わりません。
世界的に経済の先行きが怪しくなれば、日本の株も先進国の株もマイナスの影響です。逆もまた然り。外国債券と外国株式は共に同じように為替の影響を受けます。
確かに相場の変動によってアセットの比率は変わりますが、それほど大きくは狂わないものです。
1番目の理由で書いた「新規資金による調整」で対応できる幅に収まるケースがよくあります。
【定期リバランスしない理由その3:リバランスのアローワンス】
2番目の理由と一緒でもいいのですが、分けてみました。
個人投資家で寸分の違いもなく投資比率を守ろうという人はまずいないと思われます(機関投資家でも?)。
25%予定のアセットが26%になったらリバランスのため1ポイント分売却するという人はまずいないでしょう。27%でも…あまりいないのではないでしょうか。
「目標比率25%、30%を超えたら売却リバランス」という程度で考えている人が多いように思います。
【定期リバランスしない理由その4:めんどうくさい】
おまけです。
ふざけたような理由ですが、それなりの説明がつく理由です。まだアセットアロケーションが明確に決めきれていない人もいるでしょう。そんな人は明確なリバランスのターゲットがありませんし、厳密なリバランスをしないということが十分に考えられます。
「リバランスする比率にある程度の許容乖離幅を設けていて」、「大きく比率が変わらない中で」、「新規投入資金で比率が下がったアセットを多めに買っている」ならば、比率が増えたアセットを売却&比率が減ったアセットを買付するリバランスはあまりしなくてもいい状況にあると思われます。
※関連リンク:積立リバランスは資産運用初期段階のみ (高配当ETFで戦略的インデックス投資日記)
「アセットアロケーションしてバイ&ホールドで…」という投資スタイルでは重要とされるものです。資産の比率をチェックして当初の配分とずれていたらリバランスしましょうとよく言われます。
しかし、投資ブログを見ていると定期的にリバランスをしている人はそんなに多くありません(私を含めて)。
何故か? 3(+1)個の理由が思い当ります。
【定期リバランスしない理由その1:毎月の拠出金でバランス調整している】
私も実行しています。
資産形成期には労働収入から資金を追加投資します。比率が下がっているアセットを重点的に買うことで当初の比率に戻します。
新規投入金額に対して投資済資産が大きくなると効果も弱くなりますが、総投資額が小さいうちはこれだけでかなり調整可能です。
例えば、毎月同額投資で60か月投資済みで損益±0の場合、今後12か月では投資済み資金の24%相当の額が追加投入されます。よほど大きくバランスが狂わない限りは、これで比率が下がっている資産を購入するだけで当初の比率を維持できます。
分散投資でブログを書いている人たちを見ても、それほど分散投資歴が長い人は多くありません。10年未満の人がほとんどのように思えます。毎月同額を投資し続けていたとして、10年間投資済みでも11年目の新規資金が元本の12%相当です。追加資金のみでのリバランスで対応できることは結構大きくなります。
【定期リバランスしない理由その2:そんなに大きく比率は変わらない】
昨今の金融危機では特に強まっている傾向ですが、資産の比率はそう大きく変わりません。
世界的に経済の先行きが怪しくなれば、日本の株も先進国の株もマイナスの影響です。逆もまた然り。外国債券と外国株式は共に同じように為替の影響を受けます。
確かに相場の変動によってアセットの比率は変わりますが、それほど大きくは狂わないものです。
1番目の理由で書いた「新規資金による調整」で対応できる幅に収まるケースがよくあります。
【定期リバランスしない理由その3:リバランスのアローワンス】
2番目の理由と一緒でもいいのですが、分けてみました。
個人投資家で寸分の違いもなく投資比率を守ろうという人はまずいないと思われます(機関投資家でも?)。
25%予定のアセットが26%になったらリバランスのため1ポイント分売却するという人はまずいないでしょう。27%でも…あまりいないのではないでしょうか。
「目標比率25%、30%を超えたら売却リバランス」という程度で考えている人が多いように思います。
【定期リバランスしない理由その4:めんどうくさい】
おまけです。
ふざけたような理由ですが、それなりの説明がつく理由です。まだアセットアロケーションが明確に決めきれていない人もいるでしょう。そんな人は明確なリバランスのターゲットがありませんし、厳密なリバランスをしないということが十分に考えられます。
「リバランスする比率にある程度の許容乖離幅を設けていて」、「大きく比率が変わらない中で」、「新規投入資金で比率が下がったアセットを多めに買っている」ならば、比率が増えたアセットを売却&比率が減ったアセットを買付するリバランスはあまりしなくてもいい状況にあると思われます。
※関連リンク:積立リバランスは資産運用初期段階のみ (高配当ETFで戦略的インデックス投資日記)