りそな銀行が販売している投資信託で「毎月払出し」シリーズがあります。毎月分配型の投資信託ですが、他の一般的な毎月分配型の投資信託と異なる仕組みをもっています。
それは、毎月の分配金の金額が事前に定額で決められていることです。
毎月分配型投信には「運用会社が勝手に払戻額を決めてしまう」という致命的な問題がありました。
分配金が大きく引き下げられたり、客寄せのために分配金を増やしたり・・・と運用会社の都合で払戻金が決まっていました。
従来の毎月分配型の投資信託は上記のような致命的な問題がありました。
毎月分配型にニーズあるという主張の一つとして「リタイア/年金受給世帯が運用資産を取り崩して年金だけでは足りない分を補完するニーズがある」がありますが、そうであれば、従来の毎月分配型投信はそのニーズに応えてはいませんでした。
運用会社が勘案して分配金額を引き上げたり/引き下げたりするので、年金の補完として安定的に必要な額を取り崩すというニーズには応えられていませんでした。
上記は以前に示した純資産総額ナンバー1ファンドのフィデリティ・USハイ・イールドFの基準価額と分配金ですが、分配金の金額は運用と販売戦略の都合からコロコロと変わっています。これでは、仮に「リタイア/年金受給世帯が運用資産を取り崩して年金だけでは足りない分を補完するニーズがある」としても困る話です。
さて、上記のようなニーズがあるとすれば、それに応えるために設計されたのが、りそなの「毎月払出し」シリーズです。
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