吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)

投資信託を使った低コストインデックス投資/パッシブ投資(バイ&ホールドの国際分散投資)で資産形成を行っている一般サラリーマンの吊られた男が、主に投資やお金のことについて語るブログ。時々、投資やお金以外の話もします。



アベノミクス

GPIFは政策の道具にされてはいけない

pension

GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)は厚生労働大臣が理事長を指名して、その元で運用されています。
そのGPIFがここ最近嫌な形で注目を集めています。

財務相、GPIF「成長戦略改定する中で議論されるのが正しい」 (日経新聞)
麻生太郎副総理・財務・金融相は18日午前の閣議後の記者会見で、公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)について「成長戦略の改定作業を6月までに本格化するが、そのなかでGPIFの運用のあり方が議論されていくことが一番正しい」との認識を示した。GPIFは年内にも国債に偏っている資産構成の割合を見直す見通しだ。

昨年には有識者会議なるものから、さらに株式を買うなどリスクを取った積極的な運用にすべきという報告書も提出されています。
続きを読む







実体経済の改善を伴わない株価上昇でもバブルではないのです

野田政権→安倍政権の変更時から日本株が上昇基調で、「アベノミクス」は流行語を取る勢いです。
そして、「今の株価上昇が実体経済の改善を伴わないバブルだ」という批判まで出ています。

しかし、ここ3か月ほどの株価上昇を「実体経済の改善を伴わないバブルだ」というのは無理があるんじゃないだろうか。

株価は「決算が出るまでずっと横ばいで決算発表を受けて上昇/下落」という類のものではありません。
「噂で買って事実で売る」という格言もあるように、いろいろな情報から将来の変化まで事前に予想して株価は動きます。
実態がついてこない時点で株価が動くのは通常の株価決定メカニズムであり、バブルか否かという話ではありません。
この3か月ほどの株価上昇は将来の変化(景気回復)を予想すれば起こるような普通の株価変動であって、バブルというのは筋違いでしょう。

モーニングスターによれば3月1日時点のTOPIXの予想PERは20.56倍、予想PBRは0.67倍です。明らかに普通の評価基準では説明のつかない水準まで株価がいってしまうことがバブルであり、今のTOPIXはとてもバブルとは言えない水準です。 (※東証1部業種別データ)


●おまけ
今は期待感から株価が上がっていますが、結果が予想に応えるか裏切るかはこれから問われるところです。
イマイチの結果になれば株価が下落することも十分にあり得るでしょう。しかし、これは通常の株価の動きの範疇であって、バブルやバブル崩壊と呼ぶのは違和感があります。



私の著書 - ズボラ投資
「毎月10分のチェックで1000万増やす! 庶民のためのズボラ投資」
連絡先
私への連絡は下記メールアドレスまでお願いします
tsurao@gmail.com

tsuraolife_banner_s

follow us in feedly

にほんブログ村 株ブログ 投資信託へ


Recent Comments
ブログ内記事検索
PR
お勧め銀行・証券会社
■証券会社■
○SBI証券

○セゾン投信


■銀行■
○住信SBIネット銀行


■401k(確定拠出年金)■
○SBI証券
タグ
Archives