吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)

投資信託を使った低コストインデックス投資/パッシブ投資(バイ&ホールドの国際分散投資)で資産形成を行っている一般サラリーマンの吊られた男が、主に投資やお金のことについて語るブログ。時々、投資やお金以外の話もします。



アフリカ

計算方法改定によってGDPが従来値から5-6割アップする

2014年1月13日号の日経ビジネスの『世界鳥瞰』の"The Wrodld this Week"にで書かれていましたが、ナイジェリアがこの2月中旬にGDPの改定値を公表するとのことです。

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続・用途限定支援の欠点 その2

さらに調子に乗って「続・用途限定支援の欠点」の続きです。

アフリカ支援から日本の子育て環境支援に題材を移します。
高校無償化がありましたが、これにならって子ども手当のようなバラマキではなく、特定の項目へ支援したらいいという主張もあります。しかし、ここには注意が必要です。その支援対象によっては実効性が極めて乏しくなるケースがあります。

●高校無償化決定→学費値上げ
2010年度に高校の授業料を引き上げた高校が続出しました。報道によると、従来は年1%程度の値上げだったのが、2010年度は一気に5%値上げされたとのことです。

●出産一時金引き上げ→産婦人科が出産費用値上げ
出産一時金が38万円から42万円に引き上げられました。出産する人の経済的な支援が目的でしたが、この一時金引き上げに合わせて多くの産婦人科が出産費用を値上げしてきました。


上の2つは顕著な例です。結局入る金が増えても出て行く金も増えてしまっては、支援になりません。
仮に大学においても学費支援を行えば高校と同様な結果になる可能性があります。私学はそれだけ授業料を上げてくると思います。

目的を絞ってそこへ支給することはそれを生業とする業者は収益を伸ばすチャンスにもなります。
特定用途に限って支援するとした場合には、その支払先が値段を上げてこないかは重要な問題です。
かといって、値上げを禁止するような計画経済のような話は好ましい話ではありません。

用途を限定した支援の際の注意点です。



続・用途限定支援の欠点 (アフリカ支援)

子ども手当を題材にして、「用途別支援が狙った通りの効果を残せるわけではない」という話をしてきました。
 ※そういえば子ども手当 - その2
 ※[子ども手当]バウチャー等の用途限定は無意味

この話の本題は、アフリカなどへの援助です。
【参考】



アフリカ諸国では貧困が大きな問題です。ここへ世界が支援をします。
その時に「無条件でお金を渡すと支配者層の好きなように使われてしまって、貧しくて困っている人たちへはほとんど何も届かないことがあるからダメだ。インフラ整備や学校建設や農地拡大など特定用途にしか使えないようにしよう」と用途を限定した支援方法があります。国連主導のミレニアムプロジェクト等でも行われている支援方法です。
しかし、これが意味が無くダメだと『傲慢な援助』では散々にこき下ろされています。

アフリカへの用途を限定した支援も子ども手当の用途制限で危惧されていることと同じ現象が発生します。

支援が無くても、インフラ整備にも国庫から予算が割り振られていました。乏しいといわれながらも教育や食糧配給や農地支援の予算はゼロではありません。
そこに諸外国がその用途でお金を配ってくれた時に支配者はどう考えるか?
インフラ整備や教育のため支援資金を使えるので、従来国家から割り当てていたお金を減らします。その分だけ自分の懐に入れてしまったり、軍事費を増強して少数民族を弾圧の手をさらに強めたりします。結局はただの玉突き現象が起こって増えるのは権力者の取り分や抵抗勢力を弾圧する資金です。

国連などは、自分達が支援したお金が正しくインフラ整備や教育などに使われているので、満足です。その用途目的が限られた制度の中だけを見れば綺麗にお金が使われています。
しかし、実情はどうか。インフラや教育にかかる予算は増えず、権力者が豊かになって軍事費が増えて弾圧の圧力が強まっただけです。

このように用途を限定して支援をすれば効果が出るわけではありません。本当に効果を出そうとするのであれば全体をコントロールする必要があります。国際支援も国家予算も合わせて全部でいくらをどこに割り当てるかをコントロールできないとこのやり方はうまくいきません。しかし、強力な内政干渉になるので、そこまでやるのは難しいでしょう。

参考として挙げた『傲慢な援助』には、これでもかというくらいこの手の事例が挙げられています。



日本の電機大手も、アフリカ進出へ加速!?

電機大手、アフリカ開拓 ソニーや東芝、将来の成長にらむ
電機大手がアフリカ市場の開拓を本格化する。ソニーは2010年度に自社製品を扱う専売店を7割増やし、東芝はエジプトで液晶テレビ生産の検討に入った。
アフリカの09年の1人当たり国内総生産(GDP)は、産油国のリビアとアルジェリアで04年から約5割増加。南アフリカやアンゴラも中国を上回る。
日本企業も今更BRICsや新興国のように、収穫期に入ったところばかりではなく、次の場所を求めて進むのはいいことです。

しかし、BOPは去年あたりからHOTなテーマですから今でも遅いくらいです。他国のアフリカ進出も加速していることを考えると、今からこの規模の進出で太刀打ちできるのでしょうか?

欧州諸国はかつての宗主国というつながりを利用できます。中国は国と企業が一体となってものすごい勢いで乗り込んできます。日本の企業は彼らとの競争に勝てるのでしょうか。興味深いところです。



もし、アクティブ投資をするなら・・・

保有投信の整理もだいぶ進み、残っているアクティブファンドはインド株式モノだけになりました。これもETFへ移す予定で、基本はBuy&Holdですので将来的には100%インデックス投資になりそうです。
そんなパッシブ投資派の吊られた男ですが、仮にアクティブ投資をするなら何に投資するかを考えています。




今の有力候補はアフリカです。もう少し絞るとエジプトや南アフリカを除いたアフリカ、サハラ以南アフリカとも言われるエリアです。


私が将来性有りと見込んでいる地はインドですが、サハラ以南アフリカもインド同様に魅力的に見えすぎて仕方ありません。政治腐敗、衛生、治安、教育等の問題はいろいろありますが、それさえも魅力的に思えてしまいます。付け加えると、この地域への投資については自分もそのビジネスに参加したいとさえ感じてしまいます。


2008年には横浜で第4回のTICADIV(アフリカ開発会議)も開催され、大きな注目を集めました。
最近はサハラ以南のアフリカに関する本も多数出版されてもいます。


友人もサハラ以南のアフリカの刺激に魅力を感じていましたが、いいんじゃないかなー。



私の著書 - ズボラ投資
「毎月10分のチェックで1000万増やす! 庶民のためのズボラ投資」
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