吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)

投資信託を使った低コストインデックス投資/パッシブ投資(バイ&ホールドの国際分散投資)で資産形成を行っている一般サラリーマンの吊られた男が、主に投資やお金のことについて語るブログ。時々、投資やお金以外の話もします。



アセット・アロケーション

資産均等配分の人も、ミーン・バリアンス(リスク/リターン)を考慮しているのではないかな

アセット・アロケーション 8資産
インデックス投資ナイト2015で終了後に話題になったのは、第三部座談会 「アセットアロケーションの考え方ってどうすればいい?」
  • 時価総額比率
  • ミーン・バリアンス(リスク/リターンを考慮して決める)
  • 均等配分
その中で、特に例示としてeMAXISバランス(8資産均等型)の名前が取り上げられたせいか、妙にこのファンドが変な注目をされて話題に上がってもいました。(※なんでこのファンドが特に注目されたんだっけ?会場で映されたスライドがちょうど8資産のダーツになっていたからだったかな?)

しかし、参加しながら思っていたことですが、第三部座談会の中で話されていたような純粋な均等配分派ってそんなにいるのかということ。
続きを読む







2012年末時点のポートフォリオ確認

さて、2012年も終了しました。
そこで、2012年末時点のポートフォリオの確認をしてみます。(※投資した資金のみ)
Portfolio_201212


日本株式先進国株式新興国株式の3部構成メインで、少しだけ債券という構図は変わりありません。
比率は大雑把には以下のような感じで、日本株のウェイトが30%超と少し増えすぎた感じがあります。
 ・日本株:3
 ・先進国株:4
 ・新興国:3


ファンドの内訳は以下の通り。
【日本株式】
 ●ニッセイ日経225インデックスファンド ←追加購入対象ファンド
【先進国株式】
 ●SMTグローバル株式インデックス・オープン ←追加購入対象ファンド
【新興国株式】
 ●野村インデックスファンド・新興国株式 ←追加購入対象ファンド
 ●eMAXIS新興国株式インデックス
 ●Lyxorインド ETF
 ●NEXT FUNDSインド株式指数S&P CNX Nifty
 ●上場インデックスファンドS&P CNX Nifty先物(インド株式)
【先進国債券】
 ●PRU海外債券マーケットパフォーマー
【バランスファンド】
 ●セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド

管理口座及び投資商品の集約化を目指したいで口座/ファンドの整理を掲げましたが、2013年の目標ですね。

※参考:2011年7月末のポートフォリオ



重要だが、なかなか実行しないリバランス

リバランス

「アセットアロケーションしてバイ&ホールドで…」という投資スタイルでは重要とされるものです。資産の比率をチェックして当初の配分とずれていたらリバランスしましょうとよく言われます。

しかし、投資ブログを見ていると定期的にリバランスをしている人はそんなに多くありません(私を含めて)。

何故か? 3(+1)個の理由が思い当ります。


【定期リバランスしない理由その1:毎月の拠出金でバランス調整している】
私も実行しています。
資産形成期には労働収入から資金を追加投資します。比率が下がっているアセットを重点的に買うことで当初の比率に戻します。
新規投入金額に対して投資済資産が大きくなると効果も弱くなりますが、総投資額が小さいうちはこれだけでかなり調整可能です。
例えば、毎月同額投資で60か月投資済みで損益±0の場合、今後12か月では投資済み資金の24%相当の額が追加投入されます。よほど大きくバランスが狂わない限りは、これで比率が下がっている資産を購入するだけで当初の比率を維持できます。
分散投資でブログを書いている人たちを見ても、それほど分散投資歴が長い人は多くありません。10年未満の人がほとんどのように思えます。毎月同額を投資し続けていたとして、10年間投資済みでも11年目の新規資金が元本の12%相当です。追加資金のみでのリバランスで対応できることは結構大きくなります。

【定期リバランスしない理由その2:そんなに大きく比率は変わらない】
昨今の金融危機では特に強まっている傾向ですが、資産の比率はそう大きく変わりません。
世界的に経済の先行きが怪しくなれば、日本の株も先進国の株もマイナスの影響です。逆もまた然り。外国債券と外国株式は共に同じように為替の影響を受けます。
確かに相場の変動によってアセットの比率は変わりますが、それほど大きくは狂わないものです。
1番目の理由で書いた「新規資金による調整」で対応できる幅に収まるケースがよくあります。

【定期リバランスしない理由その3:リバランスのアローワンス】
2番目の理由と一緒でもいいのですが、分けてみました。
個人投資家で寸分の違いもなく投資比率を守ろうという人はまずいないと思われます(機関投資家でも?)。
25%予定のアセットが26%になったらリバランスのため1ポイント分売却するという人はまずいないでしょう。27%でも…あまりいないのではないでしょうか。
「目標比率25%、30%を超えたら売却リバランス」という程度で考えている人が多いように思います。

【定期リバランスしない理由その4:めんどうくさい】
おまけです。
ふざけたような理由ですが、それなりの説明がつく理由です。まだアセットアロケーションが明確に決めきれていない人もいるでしょう。そんな人は明確なリバランスのターゲットがありませんし、厳密なリバランスをしないということが十分に考えられます。


「リバランスする比率にある程度の許容乖離幅を設けていて」、「大きく比率が変わらない中で」、「新規投入資金で比率が下がったアセットを多めに買っている」ならば、比率が増えたアセットを売却&比率が減ったアセットを買付するリバランスはあまりしなくてもいい状況にあると思われます。


※関連リンク:積立リバランスは資産運用初期段階のみ (高配当ETFで戦略的インデックス投資日記)



積立投資はアセットアロケーションを崩す投資方法

今回はあくまで「一括投資できる状況で一括投資するか積立投資するか」の比較です。

どこかのサイトでも書かれていたことです(そのサイトを忘れました…)が、「一括投資 vs 積立投資」で積立投資が合理的ではない理由として、積立投資は狙ったポートフォリオ通りにならないというものがあります。


具体例で示します。手元に1000万円あったとします。
リスクとリターンを考慮してポートフォリオを考えた結果、以下のようなポートフォリオに決めたとします。現金で約半分を残して、残り480万は基本4資産に均等投資です。
 ・現金:520万円
 ・日本株:120万
 ・外国株:120万
 ・国内債券:120万
 ・外国債券:120万

ここで、投資に回す480万円を毎月20万円ずつ投資して24か月(2年間)で積み立てるとします。

1回目の投資を終えると以下のようになります。(手数料/運用損益は考えない)
 ・現金:980万円
 ・日本株:5万
 ・外国株:5万
 ・国内債券:5万
 ・外国債券:5万

これは当初目的としたポートフォリオと違います。2か月目になっても現金960万/その他各10万円ずつで目的としたポートフォリオとは大きく異なります。
このように、一括投資できるはずの資金を分割して積立投資することは、自らリスク/リターンを考えて決めたポートフォリオと異なるポートフォリオで投資することになります。
リスク/リターンにおけるアセットアロケーションの重要性を信じているならば、一括投資できる資金を分割して積立投資をすることはその流儀に反すとも言えます。


※定期的な収入からほぼ定額を投資する場合
給与所得者の場合など、月々の給与から投資資金を捻出して毎月●万円ずつ買うような積立投資になっている人は多いでしょう。
これは投資可能資金を遊ばせずにその時点における一括投資を繰り返す行為とも言えるので、「一括vs積立」における手持ち資金を分割して投資する積立とは別物です。



2011年7月末のポートフォリオ

ものすごく久しぶりのポートフォリオ公開(チェック)です。

前回は2010年3月末でしたので1年4か月も経過していました。
  ※前回のポートフォリオ紹介記事はこちら

比較できるように今回分(2011年7月末)と前回分(2010年3月末)の両方のグラフを並べてみます。

201107-Portfolio201003-Portfolio


(1)日本株
(2)先進国株
(3)新興国株
(4)国内債券
(5)先進国債券


一般的な上記のような分類でみると、債券が全体で5%→2%へと減って、日本株が23%→28%と増えた点が特徴的です。

ただし、私独自のインドを切り出す分類で見ると、インドの比率が21%→11%と約半減しています。この1年4か月の間にインド個別では追加投資せず、eMAXIS新興国株式の中に含まれている分だけだったため、このように大きく比率を下げています。
インド比率が低下し続けていますので、そろそろインド個別ETFの追加投資をしてもいい時期のようです。

※上記ポートフォリオに含めていない確定拠出年金と保険は先進国株社員持株会はアメリカ株となっているので、実際はもう少しだけ先進国株比率が上がります。



私の著書 - ズボラ投資
「毎月10分のチェックで1000万増やす! 庶民のためのズボラ投資」
連絡先
私への連絡は下記メールアドレスまでお願いします
tsurao@gmail.com

tsuraolife_banner_s

follow us in feedly

にほんブログ村 株ブログ 投資信託へ


Recent Comments
ブログ内記事検索
PR
お勧め銀行・証券会社
■証券会社■
○SBI証券

○セゾン投信


■銀行■
○住信SBIネット銀行


■401k(確定拠出年金)■
○SBI証券
タグ
Archives