吊られた男の投資ブログ (インデックス投資)

投資信託を使った低コストインデックス投資/パッシブ投資(バイ&ホールドの国際分散投資)で資産形成を行っている一般サラリーマンの吊られた男が、主に投資やお金のことについて語るブログ。時々、投資やお金以外の話もします。



アクティブ

もし、アクティブ投資をするなら・・・

保有投信の整理もだいぶ進み、残っているアクティブファンドはインド株式モノだけになりました。これもETFへ移す予定で、基本はBuy&Holdですので将来的には100%インデックス投資になりそうです。
そんなパッシブ投資派の吊られた男ですが、仮にアクティブ投資をするなら何に投資するかを考えています。




今の有力候補はアフリカです。もう少し絞るとエジプトや南アフリカを除いたアフリカ、サハラ以南アフリカとも言われるエリアです。


私が将来性有りと見込んでいる地はインドですが、サハラ以南アフリカもインド同様に魅力的に見えすぎて仕方ありません。政治腐敗、衛生、治安、教育等の問題はいろいろありますが、それさえも魅力的に思えてしまいます。付け加えると、この地域への投資については自分もそのビジネスに参加したいとさえ感じてしまいます。


2008年には横浜で第4回のTICADIV(アフリカ開発会議)も開催され、大きな注目を集めました。
最近はサハラ以南のアフリカに関する本も多数出版されてもいます。


友人もサハラ以南のアフリカの刺激に魅力を感じていましたが、いいんじゃないかなー。







インデックスが流行るとアクティブが有利になるって本当?

##今回は(も?)あまり厳密な計算はしていません。

「インデックス運用が流行ってメジャーになると市場が非効率的になってアクティブが有利になる。」

こんな話を聞きますが、これって本当なんでしょうか?




とある架空の市場を作って考えて見ます。
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(1)ある日の市場の時価総額は10兆円
(2)インデックス運用が追従するのはTOPIXのような時価総額インデックス(浮動株基準株価指数)
(3)インデックス運用が市場の9割。アクティブは1割のみ

1年後にこの市場の時価総額は12兆円になりました。時価総額に追従するインデックスファンドも2割増しになります。
========

手数料と配当を無視して計算してみます。

●インデックスのパフォーマンス
インデックス運用派全体の資産は9兆円→10兆8000億円と推移しています。

●アクティブのパフォーマンス
残りが非インデックス(アクティブ)投資なので、アクティブは1兆円→1兆2000億円です。

あれっ!???インデックス運用もアクティブ運用も+20%(コスト無視)で変わりありません。

ここからコストを引くとインデックス運用の方がアクティブ運用を上回ってしまいます。これでは、アクティブ運用が主流でインデックス運用がマイナーな現状と変わりありません。







市場が非効率的になると、その隙を突くようなアイデアで稼ぐ人が出てくる。でも、そのパフォーマンスも市場平均の構成要素なので、市場平均のパフォーマンスも上がってしまう。

インデックスがメジャーになって市場が非効率的になると賢いアクティブ派の人が賢くないアクティブ派の人から金を奪えるだけ。アクティブの総体とインデックスの総体を比較するとインデックス運用がメジャーになっても、アクティブ運用がインデックス運用を上回ることはできないように思う。
また、企業価値を反映しない取引がメジャーになるので市場全体として企業の成長の恩恵を受けられなくなることはありえるが、これでもインデックス運用が不利になるという話ではない。


これが結論だと思います。
それとも、私が何か見落としている点があるのでしょうか?

##インデックス運用がインデックスに追従できなくなるとか?



インデックス投資派としてセクター別ETFを評価する

少し前のニュースですが、野村から業種別のETFが17本設定されています。今日はちょっとこれについて私の考えを書いてみます。

NEXT FUNDS 食品(TOPIX-17)
NEXT FUNDS エネルギー資源(TOPIX-17)
NEXT FUNDS 建設・資材(TOPIX-17)
NEXT FUNDS 素材・化学(TOPIX-17)
NEXT FUNDS 医薬品(TOPIX-17)
NEXT FUNDS 自動車・輸送機(TOPIX-17)
NEXT FUNDS 鉄鋼・非鉄(TOPIX-17)
NEXT FUNDS 機械(TOPIX-17)
NEXT FUNDS 電機・精密(TOPIX-17)
NEXT FUNDS 情報通信・サービスその他(TOPIX-17)
NEXT FUNDS 電力・ガス(TOPIX-17)
NEXT FUNDS 運輸・物流(TOPIX-17)
NEXT FUNDS 商社・卸売(TOPIX-17)
NEXT FUNDS 小売(TOPIX-17)
NEXT FUNDS 銀行(TOPIX-17)
NEXT FUNDS 金融(除く銀行)(TOPIX-17)
NEXT FUNDS 不動産(TOPIX-17)

ETFはインデックス投資派の方の注目が大きいためか、私の感覚では、このラインナップにはやや否定的な意見が多いようです。「セクター別よりS&Pや他のメジャーな株式指数に連動するETFを!!」という声が多い模様。私もS&P連動やTOKの東証上場などを期待しています。

しかし、こんなETFを待ち望みながらも、セクターETF展開などの現在のETF展開を結構評価しています。
というのも・・・1点はリンクさせていただいているブレイクニーさんのブログへのコメントでも書かせていただきましたが、アクティブ投資として個別銘柄に投資する際にマーケット/セクターリスクを排除してその銘柄の成長リスクのみに専念する為に利用できるからです。
これは下落相場でも絶対利益を追求したいという場合には使える商品でしょう。
市場リスクをヘッジするだけでなく、セクターリスクのヘッジまで可能になるというのは大きいのではないでしょうか!?

次に私の持論としては「まずアクティブありき」です。
もう少し言うと「アクティブ投資があるからインデックス投資が存在する」で、市場に裁定の力が働いて効率的な市場になってこそのインデックス投資です。「アクティブ投資は太陽でインデックス投資は月」とでもいいましょうか。

そうすると、まずは太陽であるアクティブ向けの商品/ルールが整備されていくことはある程度仕方ないと考えています。むしろ、そうあるべきとも言えます。

そして、太陽が輝くことは月にとってメリットが無いとは言えません。例えばセクター別ETFの空売り+個別銘柄買いが可能になったことで、今まで市場やセクター全体のマイナス要因に引っ張られて「この会社は伸びそうだけど今は地合いが悪いから買い控え」となっていた銘柄を買って利益を出すことが可能になります。
そうすると下げ相場でも有力銘柄に買いが入る余地が増えそうです。
→これは市場の効率性を高める要素があります
(=インデックス派のメリットにもなるはずです)

その上でインデックス派の商品は追々整備されていけばいいのではないかと考えています。そして、いいインデックス商品が整備された暁には私もそれに投資させてもらう計画です。


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@吊られた男



私の著書 - ズボラ投資
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