ダイヤモンド・オンラインの「山崎元のマネー経済の歩き方」に『おカネ持ちになる考え方とは』という記事がありました。その中で、以下のような設定がされていました。
 学生向けに、おカネについて考えるための話を作ってみた。たとえば、会社に入って次の3人の先輩がそれぞれおカネについてアドバイスをしてくれたとすれば、どの先輩を師とするのがいいか?

 先輩A「毎月一定額のおカネを給料から先に差し引いて貯蓄し、残ったおカネで生活すべきだ。ある程度おカネが貯まったら、しかるべき方法で運用するといい」。

 先輩B「借金さえしない範囲なら、若い頃は小ガネを貯めるより、自分への投資だと思っていろいろな経験に使うほうがいい」。

 先輩C「おカネは早く大きな額で運用するほうが有利だ。近年はレバレッジ(実質的借り入れ)を使った運用手段も豊富だ。私の友人に詳しい証券マンがいるから、今度、一緒に話を聞きに行こう」。

私の個別の先輩の評価は山崎氏の評価に近いですが、個人的な一番の推奨は先輩Bです。AとBのどちらが優れているかは難しいですが、「いろいろな経験」のリターンは思いのほか大きいというのが私の感覚的な意見です。

「いろいろな経験」への投資が今の仕事での収益アップだけではなく、様々なリスクヘッジの可能性を高めます。「いろいろな経験」が運の良さを上げます。タダでさえ少ない若い時代の給料から貯蓄をしてしまうと、ある程度行動が制限されてしまい、運を上げるチャンスを逃す可能性があります。「いろいろな経験」には必ずしもお金が必要なわけではありませんが、お金を使うことも多いでしょう。

貯蓄の成果と「いろいろな経験」のリターンの比較は難しいのですが、それなら「一度しかない人生の若い時代にお金を使っていろいろな経験ができる」という点を取って、先輩Bのアドバイスに従いたいと思う次第です。(先輩Aの言うような人生を歩んできていないので、自己を正当化するポジショントークかも)