##間違いがあれば訂正コメントをお願いします
前回の続きです。
前回は「基準価額が低い方がたくさん口数を買えて割安」を検証して、これは間違いと書きました。
しかし、前回のケースは分配金を想定していません。分配金は「1万口当たり○円」となるので、口数が多い方がたくさん分配金が出て有利にも思えます。
本エントリーではこれを検証してみます。
分配金が毎月1万口当たり100円のインデックス投信2本を比較します。
##分配金は毎回変動するものですが、ここでは検証を
##簡単にするために1万口当たり100円で固定します。
・投信C:基準価額10000円、分配金100円
・投信D:基準価額15000円、分配金100円
・安田さんは投信Cを15万円購入しました(=15万口)
・高田さんは投信Dを15万円購入しました(=10万口)
1ヵ月後には共に2%の利益が出て分配金を出す日がきました。分配金が出る前の基準価額は
・投信C:10000円*1.02=10200円
・投信D:15000円*1.02=15300円
このようになります。
ここから1万口当たり100円の分配金がでます。そうすると安田さんと高田さんの分配金受取額は
・安田さん:100円*15=1500円
・高田さん:100円*10=1000円
安田さんの方が500円多く分配金を受け取れます。
「安田さんの方がお得!!」と思いませんか?
そう判断する前に、ちょっと待った。
分配金後の投信Cと投信Dの基準価額と安田さん・高田さんの投信の総額を見てみましょう。まず基準価額dです。共に100円の分配金を出したので
・投信C:10200円-100円=10100円
・投信D:15300円-100円=15200円
となります。
次に安田さんと高田さんの投信保有額を見てみます。
・安田さんの投信保有額:10100円*15=151500円
・高田さんの投信保有額:15250円*10=152000円
分配金とは逆で、分配金後の投信保有額は高田さんの方が500円多くなっています。
この差はどこから生まれたのでしょう?
これは支払われた分配金を見れば分かります。
投信A(安田さん)の方が分配金が500円多い
→投信B(高田さん)の方が分配金が500円少ない
→その少なかった500円は保有投信の中に残っている
こういうことです。投信Dは、投信Cと比較して分配金が少ない分だけ投信本体にお金が残っているのです。
言い換えると、投信Cは投信Dより多く投信を取り崩して購入者に還元しているのであって、運用での値上がり率が同じであれば、分配金をいくら出そうが投信Cと投信Dは資産総額としてはなんら変わりないことになります。
つまり、より多く現金化したか投信として持ち続けているかだけの違いで、「分配金が多くてお得」ということはありません。
●補足:複利の力
翌月も2%上昇と運用成績が同じだったとします。その場合、分配金と分配金後の投信保有額、累積損益は以下のようになります
【安田さん(投信C)】
今月分配金:1500円 (100円*15)
投信保有額:153030円 (10202円*15)
累積損益:156030円
【高田さん(D投信)】
今月分配金:1000円 (100円*10)
投信保有額:154550円 (15455円*10)
累積損益:156550円
なんと、共に毎月2%↑の運用成績を残している投信なのに投信Dの方が520円利益が多くなります。
これが複利の力です。
運用で利益がでる投信では、この複利の力がプラスに働くので、分配金が少なく投信内に留保する額が多いほど資産総額は増えます。
また、分配金受取時には税金がかかることがあるので分配金を再投資する場合、再投資できる金額は分配金より減ることが一般的です。
##通常、中長期的にマイナスになる投信を選択する
##ことは少ないと思いますので、基本的に複利の力を
##利かせたほうが資産は増えます
前回の続きです。
前回は「基準価額が低い方がたくさん口数を買えて割安」を検証して、これは間違いと書きました。
しかし、前回のケースは分配金を想定していません。分配金は「1万口当たり○円」となるので、口数が多い方がたくさん分配金が出て有利にも思えます。
本エントリーではこれを検証してみます。
分配金が毎月1万口当たり100円のインデックス投信2本を比較します。
##分配金は毎回変動するものですが、ここでは検証を
##簡単にするために1万口当たり100円で固定します。
・投信C:基準価額10000円、分配金100円
・投信D:基準価額15000円、分配金100円
・安田さんは投信Cを15万円購入しました(=15万口)
・高田さんは投信Dを15万円購入しました(=10万口)
1ヵ月後には共に2%の利益が出て分配金を出す日がきました。分配金が出る前の基準価額は
・投信C:10000円*1.02=10200円
・投信D:15000円*1.02=15300円
このようになります。
ここから1万口当たり100円の分配金がでます。そうすると安田さんと高田さんの分配金受取額は
・安田さん:100円*15=1500円
・高田さん:100円*10=1000円
安田さんの方が500円多く分配金を受け取れます。
「安田さんの方がお得!!」と思いませんか?
そう判断する前に、ちょっと待った。
分配金後の投信Cと投信Dの基準価額と安田さん・高田さんの投信の総額を見てみましょう。まず基準価額dです。共に100円の分配金を出したので
・投信C:10200円-100円=10100円
・投信D:15300円-100円=15200円
となります。
次に安田さんと高田さんの投信保有額を見てみます。
・安田さんの投信保有額:10100円*15=151500円
・高田さんの投信保有額:15250円*10=152000円
分配金とは逆で、分配金後の投信保有額は高田さんの方が500円多くなっています。
この差はどこから生まれたのでしょう?
これは支払われた分配金を見れば分かります。
投信A(安田さん)の方が分配金が500円多い
→投信B(高田さん)の方が分配金が500円少ない
→その少なかった500円は保有投信の中に残っている
こういうことです。投信Dは、投信Cと比較して分配金が少ない分だけ投信本体にお金が残っているのです。
言い換えると、投信Cは投信Dより多く投信を取り崩して購入者に還元しているのであって、運用での値上がり率が同じであれば、分配金をいくら出そうが投信Cと投信Dは資産総額としてはなんら変わりないことになります。
つまり、より多く現金化したか投信として持ち続けているかだけの違いで、「分配金が多くてお得」ということはありません。
●補足:複利の力
翌月も2%上昇と運用成績が同じだったとします。その場合、分配金と分配金後の投信保有額、累積損益は以下のようになります
【安田さん(投信C)】
今月分配金:1500円 (100円*15)
投信保有額:153030円 (10202円*15)
累積損益:156030円
【高田さん(D投信)】
今月分配金:1000円 (100円*10)
投信保有額:154550円 (15455円*10)
累積損益:156550円
なんと、共に毎月2%↑の運用成績を残している投信なのに投信Dの方が520円利益が多くなります。
これが複利の力です。
運用で利益がでる投信では、この複利の力がプラスに働くので、分配金が少なく投信内に留保する額が多いほど資産総額は増えます。
また、分配金受取時には税金がかかることがあるので分配金を再投資する場合、再投資できる金額は分配金より減ることが一般的です。
##通常、中長期的にマイナスになる投信を選択する
##ことは少ないと思いますので、基本的に複利の力を
##利かせたほうが資産は増えます
【関連コンテンツ】

でも、大まかなことは分かります。
1部目は最近自分でも分かり始めたことですが分かりやすく載せて頂いているので完全に賛同して納得しました。
この2部目については、分配金を多く貰っている人が投資という点で見た場合、損してるとはね・・・。まさに投信のトリックですな。
それを見破った吊る男さんはある意味真の投資家です。((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル