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確定拠出年金の運用商品数、35本を上限に 厚労省が案 (日経新聞)
 厚生労働省は10日の確定拠出年金(DC)制度の改革案を議論する専門委員会で、企業が従業員に提供する運用商品の上限を、35本にする方針を示した。個人型DCも、企業型と同水準の上限を設定する案を提示。2018年6月までに新制度を開始する。
この記事を書いている時点では社会保障審議会 (確定拠出年金の運用に関する専門委員会)に資料がアップされていませんので,報道記事のみで話をしますが,確定拠出年金の本数上限が、企業型確定拠出年金も個人型確定拠出年金(iDeCo)でも35本になるようです。
当初は10本くらいと言われていたことから考えると随分と多い印象です。日経新聞の報道では36本を超えるとパフォーマンスが落ちるということが書いてありますが,元々の議論では10本を超えてもパフォーマンスは落ちるという話だったので,36本という数字は金融期間に配慮した意図が見え隠れします。

10本では各アセットにアクティブファンド/インデックスファンドを1本ずつ用意するだけでも厳しい枠なので,10本よりも多くていい気がしますが,20本より多い数字を持ってきては商品選択を分かりやすくするという目的は骨抜きにされてしまっているように思えて仕方ありません。

本数制限の話は殆ど影響なしという結論になりそうです。



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