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ニッセイの低信託報酬ファンドがSBI証券の投信マイレージ対象外へ 〜そりゃそうだ (2015年11月18日)

先日、ニッセイアセットマネジメントが3つのインデックスファンドの信託報酬を引き下げました。
これら3ファンドの販売会社の取り分は0.065%〜0.105%まで低減しています。

一方、SBI証券の投信マイレージは投信保有残高の0.12%還元(SBIカードと連携利用時。1000万円を超えると2倍の0.24%)となっています。中にはポイントを失効する人もいるでしょうが、投信マイレージの仕組み込みで考えるとこれらのファンドは売っても儲からないファンドになってしまいました。
三井住友アセットマネジメントの低信託報酬インデックスファンドは、投信マイレージにとっては対象にするにしても対象外にするにしても毒であり、採用に踏み切れなかったんだろうなと思います。
以前にこのように書きました。

しかし,これから1年少し経ち,これを覆すニュースリリースがありました。


【2/1(水)より】投信マイレージがリニューアル!ポイントが貯まりやすくなります!
今までサービス対象外だった低信託報酬率のインデックスファンドなど一部の銘柄(当社指定銘柄)も対象となります。新たに対象となったファンドについては、月間平均保有額に関わらず0.05%のポイントが付与されるようになります!

付与されるポイントは保有額の0.05%相当と他ファンドと比較して半分(保有残高1000万円以上の場合は1/4)になりますが,従来は投信マイレージの対象外だったファンド達が全部投信マイレージの対象になりました。
なお,今回新しく0.05%の水準で投信マイレージに加わるファンドは以下のページで紹介されています。
投信マイレージサービス対象外の投資信託
    • ニッセイの<換金・購入手数料なし>シリーズ
    • たわらノーロード
    • 三井住友・DCシリーズ
    • iFreeシリーズ
    • EXE-i
これらの低信託報酬ファンドシリーズ達が対象になります。

以前にも書いたように低信託報酬ファンドともなるとただでさえ儲けは少なく,薄利多売どころか売っても儲からないことも在るでしょう。その中で,他ファンドの半分(1/4)であっても投信マイレージのスコープ内としたのは,投信販売の競争におけるSBI証券のアピールでしょうか。


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