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「NISAが来るぞ」と盛り上がっていた2013年にNISA(日本版ISA)もいいけど確定拠出年金も宜しくと書きました。確定拠出年金があまりにも知られずに活用されていなくて書いた内容です。

しかし,今年になって国民年金3号被保険者(専業主婦/主夫)も確定拠出年金加入可能へ 〜 確定拠出年金法等の一部を改正する法律案 成立という転機が訪れました。2017年から国民年金3号被保険者や公務員等へも拡大されることになりました。これを受けて確定拠出年金周りが騒がしくなっています。

ネット証券が本格参戦 - 楽天の参入&SBI証券の拡充

まず,ネット証券の大手である楽天証券及びSBI証券の動きは無視できません。特に楽天証券は新規参入です。

楽天証券の新規参入

楽天証券は確定拠出年金をやっていませんでしたが,新規参入してきました。しかも,かなり魅力的な条件での参入です。
    • 残高10万円以上で口座管理手数料が無料
    • 低信託報酬の投資信託のラインナップ
 →楽天証券の確定拠出年金

SBI証券の商品拡充

ネット証券の雄であるSBI証券も負けていません。楽天証券が低い信託報酬のファンドをラインナップしてくれば対抗してきました。以下のように矢継ぎ早に低信託報酬のファンドを投入してきます。
    • 10/4に「ひふみ年金」,三井住友DCの低信託報酬ファンド2本等,4ファンドを追加
    • 11/8にDCニッセイの2本,iFree1本の低信託報酬ファンド3本を追加

現時点での個人的な個人型確定拠出年金のお勧め金融機関は,このSBI証券楽天証券のどちらかです。(ネット証券が不安なら,野村證券かりそな銀行)



独立系投信も続々と確定拠出年金へ参加

レオスはすでに他販社に商品を卸していましたが,独立系投信も続々と個人型確定拠出年金へ参入を表明しています。

大手の中でも動くところが

ネット証券等の迅速な動きと比較すると遅いように見えますが,大手でも個人型確定拠出年金の拡大を見越した動きがあります。


2017年は確定拠出年金の夜明けとなるのでしょうか?


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