
ワインファンドのVIN-NET(ヴァンネット)が破産手続き開始、最もヴァンネットを宣伝していた内藤忍氏は?の続きです。
目まぐるしく変わる内藤忍氏のお勧め投資対象
マネックスユニバーシティを止めて以降の内藤忍氏のお勧め投資先は目まぐるしく変わっています。●〜2011年
内藤忍氏は最新著書で海外不動産投資(とワイン投資)を薦めていますが…で取り上げましたが、2011年には金融資産100万〜1億円、30代〜60代と幅のある顧客からの相談に対して、ペーパーアセットのみを推奨しています(不動産もREIT)。資産5000万円以上の人に大しても一切不動産は推奨していません。インデックス投資を強く推奨されていた頃です。
その一方で2010年に『不動産投資×証券投資 最強のハイブリッド投資術』という本を出しているように不動産投資にも踏み込みだした時期であります。
●2013年
2011年にマネックス・ユニバーシティを去ってから加速します。
不動産も海外不動産を中心にすえ、他にもワイン投資というジャンルが登場します。
内藤忍氏は最新著書で海外不動産投資(とワイン投資)を薦めていますが…で取り上げましたが、『貯金が1000万円になったら資産運用を考えなさい』という本を出版し、この中で3000万円/5000万円/1億円では「1000万円をペーパーアセットでそれ以外は海外不動産(とワイン)へ投資」というポートフォリオをお勧めしています。
不動産でも国内不動産は全くなく、海外不動産です。もともと国内不動産で不動産投資を始めて、その後に海外不動産に魅せられた時期ですので、海外不動産が光り輝いていています。インデックス投資ナイトに登壇者として登場した際にも会場で海外不動産視察ツアーのビラを配っていた頃です。
そして、ワイン。ワインは資産の1割ということですので、1億円以上からは証券投資よりもワインの比率の方が多いポートフォリオを推奨しています。
●2015年〜2016年また2年ほどが経って大きく変わっています。「1000万円分のペーパーアセットの他は海外不動産とワイン」と言っていた内藤忍氏が国内不動産にだいぶ軸足を移しています。
Shinoby'S Worldで書かれている内容を見るとその傾向が顕著です。最近の投資ネタの多くが国内不動産に関わるものです。
非常に危うい内藤忍氏のブランディング
上記の変遷を見ても分かるように、内藤氏は推奨投資=自分の飯の種とされています。(良いから勧めるとも言えるでしょう)
しかし、ブランディングが非常に危うい。
まず、ヴァンネット(VIN-NET)という詐欺ワインファンドを積極的に宣伝していたということは大きな痛手です。あの詐欺ファンドを勧めていた…という枕詞がつくことになります。
また、海外不動産投資についても自分は海外不動産投資について無知であるということを告白しています。
デベロッパーや銀行との手続きの意味が分からないレベルで他人にカンボジアの不動産投資を勧めるというのはブランディングとして大丈夫でしょうか。
しかし、ブランディングが非常に危うい。
まず、ヴァンネット(VIN-NET)という詐欺ワインファンドを積極的に宣伝していたということは大きな痛手です。あの詐欺ファンドを勧めていた…という枕詞がつくことになります。
また、海外不動産投資についても自分は海外不動産投資について無知であるということを告白しています。
その後、今度はデベロッパーの事務所に行って、売買契約書や支払の際の領収書などを渡します。ナゼ、デベロッパーに手続をしてもらうのか意味がわからないのですが、弁護士が同行してくれるので、専門家にお任せして言われるままに手続します。
最後は、カナディア銀行の本店に行きました。銀行と登記とどう関係あるのか?これもまた意味がわからないのですが、ここも弁護士同伴で銀行の応接室で書類のチェックをして、登記費用などを支払うと、手続終了になりました。
カンボジアの不動産登記は、とっても不思議な経験だった (Shinoby's World)
デベロッパーや銀行との手続きの意味が分からないレベルで他人にカンボジアの不動産投資を勧めるというのはブランディングとして大丈夫でしょうか。
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とくに商品、しかもワインに資産1割も・・て、驚愕です。(いくら1億円以上の富裕層とは言え、損失は他の資産ではカバーしきれない)
しかもよくわからない資産(カンボジア不動産)を何となく投資するなんて、誰が見ても不思議な話です。
(現地の業者にとって、お金を持っている彼がカモなら不思議な話ではないですが)
なんか、残念だな。 年3%くらいのリターンで我慢するのがインデックス投資家じゃないのかな。
これじゃ単なるアクティブ投資家、しかも出来の悪い方の。