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バンガード-長期・分散・低コスト- 2016年バンガードETF™・米国籍投信経費率改定のお知らせ
定期的に行われていますが、つい先日もバンガードのETFの経費率改定のお知らせがありました。この中でバンガードの各種ETFの経費率の情報が掲載されています。
経費率=Expense Ratioで、これはバンガードが得る報酬に加えて各種コストが加わったものであり、日本の投資信託などで言われる「実質コスト」に相当します。
経費率(Expense Ratio)はわかったけど、バンガードの取り分(信託報酬)はいくらなの?
さて、トータルのコストは分かりましたが、日本の投資信託の信託報酬に相当するバンガードの取り分はいくらなのでしょうか?日本では知名度の高いバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)で確認してみます。
VTの経費率と信託報酬
バンガード-長期・分散・低コスト- 2016年バンガードETF™・米国籍投信経費率改定のお知らせにあるように経費率は0.14%です。そのうち、バンガードの取り分である信託報酬はいくらなのでしょう。これはProspectusに記載されています。
以下は2016年2月26日のVanguard Total World Stock ETF Prospectusにある記載です。
バンガードが受け取る信託報酬(Management Fees)は0.11%です。そして、0.03%がその他にかかるコストです。
日本の投資信託の低コスト化の参考になる
バンガードの信託報酬は日本の投資信託の低コスト化がどこまでできそうかの良い参考になりそうです。アットコストという理念のもとに、極力低コスト化に努めつつ、持続可能性も考慮しているバンガードの水準はどこまで低コスト化が可能かという指標になるでしょう。【関連コンテンツ】